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エンジニア採用活動で感じた「もったいない」5選 レジュメ編

Last updated at Posted at 2023-07-06

はじめに

現在株式会社SORICHで採用活動に関わっており日頃から多くの職務経歴書(レジュメ)に触れる機会があります。そうした中で、

「もっとこうしたほうが魅力が伝わるのにな」
「この部分はもっと良くなりそう」

といったように、きっと素晴らしい人材なのかもしれないけれどレジュメの情報が少なかったり伝わりづらかったりして「もったいないな」と感じることがよくあります。
今回はその中から5つの「もったいない」を紹介します。

伝わりづらいレジュメは応募者にとっても機会損失だと思います。そうした損失をできるだけ少なくしたいと考え今回記事にしました。
せっかく時間をかけて作成するものなので、みなさんの魅力が希望の企業にしっかりと届くレジュメ作りの一助となれば嬉しいです。

なお、ここで紹介する内容はあくまで私個人の意見でありSORICHの選考基準とは関係ありません。またこれらを満たしたレジュメが必ず書類選考に通るわけではないことご理解ください。

目次

もったいない1-経歴が最新にアップデートされていない
もったいない2-学習の履歴が書かれていない
もったいない3-経験言語しか書かれていない
もったいない4-自由記述が空欄
もったいない5-ポートフォリオが404
まとめ

対象の読者

  • 実務未経験でのWebエンジニア転職を考えている方、学習を始めている方
  • 実務経験が数年あり、転職を考えている方

もったいない1-経歴が最新にアップデートされていない

これは意外と多いです。例えば就業中のステータスにも関わらず直近1年の経歴がなく、継続して就業しているのか転職しているのかがわからないといったパターンです。

転職業界の方によると、企業から反応が来てから経歴書を更新する応募者が増えているそうです。タイパ的には良いのかもしれませんが、一期一会の場面では機会損失が発生するかもしれません。

自分のキャリアを振り返り整理する作業は思う以上に大変ですが、そうした経験を言語化する行為は自分自身にプラスになって返ってくると思うので、ぜひ最初に時間をかけてレジュメをアップデートすると良いと思います。

レジュメのアップデートは時間がかかるもの。ぜひ時間をとって取り組んで

もったいない2-学習の履歴が書かれていない

私は元々非エンジニア職のキャリアで、キャリアチェンジを経てSORICHに入社した経緯がありますが、私自身の転職活動の経験から、エンジニアと非エンジニアでは学びに対する評価の仕方に大きな違いがあると感じました。

例えば経理職を希望して転職活動をする場合、「簿記の学習をしました」と「簿記2級を取得しました」の間にある溝はかなり深いです。また「連結決算業務を学びました」と「連結決算業務を担当していました」は多くの場面で全く別物として評価されます。

一方でエンジニア職の場合は「Djangoを学びました」と「業務でDjangoを使用しました」では評価が大きく異なることはもちろんですが、「Djangoを学びアプリケーションを作りました」の場合は評価がかなり変わってくるのではないでしょうか。

つまり、さまざまな職種の中でエンジニア職は学びを形にしやすい職であり、技術トレンドの移り変わりが激しい環境でもあるため、業務経験がなくても新しい学びはどんどんアウトプットして自身のスキルの一部としてレジュメ上で積極的にアピールしても損ではないと思います。

学習した言語はとにかくレジュメに書く

もったいない3-経験言語しか書かれていない

経験業務について、使用したツールや言語の記載で終わっていることもたびたび見かけます。

実際の企業では開発案件ごとに使用するフレームワークやライブラリが決まっていることが多いため、言語だけでなく経験したフレームワークやライブラリも併せてレジュメに記載することで、企業の目により留まりやすくなると思います。

ニッチなライブラリ使用の経験が思わぬ出会いにつながるかもしれません。

業務で使用したフレームワークやライブラリもレジュメに盛り込む

もったいない4-自由記述が空欄

大抵の職務経歴書テンプレートや転職サイトのレジュメフォームには自由記述欄がありますが、ここが空白のことがとても多いです。特定の企業に向けて書くなど用途はさまざまだと思いますが、せっかくの空間を何も書かずにおくのはとてももったいないと感じます。

例えば、自身のキャリアやスキルの要約を書いたり、今後のキャリアの展望を書いたり、もし書くことが思いつかなければ次の職場にどういった気持ちで臨むのかといった気持ちを書くのも良いかもしれません。

与えられた機会を無駄にしないことは意外と重要だと思います。

書くことがなくても気持ちだけでも書く

もったいない5-ポートフォリオが404

実際に開発したプロダクトやアプリケーションを確認できることはその方の技術力を推し量るのに有効な方法だと思います。ですがそうしたせっかくの表現の機会がリンク切れで損なわれている場面にたびたび出会います。

手元から離れる前に今一度リンクや資料に不備がないかを確認すると良いと思います。

URLや添付資料に問題がないか再度確認する

まとめ

情報が最新かどうかや、資料やリンクに不備がないかという基本的な部分はぜひおろそかにしないでほしいです。
また、せっかく自分を伝えるチャンスを空白のままにしてしまうのはとてももったいないと思います。

当たり前ですが、書かれていないことは伝わりません。
書きすぎるくらいでちょうどいいかもしれません。

これまでの経験を整理して言語化する行為は、これまで見落としていた自身の強みを再発見したり、新たに学ぶ分野を見つけるきっかけにもなると思います。

この機会にご自身のレジュメを見返してみてはいかがでしょうか。

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