「技術的には可能です。やり方は色々あります。」
Webアプリの開発をしていると「技術的に可能です。やり方は色々あります。」
ということを耳にすることがありますが、その発言マジで価値がないです。
*自戒の念を込めて
たとえば、その振る舞いは「家は貸せます。物件も色々あります。」
と「語るだけ」の不動産屋には何の価値もないのと同じではないでしょうか?
選択肢を持っているのは、
不動産屋としても技術屋としも価値ではなく
「前提条件」です。
選択肢を多く提示できることは当たり前。
選択肢のメリット・デメリットを提示し、
顧客が自分(自社)に適した選択肢を選べるように
手助けをすることがプロの条件ではないでしょうか?
あえて、表題に繋げるならば「やり方は色々あります。」で止まるのではなく、
その発言の先に「それぞれのメリット、デメリットをまとめるとこうです。」が
続けることがプロとして重要だと私は考えています。
選定で技術のプロに求められていること
そこで、私は技術のプロとして、求められていることは、
「お客に最も適した選択を導き出すこと」だと理解しています。
*数多ある選択肢を示すだけして、知識マウントを取りたいなら話は別です(笑)
そこで、技術のプロとして、期待値に応え、
目の前に広がる膨大な選択肢を絞り込むために
取り組むべきことは、下記の4つだと思っています。
・各選択肢の違い、メリット、デメリットを説明できるようにすること
・客の顕在化していない重要な選定条件を抜け漏れ少なく聞き出すこと
・客にそれぞれの選択肢の違いを追体験させられる準備をすること
・選択の前後での期待値のギャップを埋めるため最大限の努力をすること
です。繰り返しになりますが、
技術屋が技術的な選択肢を豊富に持っているのは当たり前です。
これらの活動を通し、客の最大限の成果に技術屋はコミットすべきです。
普段、どのように技術を習得しておくべきか
そこで、新しい技術を身につけるときに、技術屋としては、
下記の5つを意識しておくべきだと私は思います。
・その技術で解決できる課題はなにか?
・その技術と類似した技術がないか?
・他の類似した技術との違いはなにか?
・それぞれの技術がハマるケースとハマらないケースは何か?
・実際に使ってみた際の所感は?
これらを言語化しておくことで、
「技術的には可能です。やり方は色々あります。」の
その先の言葉が紡げるようになるのではないでしょうか?
備忘録として、ここにまとめさせていただきます。
また、皆さんが技術を習得する際に意識されていることがあれば、
コメントお待ちしております!