はじめに
2022年1月にITILファンデーション 2011を受験し、満点で合格できました。
同じ試験を受ける方の参考になればと思い、記事を書きます。
先に結論だけお伝えすると、クラムメディアの問題集をやることを強くオススメします。
教材
以下3点の教材を利用しました。
1.参考書
通称「黄色本」と呼ばれているものです。他にもいくつか参考書がありますが、これ1冊買えば間違いないと思います。
2.Ping-t
ユーザ登録をすれば「無料」で問題集を利用することができます。他にもLinuCやCCNAなどの試験問題も取り扱っています。
3.クラムメディア
こちらは問題集です。「購入してから~日間利用できる」といった形式なので勉強時間が十分に確保できるタイミングで購入しましょう。
勉強方法
まずは、「黄色本」を読んで試験の全体像を把握するところから始めました。
最初から全部暗記するペースで読んでいるとモチベーションの維持ができないので流して読むようにしてました。
読んだ後は、辞書変わりとして活用していました。
次にPing-tの問題集をやりました。
各問題の解説がしっかり書かれているので非常にオススメです。
また、「未出題」「ミス」「ヒット(1回正解)」「コンボ(連続で正解)」で出題設定ができるなど使い勝手がよかったです。
問題は全部で318問あり、最終的には全問コンボの状態になるまでやりました。
最後にクラムメディアの問題集をやりました。
有料なので購入するか悩みましたが、試験に落ちて受験料が無駄になるリスクが怖かったので購入しました。
Ping-tとは違い、解説が十分に書かれていないので間違えた問題は黄色本で確認していました。
過去に同じ問題集を購入した方の解説メモが見れます。よく書かれているメモもあれば、いたずら書きのようなメモもあります。メモに「黄色本 P.~~」と書かれている問題もありますが、発売された黄色本によってページ場所に多少の誤差はあるためご注意ください。
約200問ほどあり、模擬試験モードで90%とれるくらいまでやりました。
試験について
コロナ禍ということもあり、オンラインで受験をしたかったですが、テストセンターでの受験しか受け付けていないようです。
私はピアソンVUEで予約をしました。都内のテストセンターであれば、平日だけでなく土日に開催しているテストセンターもありました。
ちなみにITILファンデーションの出題形式は以下のとおりです。
・出題数:40問
・出題形式:4択
・試験時間:60分
・合格基準:26問以上の正解(65%)
・持ち込み:不可
・受験前提条件:なし
英訳の影響か日本語が不自然な問題がありました。AWSの試験では試験中に英語と日本語で切り替えができますが、ITILファンデーションでは、それができないのでご注意ください。
クラムメディアの問題集で日本語が不自然なものがあったのですが、実際の試験を模しているものなのだと納得しました。
試験は、全問見直しする時間を含めて15分程度で終わり、かなり余裕をもって終わりました。勉強をして試験に臨む方ならば、試験時間が足りなくなるようなことはないと思います。
また、クラムメディアの問題集と似た問題が出題され、即答できる問題が多かった点も試験が速く終わった理由の1つだと思います。問題の半分近くはクラムメディアの問題集と似た問題だった記憶です。
試験結果はテスト終了時にすぐ発表されます。テスト終了のボタンを押すときは毎回緊張します。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。ITILファンデーションの勉強を通じて、システム設計、構築、運用の検討時に必要な基礎知識を学ぶことができました。特にPing-tの問題解説がとても親切なのでよい勉強になりました。同様の試験を受ける方の参考になれば幸いです。