#Arduinoで小さい電圧計を作ってみた(Grove化)
##1.はじめに
Arduinoで電圧計を作成すること自体は他のサイトで既に行われており、私もそのサイトを参考にすることで無事作成することが出来ました。
参考サイト:http://hsh.s2jp.com/2011/09/arduino-voltmeter/
電圧計は、太陽発電してバッテリーに充電しているので、電圧を測り電池残量を計測するために作成しました。
また、Arduinoなどを入れるケースを小さくしたかったため、小型化に挑戦しました。
##2.ブレッドボードでテスト
サイトを参考にしながら正常に動作するかテストしました。
最初はブレッドボードに仮で作成しましたが、回路が間違っていたため、思った結果になりませんでした。
抵抗の種類が悪いのかなど関係のない箇所をずいぶんと調査してしまいました。
(おかげで抵抗の 1/4wとか1/2wとかの仕様の意味がわかりました。性能を保証できる電力量だったんですね。)
改めてサイトの回路を参考に電圧計を作成し、テストを行ったところ問題なく電圧を測ることが出来ました。
##3.小型化
まずは回路図を元に小型化が出来ないか手書きでスケッチを行ってから製造にかかりました。
###小型化のポイント
・Arduinoとの接続ケーブルは取り外し可能にしたかったのでコネクタを作成。
※コネクタは自作しました。専用の圧着ペンチを使うことで端子を固定できます。
圧着ペンチはケーブルの太さ、端子の太さを確認して少し大きめまで圧着できる工具を購入すると良いと思います。
・接続コネクタのArduino側はGroveシールドのA0と接続するように作成。
・電源(バッテリー)との接続も取り外し可能にするためターミナルブロックを使用。
完成写真
##4.テスト
動作テストを行いました。
①テスターを使い、各端子が通電しているかチェック。
②通電してはいけないところがつながっていないかチェック。
③Arduinoを接続、電圧を測ってみて正しい値が取得できているかチェック。
テスターで計測:1.32v
自作の電圧計で計測:1.28v~13.0v
電池残量の増減を知りたいだけなので、今回はこの精度でOKとしました。
###テストコード
※今回は3.3vでArduino MEGAを動作させているので、参考サイトの電圧数だけ変更(5vから3.3v)にしています。
void setup()
{
Serial.begin(9600UL);
}
void loop()
{
double value = analogRead(A0);
value *= 3.3;
value /= 1024;
value /= 30;
value *= 130;
Serial.println(value);
delay(1000);
}
##5.まとめ
参考サイトがあったおかげで無事に電圧計を作成することが出来ました。
電圧計の小型化は小さくしすぎたため、放熱などが少し心配です。次作るならもう少し余裕のある大きさで作成したいと思います。
ハンダ付けや端子の圧着ペンチの扱いなど工作技術が少しずつ向上してきました。
電子回路の知識はまだまだですので、少しずつ勉強して行きたいと思います。