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データカタログ・データセット紹介①

Last updated at Posted at 2023-12-02

国交DPFの連携データについて学ぶ

国交DPFアドベントカレンダー2023 3日目の記事となります。

突然ですが、質問です。

「現在、国交DPFが連携しているデータカタログ数はどのくらいだと思いますか。」




正解は、なんと18です!
一覧で見ると以下の通りです!(*国土交通データプラットフォーム操作マニュアル参照)

このような様々なデータを、国交DPF一か所で検索・確認することができます。ただ、データセット名のみ並べられても、なんのこっちゃという方へ!!!本日から2日かけて、国交DPFがどのようなデータと連携しているのか、詳しく紹介していこうと思います。この記事を読んで、「こんなデータも公開されているのか!」「元々このデータしか使っていなかったけど、このデータと組み合わせてみたら面白そう!」 など思っていただけたら嬉しいです。


▼この記事で紹介するデータカタログのテーマ(グレーハッチのテーマは明日の記事で紹介されます。)

  • 国土
  • 道路
  • 都市・まちづくり
  • 交通
  • 災害・防災

テーマ1 国土

日本の地理情報の宝庫、「国土数値情報」

このデータカタログ、どれくらいのデータセット数あるか想像できますか。なんと・・49もあるんです!!!警察署や避難施設、学校、ダム、発電施設、景観重要建造物、竜巻の突風等発生地点..などなど。

例えば、「洪水浸水想定区域」というデータを確認してみます。一般的には、データをダウンロードして、GISアプリケーションに読み込む必要があるのですが、国交DPFの場合はそのまま実際にエリアを表示して確認することができます。あまりに簡単なので、自宅付近の被害予想も確認しちゃいたくなりますよね。

地盤情報の宝庫、「国土地盤情報データベース」

いいキャッチフレーズが思いつかず、早くもダブりました。。w 国交DPFでは、国土地盤情報公開サイト(Kunijiban)で公開されている地盤情報だけでなく、公開に同意した地方公共団体の地盤情報(未検定も含む)も掲載されているようです!

試しにデータをダウンロードしてみます。
「ダウンロードボタン」または1つ目のダウンロードURLからは、XML形式で地盤データを確認することができます。

他のダウンロードURLからは、柱状図(ボーリングデータ)や土質試験結果一覧表をダウンロードすることができます。


テーマ2 道路

道路の健康チェックをデジタルに、「全国道路施設点検データベース」

道路構造物(橋梁、トンネル、シェッド、大型カルバート、横断歩道橋、⾨型標識、特定道路⼟⼯構造物)の諸元や点検結果等のデータを確認することができます。これらのデータは、道路の構造物の保守管理を効率的に行うために活用されています。

実際にデータをダウンロードしてみると、該当の道路構造物の点検結果(判定区分)などを確認することができました。

車の流れを数字で読み解く、「全国道路・街路交通情勢調査一般交通量調査(道路交通センサス)」

国土交通省が行っている交通に関する大規模な調査で、道路交通の実態や動向を把握するためのデータです。よく道路脇にパイプ椅子に座って数をカウントしている人を見ますよね。例えば、そのような交通量調査の結果を確認することができます。


テーマ3 都市・まちづくり

現実の都市を立体的に体感する新次元の地理情報体験がここに、「都市3Dデータ(PLATEAU)」

国土交通省が主導する3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクト「PLATEAU」のデータで、建物等の地物を3次元で生成した3D都市モデルが掲載されています。

そしてなんと、国交DPFでも3次元表示することができます!!!たのし~!!


テーマ4 交通

公共交通情報の宝庫、「GTFSデータリポジトリ」

GTFSデータリポジトリには、バスなどの公共交通の時刻表や運賃表、運行経路などのデータが含まれています。

例えば、これは神奈川県横須賀市のコミュニティバス「ハマちゃんバス」のデータを選択しています。国交DPF上では、走行ルートに沿ってラインが表示されるので、どのあたりを走行しているバスなのか一目瞭然ですね!

外国人観光者の動きをデータで解き明かす、FF-Data(訪日外国人流動データ)

観光施策の立案や旅行商品の企画を行うために作成された訪日外国人流動表で、バス、鉄道、タクシー、レンタカー、飛行機等、交通手段別に空港間の流動数が整理されています。現時点では、2014~2019年のデータが公開されています。

例えば、検索条件を「2019年」「東京」とした場合、以下の検索結果が表示されます。画面上では、東京と各地の空港が結ばれており、その間のデータがあることを示しています。ただ!!データをダウンロードすると、2019年の全ての出発地から全ての目的地への流動数が表として整理されているんですよね。表示とは少し違って、東京と各地の空港だけのデータではないということで、私は最初少し驚いたので、ちょっと共有ですw


テーマ5 災害・防災

災害の最新情報を知る、「統合災害情報システム(DiMAPS)」

自然災害発生時にいち早く現場から情報を収集しているデータであり、一般被害状況、河川施設被害状況、空港施設被害状況、高速道路、鉄道運行状況..などなど。様々な被害状況のデータが公開されています。

標準化された防災情報を流通させる、「SIP4D」

MP-PAWR(マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダー)の観測データを用いて解析された鉛直積算雨水量と降雨強度の分布を示すマップタイルで、72時間実効雨量、1.5時間実効雨量、MP-PAWR(降雨強度)、MP-PAWR(鉛直積算雨水量)が含まれます。今日紹介したデータセットの中では、唯一国交DPFでデータのダウンロードができません。


締め

いかがでしたでしょうか。本当に沢山のデータセットを国交DPFで確認できることを感じて頂けましたでしょうか。なんとこの分量で、連携データの半分です・・!!!明日は残りのデータカタログが紹介されます^^ こんなデータまであるのかという新たな発見があることを期待して、それでは。

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