はじめに
Redisサーバーのデータを参照するには、redis-cliを利用したり、公式サイトで紹介されているGUIツールを利用したりといろいろな方法があるかと思います。
今回、普段開発に利用しているRubyMineからも、簡単な設定でRedisデータを参照出来ましたので、その時の備忘録となります。
利用環境
RubyMine 2023.1
Docker 4.17.0
MacOS 13.2.1
接続設定
RubyMineのメニューから、
表示 > ツールウインドウ > データベース を選択します。
すると、対応している多くのデータソースが表示されますので、その中から「Redis」を選択します。
新しいRubyMineをご利用ください。古いバージョンではRedisが表示されないようです。
「データソースおよびドライバー」画面から、Redisサーバーへの接続設定を行います。
ローカル環境で動いているRedisサーバーへの接続
名称 | 値 |
---|---|
名前 | 解りやすい名前 |
コメント | ツールチップに表示する内容 ![]() |
ホスト | localhost |
ポート | 6379 |
認証 | なし |
データベース | 0 ※デフォルトのデータベース番号 |
設定完了後、「接続テスト」をクリックし、接続確認を行います。
「成功」が表示されたら接続成功です。
「OK」を押して、設定を完了させます。
Redisサーバー立ち上げに利用したdocker-composeはこちら
version: "3.9"
services:
redis:
image: redis:latest
command:
- --save ""
- --stop-writes-on-bgsave-error no
ports:
- "6379:6379"
使い方
表示するデータベースを増やす
登録時点では、デフォルトのデータベース「0」のみ表示された状態となります。
もし、Redisで複数データベースを利用している場合は「16個中x個を表示」をクリックすることで、表示するデータベースを追加することが出来ます。
データを見る
テータベース番号をクリックすると、キーが表示されます。
キーをダブルクリックすると、内容が表示されます。
コンソールを開く
コンソールを開くことで、redis-cliのように、コマンドで流すことが出来ます。
接続したいデータベース番号を選択して、クエリコンソールのアイコンから、コンソールを開きます。
すると、コンソールのタブが開くので、redis-cliコマンドを入力し実行します。
SSHトンネルを利用して接続
Redisサーバーへの接続情報を設定後、トンネルに利用するサーバーを設定することで、RubyMineからSSHトンネルを利用した接続が行えるようになります。
一般の設定から「SSH/SSL」タブに移り「SSHトンネルの使用」にチェックします。
続けて「SSH構成」ボタンから接続するサーバー情報の追加に進みます。
「+」ボタンから、トンネルに利用するサーバーの情報を入力します。
名称 | 値 |
---|---|
ホスト | 接続するEC2サーバーのIPアドレス |
ユーザー名 | ec2-user sshログインするユーザー名 |
認証タイプ | キーペア |
秘密鍵ファイル | EC2インスタンス作成時指定のキーペアファイル |
接続成功したら、登録を完了します。
データ参照などを行い、SSHトンネルを利用してRedisサーバーに繋がっていることを確認します。