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データチャレンジで事例紹介

Last updated at Posted at 2023-12-01

データチャレンジで事例紹介

昨日の記事では「国土交通データプラットフォーム」のご紹介をしましたが、実際どんな使い方ができるんだ?という疑問が沸いたあなた!(沸かなかったそこのあなたも!)今日は国交DPFの活用事例をご紹介していきます!
この記事を見ればきっと、あなたもDPFのデータを使い倒してみたくなる!はず!!

※国土交通データプラットフォームってなに?という方はこちらの記事も参照してね!

まずはじめに

DPFの活用事例を募集するコンテストがあるらしい

オープンデータを活用したアイデアや作品を募集するコンテスト、アーバンデータチャレンジ2023にて国交DPFに掲載されているデータやAPIを使ったアイデアやアプリの事例を募集しているそうです!

もしこの記事を見て「なんかよくわかんないけど興味沸いたな~」とか「DPFを活用した事例を作ってみたい!」とか思ったら、ぜひアーバンデータチャレンジ2023に応募しちゃいましょう!!

(詳しくはこちらと本記事の最後に!)

ショーケースページ~活用事例はここを見れば載っている~

さて、昨日の記事や実際に国交DPFのサイトを見た方はお分かりの通り、国交DPFには防災やまちづくり、交通、その他色々なデータがたくさん載っています。でも、ぶっちゃけそのデータを使ってどんなことに活用できるんだ?というイメージはなかなかつきづらいですよね。

なんとそんなみなさんに朗報です!
国交DPFでは「ショーケース」というページで掲載データの活用事例が紹介されているんです!

一覧ページ(一部)がこちら↓ たくさん紹介されてますね~


先ほどご紹介したアーバンデータチャレンジ2023に関連するショーケースも載っているのでこの記事でご紹介しちゃいます!!

#1 ハザードマップゲーム(遊ぶハザードマップゲーム)

アーバンデータチャレンジは昨年度も開催していました。昨年度は「国土交通データチャレンジ特別賞」という賞を設置し、作品を募集していたそうです。
ハザードマップゲームはその受賞作品の1つです。(ショーケースページ記事はこちら)

ハザードマップとゲーム?どんな関係なんでしょう、早速記事を読んでみましょう!


作品概要をみると

地図を読めるようになることでハザードマップの理解度を深くするゲームです。
防災データをもとに地域をメッシュ化し、危険度を点数化することで危険な場所を予測し点数を競うルールとなっています。
「地図を読む」ことである程度リスクの高い場所を予想することができますが、それはある程度の知識や慣れが必要です。ハザードマップゲームの活用により、大人から子供まで“楽しく“災害が発生した際に危険が想定される場所を把握し、ハザードマップの認知向上につながると考えられます。
また、普段地形図に触れることの少ない子供たちが地図や地形図に興味関心を示すきっかけにもなります

と書いてありました。ハザードマップって地図を見慣れていないとなかなかすんなり理解するのって難しいですよね。私みたいな 地図が苦手な方向音痴 人間もこれを使えばよりハザードマップが身近なものに感じられそうだと思いました!

ちなみにこの作品は国交DPFにも掲載されている国土数値情報や、国土地理院が提供している緊急避難場所情報を活用しているそうです。

#2 インフラ構造物の工事/業務/点検結果などの情報を3D管理するアプリケーション

こちらも「国土交通データチャレンジ特別賞」の受賞作品です。(ショーケースページ記事はこちら)

インフラ構造物・・・ぱっと思いつくのは橋とか道路とかでしょうか。確かに最近老朽化が問題になっているってニュースでも聞きますよね。


作品概要を見てみましょう。

現在、構造物の維持管理を行う上では、多様なデータソースが個別管理されているために検索に膨大な時間がかかる事や、点検調書の各展開図に損傷が示されているために、損傷位置や、損傷の連続性、橋梁全体の損傷把握に時間がかかる問題があります。
そこで、構造物の画像および現況3DモデルとBIM/CIMモデルを登録し、記録した損傷情報と部材情報を関連付けて管理するアプリケーションを構築しました。
建設生産の各プロセスで得られたデータを集約し、年度ごとに損傷情報を管理することにより、点検情報を一元管理し、経年劣化を把握することができます。また、 3Dモデルを活用することで損傷箇所を立体的に把握することができます。
これにより、誰もがわかりやすく点検結果を確認できる仕組みを支援することが期待されます。

なるほど、確かにインフラ系の構造物みたいな大きくて複雑な構造をしているものって、色々な箇所を点検しなくちゃいけなさそうですもんね。。実際にどこを点検してるのか、点検した結果がどうだったのか、みたいなところって私たちにはよくわからなかった部分だと思います。

私たちの生活と密接に関連しているインフラ設備の点検状況を誰でもわかりやすく確認ができるのはとても素晴らしい取り組みだと思いました!

