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Rails チュートリアル 【初心者向け】 テストを10分でおさらいしよう! 

Last updated at Posted at 2018-09-07

Rails チュートリアルを勉強中のみなさま、こんにちは!

突然ですが、テストって、難しくないですか? 

第3章に突如として現れ、詳しい説明もなく、テストが始まり、

最後の14章までに、non stop でテストがたくさん出てきる・・・ 
 

テストが重要なのはわかったけど!
これって、初心者にはハードル高くないですか??? 

私は、何度となく挫折しかけました汗
この記事が、少しでもテストに対する抵抗感が減るきっかけになれば、幸いです。 

1. テストの種類について

Rails チュートリアルを進めていくと、
integration test っていうのが出てきます。

普通のテストとどう違うんだ!
使い分けがわからなくなりますよね。(自分だけでしょうか) 

 
テストは一般的に、3つに分かれます。

テスト名 概要
単体テスト モデルやビューヘルパー単体の動作をチェック
機能テスト コントローラー/ビューの呼び出し結果をチェック
統合テスト ユーザーの実際の操作を想定し、複数のコントローラーにまたがるアプリの挙動をチェックする



それぞれ、詳しくみていきましょう 

単体テスト

Rails で行うテストの中で、最も基本的なテスト。
アプリを構成するライブラリ(主にモデル)が、正しく動作するかをチェックします。 
 

Rails チュートリアル 第6章 リスト6.5

test/models/user_test.rb
require 'test_helper'

class UserTest < ActiveSupport::TestCase

  def setup
    @user = User.new(name: "Example User", email: "user@example.com")
  end

  test "should be valid" do
    assert @user.valid?
  end
end



assert メソッドは、第1引数がtrue である場合に、テストが成功したものとみなします。

setup メソッドで、テストが走る前に、インスタンス変数の @user を宣言し、valid?メソッドで有効性を確認しているわけですね。

assertメソッドにはそれ以外にも、
assert_not, assert_equal, assert_match などなど
数多くあるので、気になる方は、こちらをご参照ください。

機能テスト

コントローラーの動作や、ビューの出力をチェックするためのテスト。
HTTPリクエストを擬似的に作成することで、アクションメソッドを実行し、HTTPステータスやテンプレート変数、最終的な出力の構造までを確認する。また、ルーティングもチェックします。

コントローラって、アプリが受け付けたWebリクエストを処理して 
レンダリングされたビューを返しますよね。 
 

機能テストでは、コントローラーのアクションが、リクエストや期待される結果(レスポンス、場合によってはHTMLビュー)をどう扱っているかをテストします。
つまり、以下のことを行うんです。

・Webリクエストが成功したか
・正しいページにリダイレクトされたか
・ユーザー認証が成功したか
・レスポンスのテンプレートに正しいオブジェクトが保存されたか
・ビューに表示されたメッセージは適切か

実際のコードを見てみましょう。

Rails チュートリアル第7章 リスト7.23 をご参照ください。

app/controllers/users_controller.rb
class UsersController < ApplicationController
  .
  .
  .
  def create
    @user = User.new(user_params)
    if @user.save
    else
      render 'new'
    end
  end

  private

    def user_params
      params.require(:user).permit(:name, :email, :password,
                                   :password_confirmation)
    end
end
test/integration/users_signup_test.rb
require 'test_helper'

class UsersSignupTest < ActionDispatch::IntegrationTest

  test "invalid signup information" do
    get signup_path
    assert_no_difference 'User.count' do
      post users_path, params: { user: { name:  "",
                                         email: "user@invalid",
                                         password:              "foo",
                                         password_confirmation: "bar" } }
    end
    assert_template 'users/new'
  end
end

❶ get メソッドでリクエストを生成する。
まず、コントローラーを起動するために、getメソッドで、擬似的にHTTPリクエストを生成します。

get メソッド
get path, opts

path: リクエスト先のパス
opts: 動作オプション (params, xhr, headersなど)

その他のHTTPメソッド(post, delete, patchなど)も、同じ構文となります。
このコードでは、引数 paramsを使用していますね。
params は、ハッシュ形式で、{キー: 値} と書きます。

