最近の軽量Linuxの世界
Dockerコンテナ界隈で別の意味で盛り上がっている軽量Linux。
もともとは、古いPCで快適に使えるOSとして、いろいろとした取り組みがあるもの軽量Linux まとめの例.
Docker学習の"母艦"となる軽量OSが欲しいと思い調べてみたところ、
いろいろ成熟した選択肢が定着していること(LinuxMint/Lubuntu etc.)からマニアな人があえて書くほどでなったためか、あるいは、業務系な世界とは真逆の趣味的な話が強いために書くのが面倒なのか
ネット上でお試しレポートが少ないと感じた。
Windows10とのデュアルブート環境として、LinuxMint/Lubuntuと同様にUbuntuベースなWattOSを試して見たところ、日常使いもいけそうな快適さだったので少しだけレポートを。
WattOSインストール例
結果を箇条書き的に。
インストールそのものはWattOS R9のものを参考にしてほしい。
Ubuntuベースだけにインストール時からwifi接続にはまったく問題はなかった。
一通りインストールしたのちのディスク使用量は3.5GB
元々入っているFirefox,メディアプレ-ヤーの他、
apt-get installで、Docker,エディタ(atom),日本語龍力環境(iBus+Anthy(親指シフト))、便利スクリーンショットShutterなどをインストール後:
$ df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
udev 3.9G 4.0K 3.9G 1% /dev
tmpfs 787M 1.1M 786M 1% /run
/dev/sda4 11G 3.5G 6.9G 34% /
none 4.0K 0 4.0K 0% /sys/fs/cgroup
none 5.0M 0 5.0M 0% /run/lock
none 3.9G 6.1M 3.9G 1% /run/shm
none 100M 8.0K 100M 1% /run/user
/dev/sda2 281G 242G 39G 87% /windows
※apt-get clean後
Windows側のNTFSをファイル置き場にした
AndroidStudioとかwindows.oldとかのせいで、もう87%もディスク使ってしまったといいつつ、まだ40GB近く容量に余裕があるndows側のNTFSを、/windows以下のファイル置き場とした。
windows側のMP3/動画も一通り使えて快適。
この設定は、Ubuntuと同様にインストール時に行う。
日常使い時のメモリ使用量は2GB程度
古いPCに入れる方はこのあたりしゃかりきに削るのだろうが、普段AndroidStudio+エミュレータで8GBの壁と戦っているwindows機なので、ディフォルトのLXDEのまま富豪的に使っている。
Windowsでの消耗に疲れた晩にどうぞ。
WattOS R9、Windows10上でVMware/virtualbox/hyper-V的な何かを使っている方なんかにおすすめしておきたい。
windowsキー+D / windowsキー+Rなどのショートカットもそれなりに使えたりする。
なんといっても起動とOSアップデートが圧倒的に軽い。
LXDE版WattOS R9のデスクトップ画面を、わざとらしくさらけだしておく:
もちろん多少不満なところもあったりするのだけれど、WattOSだけで一晩過ごせと言われても何とかなる感じ。