最近 XML マスター:ベーシック V2 試験を受けてきました。
なぜこれを受けようとしたかというと、XML を使ったテクニックや技術や研究を時たま見るな~と思い、勉強するついでに資格もとってみようと思ったからです。
特にいえばデータ記述言語としてデータ操作によく使われてるから体系的に知っときたいというのが主な理由。応用技術の代表例としては SVG とか XHTML とか。
XML は2000年前半期に最盛期を経て様々な分野で利用されていますが、今じゃ世間ではもう過去の技術になってしまった風潮なのか、XML に関する本があまり出ていないようです(少なくとも日本では)。
そういう自分もいまさら XML とか勉強するもんなのかと思っておりましたが(←おい)
自分の備忘録として載せておこうと思います。
使った本
・やさしいXML 第3版
・徹底攻略XMLマスター ベーシック問題集 V2試験対応 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)
やさしいXMLを一読してから徹底攻略に取り組みました。どうでもいいことだけどこの徹底攻略問題集を俗に黒本1というらしい。
やさしいXMLの著者の本は他にも読んだことはありますがこれも実に読みやすい。一気に読めました。ただ試験のことを考えると DOM や SAX までは読む必要はないです2。
やさしいXMLを読んだら黒本をやるだけ。これ、誤植がかつて多かったようですが、第4刷以降からだいぶ訂正されたようです。今は第6刷が最新で買うならこれがいいと思います。
勉強期間は二週間ぐらい(かな?)、集中的にやりました。
試験感想
結果としては合格しました。で、色々言いたいことはあるんですが3、まァここで書かないことはググって他のかたの感想に任せるとして・・・時間が本当にギリギリでした。どうも強い人にとっては簡単みたいですが、私は終了時間3秒前に終わりました。
試験時間は60分で全部で50問あるんですが、25問解き終わった時点で残り27分とかだったからね。こりゃオワタと思いますよ、マジで。
時間泥棒の原因は DTD と XML Schema。その資料のコードが読みにくいというか……。普通に読んでると時間が溶けるので、正しいと思ったらさっさと選択して次進むべきだった。XSL のある問題のが簡単。
黒本でそんな感じになるだろうとは想像してましたが、ここまで危機一髪だとは。受かったからいいものの落ちる可能性も十分にありました。
まとめと今後
試験は時間との戦いだったという一言に尽きますが、反省としては演習が少なかったことも考えられます。思えば黒本の模擬試験も時間をはかってなかった。
さて、ベーシックを取得したわけですが、ベーシックを持ってる事で受けられる上位資格のXMLマスタープロフェッショナルは実務経験がある人にとっても時間制限が厳しいらしいので、どんだけヤバいんだろうと戦々恐々としています。受けるならアプリケーション開発のほうですが……実務経験がある人にとっても難しいなら自分にはまだ先の話になりそう。
でも DOM や SAX を使いこなせたら嬉しいことが増える気がするので、プロフェッショナルを受験するかはともかくその分野の勉強は進めたい。
終わりに
最後に宣伝。ベンダ資格4にはしばしば有意性が3年とか5年とかありますが、XML マスターは有意性の期限がないのでおすすめ。
何か勉強して資格とりたいなって人は XML マスター:ベーシックとろう!
マイナーだからネタにもなるし!!
でも舐めてると落ちると思うのでしっかり勉強しようね。おしまい。