❷ assertメソッド 
この機能テストでは、単体テストで使用できたassertメソッド に加え、次のような
assertメソッドを使用できます。 
 

メソッド 概要
assert_difference (exp [.diff [,msg]]){block} ブロック配下の処理を実行した前後で、式 expの値が引数 diffだけ変化しているか
assert_no_difference (exp [,msg]){block} ブロック配下の処理を実行した前後で式 expの値が変化しないか
assert_response (type [,msg]) 指定されたHTTPステータスが返されたか。:success(200)、:redirect(300番台)、:missing(404)、:error(500番台)など
assert_redirected_to ([opts [,msg]]) リダイレクト先 optsが正しいか
assert_template (temp [,msg]) 指定されたテンプレートが選択されたか
assert_select (selector [, equality [,msg]]) selectorに合致した要素の内容を引数equalityでチェック



Rails チュートリアルに、いっぱい出てきましたよね、これら・・・。
中でも、1つ個人的につまずいた、assert メソッドを抜粋します。

assert_select 'a[href=?]', about_path 



これは、about_path に合致するリンクが存在するかどうかを、確認しているものです。
この? が途中から、意味不明に見えてきたのですが、Railsチュートリアル リスト5.32に
ちゃんと説明が書いてありました。
 

Railsは、自動的にはてなマーク "?" を about_pathに置換しています。
これにより、次のようなHTMLがあるかどうかをチェックすることができます。
<a href="/about">...</a>

なるほど納得ですね〜 
 

統合テスト

これは、複数のコントローラーにまたがって、ユーザーの実際の操作を追跡する用途で利用するテスト。

早速実際のコードを見てみましょう。

Rails チュートリアル 第5章 リスト5.32

test/integration/site_layout_test.rb
require 'test_helper'

class SiteLayoutTest < ActionDispatch::IntegrationTest

  test "layout links" do
    get root_path
    assert_template 'static_pages/home'
    assert_select "a[href=?]", root_path, count: 2
    assert_select "a[href=?]", help_path
    assert_select "a[href=?]", about_path
    assert_select "a[href=?]", contact_path
  end
end

このコードは、今までの知識だけで理解できますね! 
私がつまずいたのは、

follow redirect!

そんなに、力を込めて、redirect! するなよっていう気持ちでした.

Rails チュートリアル第8章 リスト8.23

test/integration/users_login_test.rb
require 'test_helper'

class UsersLoginTest < ActionDispatch::IntegrationTest

  def setup
    @user = users(:michael)
  end
  .
  .
  .
  test "login with valid information" do
    get login_path
    post login_path, params: { session: { email:    @user.email,
                                          password: 'password' } }
    assert_redirected_to @user
    follow_redirect!
    assert_template 'users/show'
    assert_select "a[href=?]", login_path, count: 0
    assert_select "a[href=?]", logout_path
    assert_select "a[href=?]", user_path(@user)
  end
end

これ
この follow redirect!

なんで必要か?

よく探したら、Rails チュートリアル第7章に書いてありました。

このメソッドは、POSTリクエストを送信した結果を見て、指定されたリダイレクト先に移動するメソッドです。
 

あれ?これって、assert_redirected_to メソッドと
どう違うんだろうと思いませんか? 
 

おそらくですが 

assert _redirected_to は、駅員が、「お客さんこの駅へ向かう切符でよろしいですか?」 
と確認すること 
 
 
follow_redirect! は、 「その切符の行き先まで、実際に行くこと!」
の違いだと解釈しました。(違ってたら、コメントください。。)


なお、このテストの


assert_redirected_to @user


この書き方がよくわからない方。特に @user のとこ。
こちらの記事が最高にわかりやすかったので、初心者の方は、ぜひ読んでみてくださいね!
  

簡単にまとめますと、
redirect_to のあとは絶対パスが来る。
→ user_url(@user.id)
→ urlヘルパーと()は省略可能 → @user.id
→ モデルオブジェクト@user って書けば、Railsが自動的にid 探す
@userになる。


テストってかなり難しいと思います。
Railsチュートリアルを終わった今でも、かける自信はありません。
また、minitestの記事をググってもなかなか見つけることはできませんでした。 
 
この記事は、今後もバージョンアップして、少しでも皆様のお役に立てれればと思います。 
では、楽しいRails ライフを〜

参考文献:
Rails チュートリアル
Railsガイド
Ruby on Rails5 アプリケーションプログラミング

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