用意するもの
今回は接続先PCとして中古の小型PC(OptiPlex-3060 Micro)を使用しました。
HDMI仮想コネクタは1個800円以下で入手可能です。
- 接続先PC
手順
0.事前準備
接続先PCにUbuntuをインストールする方法は以下を参照ください。
OptiPlex-3060 Microの場合、Boot Menuは電源を入れて「F12」キーを連打すると入れます。
1.自動ログイン設定
GUI画面から以下を開き、自動ログイン設定を行います。
Setting → System → User
ロックを解除し、以下を設定します。
- Automatic LoginをON
2.RDP設定をONにする
Ubuntuのインストールが完了したら、GUI画面からリモートデスクトップ設定をONします。
Setting → System → Remote Desktop
- Desktop SharingをON
- Remote ControlをON
- Passwordを設定
ONにするとキーリングのパスワードを設定しろという風に言われますが、何も入れずに空白にしておきます。ここで入力してしまうとRDP用のパスワードがログインする際にコロコロ変わり、RDP接続ができなくなるので注意です。
※もし誤ってパスワードを入れてしまった場合はこちらを参照ください。
3.スクリーンロックの解除をする
Setting → Privacy&Security → Screen Lock
- Brank Screen DelayをNever
- Automatic Screen LockをOFF
- Lock Screen on SuspendをOFF
4.スリープ設定をOFFにする
コマンドプロンプトを開き、以下を入力します。
sudo systemctl mask sleep.target suspend.target hibernate.target hybrid-sleep.target
これでスリープ機能の解除ができます。
5.HDMI仮想コネクタの装着
接続先PCを一旦シャットダウンし、HDMIケーブルをHDMI仮想コネクタに付け替えます。
6.デスクトップの解像度設定
電源を入れて、別PCから接続先PCにリモートデスクトップ接続し、接続ができたら完了です。
初期解像度が4Kになっている可能性があるため、接続元PCの解像度に合わせて設定ください。今回はFullHD(1920x1080)に設定しました。