ちなみにこの作品は国交DPFにも掲載されている全国道路施設点検データベースや、直轄工事・業務の成果品データを活用しているそうです。

#3 浸水想定区域における道路維持管理計画の策定支援

「国土交通データチャレンジ特別賞」の受賞作品、最後はこの作品です!(ショーケースページ記事はこちら)

浸水想定区域とは、大雨などで河川が氾濫した際に浸水が想定される場所を示したデータです。国交DPFでもこんな感じで浸水想定区域を地図上で見ることができます。


この作品では浸水想定区域や全国道路施設点検データベースや、直轄工事・業務の成果品データを活用しているそうです。


作品概要↓

土木構造物の老朽化が問題となる一方、近年は台風等による浸水害が多発しており、災害対策も求められています。これらの多様な問題に対応するためには、様々な観点から対象地域の状況を分析し、日々のメンテナンスや補修・更新などの計画を立案することが重要です。
そこで、本作品では、3次元点群データをはじめ、道路施設の点検結果や浸水被害想定データを活用し、3次元空間上に可視化することで、老朽化に加えて災害にも考慮した道路維持管理の計画支援を目指します。
橋梁や路面などの健全性や点検実施年月、浸水想定区域を重ねて表示することで災害時を想定した施設のリスク確認や対策優先度の検討が実施できます。
また、ゲームエンジンの活用により高い操作性を確保しつつ開発を高速に実現しました。ゲームエンジンはPC、スマホ、タブレット等の様々なプラットフォームで利用することが可能であり、特別な環境設定も不要としたため、簡易に利用できるアプリケーションを実現しました。

先ほどもインフラ設備の老朽化の話題が出ましたが、インフラ整備って災害時(たとえば避難時とか)にも重要な役割を果たしますよね。万が一崩れてしまったりしたら大変です。

平常時だけでなく、災害時にも必要な設備だからこそ、色々な観点でリスク管理を行う上でとても役に立つアプリケーションだと思いました!

国土交通データプラットフォーム特別賞について~さいごに~

今日の記事では国交DPFの利活用事例をご紹介しました。
今日ご紹介した事例はすべてアーバンデータチャレンジにて「国土交通データチャレンジ特別賞」を受賞した作品です。

ということで最後にもう一度!!

アーバンデータチャレンジ2023にて国土交通データプラットフォームの利活用事例を募集してるらしい!!!!

冒頭でも触れましたが、国交DPFって都市や防災・交通・河川etc...いろんな分野のデータが載っています。しかも無料で見られます。

それぞれのデータは単体でも、コラボさせても、色んな方向に活用できる可能性を秘めています。活用方法は無限大です。せっかくこんなにたくさんのデータが載っているのでいろんな人に活用してもいらいたいな、って思うんです。

例えばあなたの身の回りでなにか困っていること、こうなったらいいのにな~と思っていることはないですか?自分の半径10mで困っていることを解決・よりよくするために国交DPFの掲載データが使えるかもしれません!!

アイデアベースでも、「こんなものでもいいのかな~」と思うものでも、ぜひぜひアーバンデータチャレンジにご応募ください!!

ちなみに、国土交通データプラットフォーム特別賞以外にもアーバンデータチャレンジが設けている賞では最大60万円もらえるらしいです!ダブル受賞も可能っぽいのでお得感満載ですね!やったー!

☆国土交通データプラットフォーム特別賞応募要領

①応募の対象

 個人、法人、任意の団体・グループのいずれでも構いません。

②応募方法

 アーバンデータチャレンジ2023のHPより応募

③受賞条件

 国土交通データプラットフォームのデータや利用者向けAPIを利用した作品

④副賞

 表彰状、表彰盾

⑤応募締切

 作品概要:2023年12月23日(土)まで

 作品締切:2024年01月27日(土)まで

※ 作品応募者は、2024年2月に実施予定の「デモDay」にて作品のプレゼンテーション及びデモを行っていただきます。開催概要は、アーバンデータチャレンジ2023のHPにて後日発表予定です。
※ 応募作品については希望に応じ、国土交通データプラットフォームのHPへの掲載やプレゼンテーションの機会を提供することを予定しています。

☆アーバンデータチャレンジ関連リンク

アーバンデータチャレンジURL
国土交通データプラットフォーム特別賞の説明動画
国土交通データプラットフォーム特別賞について


この記事や国交DPFのアドベントカレンダーに参加している記事達を見ながら作品概要だけでも最初に応募して、年末に具体はゆっくり考える。そんな年越しも素敵ですよね。


明日は国交DPFに掲載しているデータを詳しく紹介しちゃいます!お楽しみに~

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