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VSCodeの拡張機能と設定を開発メンバーで共有する方法

Last updated at Posted at 2021-06-06

はじめに

こんにちわ、dtakkiyです!

今回は、VSCodeの拡張機能と設定を開発メンバーで共有する方法を紹介します。
この方法を使うと、開発にVSCodeを使用する際、開発メンバーにインストールして欲しい拡張機能や設定を簡単に共有することができます。

設定を共有することで、新人さんなど新たにプロジェクトに参画する方もスムーズに開発に着手することが可能となります。

設定方法

設定は簡単です。
プロジェクトのルートに.vscodeフォルダを作成し、gitなどで共有します。

最終的に以下のようなフォルダ構成になります。
extensions.jsonに拡張機能、settings.jsonに設定内容を記述します。

 2021-06-05 21.47.44.png

.vscodeフォルダの作成

  1. まず.vscodeフォルダをプロジェクトのルートに作成しましょう。

$ mkdir .vscode

拡張機能

  1. .vscodeフォルダ下にextensions.jsonファイルを作成します。

$ touch extensions.json

2 . 作成したjsonファイルにrecommendationsキーを追加し、オススメしたい拡張機能名を記述します。

下記の例ではstyleのlintと全角スペースを可視化する2つの拡張機能を登録しています。


{
  "recommendations": [
    "stylelint.vscode-stylelint",
    "mosapride.zenkaku"            
  ]
}

登録する拡張機能名は、各拡張機能のプレビュー画面で確認することができます。
画像の赤丸の箇所が拡張名となります。

xxxxx.jpg

拡張機能のインストール

ただ拡張機能は、あくまでrecommendations(推奨事項)なので、各々の開発者の環境に強制的あるいは自動的にインストールされるわけではありません。
開発者がプロジェクトフォルダをVSCodeで開いた際、画面右下にインストールを促すポップアップ表示がされます。

qqqqqqq.png

もし登録された拡張機能がインストール済みの場合は、ポップアップは表示されません。

詳細については公式ページを参照下さい。

設定の共有

ここでは設定の共有について説明します。
設定を共有することで

  • 改行コードの指定
  • 行番号の表示
  • ミニマップの表示
  • ハイライト表示
  • ファイルの自動保存
  • フォーマッターの指定
  • タブサイズ

などが行えるようになります。

VSCodeの設定項目は多岐に渡るため、詳細については、公式ページを参照下さい。

  1. .vscodeフォルダ下にsettings.jsonファイルを作成します。

$ touch settings.json

2 . 作成したsettings.jsonファイルに設定項目を記述します。

例えばタブサイズやハイライト表示、折返しの設定を共有する場合は以下のように記述します。


{
  "[scss]": {
    "editor.tabSize": 4,               //scssのtabのサイズを4
  },
  "editor.renderLineHighlight": "all", //現在の行をハイライト表示
  "editor.wordWrap": "on",             //テキストを折り返し設定に
}

gitへの登録

最後に作成した設定ファイルをgitなどに登録し、開発メンバーと共有します。


$ git add .vscode
$ git commit -m "feat: VSCode設定を共有"
$ git push origin HEAD

以後、開発メンバーがVSCodeを開くと拡張機能と設定が利用できるようになります。

おわりに

いかがだったでしょうか?
おすすめの拡張機能や設定を開発メンバーと共有し、開発効率をあげていきましょう!

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