#はじめに
- macbookでプログラミングを学習していた際、
デフォルトの表示だと、gitのブランチ名がプロンプトに表示されなかったり、
コマンドやブランチ名の自動補完機能がなかったので使い辛かった思い出がありました。そこで備忘録としてこの記事を作成することにしました。この記事が誰かのお役に立てば幸いです。
##環境
MacBook Air (Retina, 2018)
#Homebrewをインストール
のちに使うwgetコマンドをインストールするため、 最初にHomebrewをインストールする。
Homebrewのページに飛び、インストールコマンドをコピーし、
ターミナル上で実行する。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
途中でパスワードの入力を求められるため、適宜ご自身のパスワードを入力
**「Install successful!」**と表示されたら、ターミナル上で
$ brew -v
もしくは
$ brew help
を実行して、Homebrewのバージョンやヘルプ一覧が表示されていれば、
インストール完了です。
こちらの記事を参考にさせていただきました↓
wgetコマンドをインストール
###wgetコマンドとは?
wgetは、ソースコードやバイナリのダウンロードだけでなく、Webサイト全体あるいは特定の階層を一括取得できるコマンドのこと
####wgetコマンドの構文
$ wget [options] [url]
[options]:ダウンロードプロセスをカスタマイズするために利用できる様々なオプションを設定可能
[url]:ここで指定したURLからファイルをダウンロードすることができる。
詳しい使い方等については、下記記事に色々と載っており、とても参考になりました
「wget」コマンド――URLを指定してファイルをダウンロードする
話が若干それましたが、
wgetコマンドを利用するためにまずターミナルを起動した後、
$ brew install wget
を実行.
インストールが完了したら
$ wget -h
を実行し、wgetのオプション一覧等がズラーっと表示されていれば、インストール完了。
git-completion.bashを導入する
git-completion.bashとは?
ターミナル内でgitコマンドを補完してくれるようになる補完スクリプト
今回はこれを読み込む
参考:git-completion.bash
導入方法
ターミナルで
$ wget https://raw.githubusercontent.com/git/git/master/contrib/completion/git-completion.bash -O ~/.git-completion.bash
$ chmod a+x ~/.git-completion.bash
$ echo "source ~/.git-completion.bash" >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc
を順番に実行していく
これにより、下記のようになる。
[例]「git che」通した状態でtabキーを押すと、
$ git che
checkout cherry cherry-pick
と、候補が表示されるようになる。
[例] 「git chec」でtabキーを押すと、
$ git checkout
と表示される。
git-prompt.shを導入する
git-prompt.shとは?
プロンプトにgitに関する各種追加情報を表示できるようにするスクリプトのこと。
参考:git-prompt.sh
そもそもプロンプトとは
プロンプトとは、terminal内でデフォルトで表示されている、
**「〇〇〇macbook:(フォルダ名 もしくは ~) 〇〇〇$」**の部分のこと
左側にあるmacbookの表示や、自分のユーザー名など
いらない情報が含まれていることがあるので、この部分をこのgit-prompt.shを使って編集します。
導入方法
導入方法は先ほどのgit-completion.bashと同じように、
$ wget https://raw.githubusercontent.com/git/git/master/contrib/completion/git-prompt.sh -O ~/.git-prompt.sh
$ chmod a+x ~/.git-prompt.sh
$ echo "source ~/.git-prompt.sh" >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc
を順番に実行していく。
完了したら、エディターを使って、~/.bashrcファイルを開き、中身を以下のように編集
source $HOME/.git-completion.bash
source $HOME/.git-prompt.sh
GIT_PS1_SHOWDIRTYSTATE=1
GIT_PS1_SHOWUPSTREAM=1
GIT_PS1_SHOWUNTRACKEDFILES=
GIT_PS1_SHOWSTASHSTATE=1
export PS1='\[\033[1;32m\]\u\[\033[00m\]:\[\033[1;34m\]\w\[\033[1;31m\]$(__git_ps1)\[\033[00m\] \$ '
最後のexportの中身によって、表示状態を変更することができるます。
文字の太さや背景色、文字の色など、より自分好みにカスタマイズしたい場合は、下記記事にがとても参考になりました。
これで今回のカスタマイズによって、ブランチ名も表示できるようになったと思います。
#最後に
これで導入は完了ですが、このままだとターミナルを再起動したときに、プロンプトがまたデフォルトの状態に戻ってしまうので、
エディターで~/.bash_profileを開き、下記を追記してください。
if [ -f ~/.bashrc ]; then
source ~/.bashrc
fi
そして、この設定を反映させるため
$ source ~/.bashrc
$ source ~/.bash_profile
を入力。これにより、
再起動した時でもプロンプトが設定した表示になったと思います。
参考