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私にコーヒーをおごってほしい - エンジニアと報酬・対価について考えた

Last updated at Posted at 2021-05-12

表題に他意はなく、単に興味を持った「Buy me a coffee」を日本語にしたらそういう感じなのかな、というところです。記事の結論を先に書くと「金銭」とまでは言わずとも、「お礼」や「応援」の気持ちは、普段から開発者同士もっと表明して送っていきたい。そういう気持ちを改めてもったという話。

Buy me a coffee、Qiita記事でも紹介されていた。以下。

モノの試しに自分でもBuy me a coffeeアカウントを作ってみた。しかし何かを作ることとお金、もう少し話を広く表現すると「報酬」「対価」の話は各媒体、それぞれ戦略や考え方がある。

「お金を稼ぐ」ことにまつわる各コミュニティ等のお話

例: Qiita

実際、そういえばとおもったのでQiita本営へ問合せた。Qiitaに投げ銭サービスリンクは貼れるのか。端的に以下回答を頂いた。

アフィリエイトや欲しいものリスト、投げ銭を受け付けることの出来るURLやQRコードを掲載する、あるいは、掲載されている他サービスへのリンクを設置することは、利用規約( https://qiita.com/terms )第11条の「客観的には事実上、広告・宣伝や商用を目的とした勧誘と認められる行為(検索サイト最適化又はアフィリエイトを目的とする投稿行為を含むがこれに限らない)。」の客観的に広告・宣伝や商用を目的とした勧誘と認められる行為に該当

先の Buy me a coffee のようなサービスへのリンクを例えば添えるような行為は果たしてアリなのか?それはNGだという話である。これにかんして良いとも悪いとも思わないが、それがQiitaの現時点での戦略なのだなあという感想。私はQiitaという場をそれなりに楽しませていただいてもいる。

例: Zenn

一方のZenn。こんな記事を見る。またコミュニティ自体に説明がある。

「情報を発信するエンジニアが対価を得られるように」。

例: note

こちらはエンジニアに限らないが、note。そのままなのでコメント割愛。

例: Buy me a coffee

で、GitHubでバナーをよく見ていたので興味を持った。

一方こんなお話も見つける。

世間話: Babel

トランスパイラ「Babel」の開発チーム、「何百万人にも使われているのに、なぜ私たちの資金は尽きようとしているのか?」。資金難により寄付を訴え

ちょうど読んだニュースです。

世間話: Wikipedia

同じく思い出す話題。

世間話: Docker

鯨さんにはお世話になっている。

Docker社にはDockerというかコンテナがここまで広まったのにビジネス的には成功出来てない不遇の位置にいるので、きちんとこういう方法で儲けて欲しい

この気持ちではある。

思い出話: 「夢だけじゃ腹はふくれない。」

小さい頃に藤子不二雄の「エスパー魔美」という漫画を読み、その話の一つで出てきた印象的な一節である。
エスパー魔美 7 | 藤子・F・不二雄 | 【試し読みあり】 – 小学館コミック
売れない小劇団に所属することをあきらめ辞めていく青年のセリフ。うーん、伝わりづらい気もしますが、「何かを作る」人間にとって、きれいごとではないのがお金でもある。

感想

儲けたいのではない、使ってもらいたいからこその無償提供、かたやそんなのは綺麗事であるからこその課金。以下、お金の話と比較しては飛躍しすぎているように聞こえてしまう部分もあるかもしれません。

しかし「人を応援する」という気持ちはもっと大切にして良いのかもしれないと反省します。実際に身銭を切ることをしないにせよ、面白い記事を見つけ役に立ったらLGTMを押す、は私にもできます。価値あるものに見返りを送れる仕組み、報酬、対価とは言い切れなくてもせめて応援する気持ちを送れる仕組みは、開発者の世界を盛り上げるアクションの一つとして普段のお仕事から意識していきたいなと感じます。それで「良いコミュニティ」が盛り上がるなら。

その点コーヒー1杯というちょうど良さを表現している Buy me a coffee はなるほどなと思ったし。

会社でもSlackのリアクションだとかから始めないとなあという気持ち。エンジニアと報酬・対価。いかが感じるところでしょうか。なにがしか参考になればさいわいです。

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