======================
PowerVRシェルはすべてのOS依存の初期化コードを扱い、可搬性のあるアプリケーションを書くの非常に便利です。また、いくつかの組み込みコマンドラインフィーチャーがあり、バックバッファやサイズ、垂直同期、アンチエイリアスモードなどの指定ができます。
コードはPVRShellスーパークラスの上に構築されます。アプリでこれを継承するクラスを定義し、次の5つのメソッドを実装しなければなりません。(実行時に基本的に順番に呼び出されます。)
-
InitApplication
このメソッドはすべてのAPIが初期化される前に呼び出されます。ですから、APIを使用しないアプリケーションのデータの設定に使うことができます。例えば、オブジェクトの位置や頂点データの配列をアップロードする前に設定できます。 -
InitView
このメソッドはAPIが初期化された後に呼び出され、APIを使う残っている初期化に使うことができます。 -
RenderScene
このメソッドはジオメトリを描画するために繰り返し呼び出されます。この関数がfalseを返すとアプリは終了処理に入ります。 -
ReleaseView
このメソッドはAPIが解放される前に呼び出され、APIのリソースの解放に使われます。 -
QuitApplication
このメソッドは最後にAPIが解放された後に、ユーザが確保したメモリの解放に使うことができます。