■ はじめに
ノートPCが突然動かなくなった…こんなことってありますよね。
私も以前参画していたプロジェクトでお借りしていたノートPCがある朝急に電源が入らなくなったり、
電源アダプタに接続しているにも関わらずバッテリー残量が減ってしまうといったことが数回発生しました。
電源アダプタの不良と考え慌てて代替品を購入してみましたが解決せず...。
プロジェクトが逼迫していたこともあり、大変焦った記憶があります。
実はこれ、「帯電」が原因である可能性があります。
今回は、帯電とは何か、そしてその解決方法を解説していきます。
■ 目次
1. 帯電って何?
「帯電」というのは、電子機器に不要な静電気が溜まってしまう現象のことです。 ノートPCやスマホなど、精密機器に静電気が溜まると、動作不良や起動しないトラブルが起こることがあります。
日常的に使用していたり使っていないときでも、部屋の湿度や服の素材などによって静電気が溜まってしまうこともあるんです。
2. 帯電が原因で起こるトラブル
帯電が原因で発生するトラブルとしては、以下のようなものがあります。
- 電源が入らない
- バッテリーが充電されない
- フリーズする、動作が遅くなる
もし、突然PCが動かなくなった場合、まずは帯電が原因かどうかを疑ってみると良いでしょう。
3. 帯電を解消する方法
では、具体的にどうやって帯電を解消するのか? 以下の手順を試してみてください。
1. 電源ケーブルとバッテリーを外す
バッテリーを外してから静電気を帯びない場所で5~10分ほど放置して、帯びている電気を放電させます。
ノートPCでバッテリーが取り外せない場合には電源ケーブルを抜き、同様の処置をとります。
通電をさせないということがポイントです。
2. 電源ボタンを30秒ほど押し続ける
こちらは過去に試したことはない手順となりますが、電源ボタンを長押しすることで、内部に残っている静電気を放出できることもあるようです。
3. 電源ケーブルをつないで起動
上記が完了した後再度電源に接続し、電源ボタンを長押しします。
使用している端末にもよりますが反応までに30秒ほどかかるものもあります。
またバッテリーが取り外せる端末の場合には、バッテリーを戻す前に電源ケーブルをつないでPCを起動してみましょう。
無事に動けば帯電が原因だったことが分かります。
4. それでも動かないときは?
もし上記の方法で解決しない場合は、帯電以外に原因があるかもしれません。
次のステップとしては、メモリの抜き差しや、最終手段としてカスタマーサポートへの連絡を行い修理センターに持ち込むことを検討しましょう。
5. まとめ
ノートPCが動かなくなったときは、まず「帯電」を疑ってみてください。
有償での修理やサポートを受ける前に簡単に解決できる場合が多いので、上記の方法を試してみましょう。