この記事は、7zbsonファイルでのneos(NeosVR)向けアバター配布がどういうものか簡単に説明するために用意しました。
Boothなどで有償配布しているアバターのneos対応を検討されている方向けの記述が主になります。
7zbsonファイルとは
neos(NeosVR)においては、ドラッグするとneosに特定のアイテムを呼びだせる特殊なファイルと思っていただいて問題ありません。
厳密にいえば一部はサーバー上の領域から呼び出すと聞いています。
その為、この中に全てのデータが含まれているわけではありませんのでこれを解析してどうにかするといったことは難しいと思います。
サポート体制
NeosVRのアバターの設定や使い方の不明点については、
日本のコミュニティでDiscordを用意してそこで解決してもらう体制をとっています。
Discordリンク(NeosJapan内「アバター設定・利用のサポート窓口」)
https://discord.com/channels/673668075718967296/1025960979709833216
配布ファイルの使い方
こちらの記事をご覧ください。
https://qiita.com/e1ght3/items/eb5c9e52276e100a4009
機能
・盗難防止のプロテクションを自動的に付与
アバター所有者以外がアバターを着たりインベントリに保存できなくする機能がNeosVRにあり、
取得時に自動的に設定されます。
・ドラッグとボタンを数回押すだけの簡単取得
アバターは全て設定済みなので、改変目的以外では追加の設定作業は不要です。
・(任意で追加可能)7zbsonファイルドラッグ時に表示されるパネルに各種情報を表示できます。
(上が各種情報をありにしたの場合、下記がなしにした場合)
・(任意で追加可能)コンテキストメニューからいつでもアバター情報を参照できます。(表示される内容は上記機能と同じ)
・安全なアバター導入環境をサポート
ボタン操作時に第三者にアバターを盗まれないように、
「プライベートワールドでかつ一人の時」以外に導入すると下記のようなエラーパネルになり弾かれる防衛機能も設定することも可能。
7zbsonファイルを追加するメリット
・neos(NeosVR)へのアバターの持ち込みが圧倒的に簡単になる
→ドラッグしてボタンクリックだけなので凄く簡単。
通常はFBXファイルを読み込んでneos内でアバター化の設定が必要になり、慣れていないとUnityやBlenderを使う以上に大変な作業になります。
・ユーザーが取得した時点で自動的にプロテクトされた状態になっている
→自力でのプロテクト設定も可能ですが、こちらの作業も慣れていないと難しいです。
導入すれば自動でアバターが保護されるのは、やれる事の範囲がとても広いneosでは大きな利点です。
・今後「neos(NeosVR)にはこのアバターで入りたい」というユーザーの購入動機になりうる。
→現状neos(NeosVR)の利用者が少ない為、直ぐに売り上げ数が向上するわけではないですが、オマケとしてこのファイルがあるかどうかでユーザーが購入するきかっけにはなりうるかと思われます。
7zbsonファイルを使うデメリット・リスク
・プロテクト機能も含めてセキュリティは完ぺきではない
検討されている方には一番考慮いただきたい点になります。
配布用のパネルアイテム自体は基本プロテクトされてますし
ボタンを押してアバターが出現した時点で所有者以外が使えないようプロテクトもされますが、知識のある方なら自分でアバターにかかったプロテクト外してしまうこも出来ますし、他のユーザーに騙されて知らずに外してしまうというケースも今後考えられます。
ただ、プロテクトを外したところでアバターとしてのデータはneos(NeosVR)外には持ち出せません。(現状は強引に持ち出してもまともなデータにはならないのでFBXなどからインポートして自力で設定したほうが簡単)
FBXやUnitypackageなどを同梱して配布している場合は、購入者を信頼する前提という意味では同程度のリスクがあると捉えていただいて問題ありません。
・今後使えなくなる可能性がある
7zbsonのドラッグからアイテムを読み込む機能は、ロードマップにはありませんが今後の更新で使用不可になる可能性があります。
代替手段があればそちらへの切り替えの相談をいたしますが、
それもできない場合は7zbsonファイルの削除とショップページの更新をお願いする形になります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。