#1.イントロ
##1-1.イメージ
pythonの場合、pipでライブラリをインストールして、難しい処理はそのライブラリを使ってプログラムを簡単に書くことはよくありますよね。関数やクラスはそれを自分で作るイメージです。クラスは関数を学んだ後に学んだ方がいいです。
##1-2.関数を使う利点
・大まかな流れとちょこまかとした処理を分けられる(プログラムがスッキリ)
・ちょこまかとした処理内容に変更がある場合、関数の中だけを変えればいいので、変更に強い
自分のプログラムの中でちょこまかした処理をメインの流れに入れてしまうと、プログラムの流れが分かりづらくなってしまいので、その部分を切り離して処理したり、よく出てくる処理は原型を作っておいて、それを呼び出すなどしたほうが効率が上がります。それを実現する手段が関数やクラスです。
##1-3.関数を使わない場合
import math
#商品名
name_1="商品1"
name_2="商品2"
#税抜き価格
price_1=850
price_2=1300
#税込価格を計算
total_price_1=math.ceil(price_1*1.1)
total_price_2=math.ceil(price_2*1.1)
#表示
print(name_1,"の税込価格は",total_price_1,"円です")
print(name_2,"の税込価格は",total_price_2,"円です")
##1-4.関数を使う場合
import math
#ここが関数-------------------------------
def cal_total_price(price):
tax=1.1
#税率を掛けて、切り上げ
val=math.ceil(price * tax)
return val
#----------------------------------------
#メインの流れ----------------------------------------
#商品名
name_1="商品1"
name_2="商品2"
#税抜き価格
price_1=850
price_2=1300
#関数を使って税込価格を表示
print(name_1,"の税込価格は",cal_total_price(price_1),"円です")
print(name_2,"の税込価格は",cal_total_price(price_2),"円です")
#----------------------------------------------------
#2.関数に関する知識
##2-1.関数のイメージ
特定の処理を切り離して作っておいて、必要に応じて
「必要なデータを渡すので、あとよろしく!」
「終わったら結果教えて!」
というイメージを持っておきましょう。
##2-2.引数(ひきすう)
「必要なデータ渡すので、あとよろしく!」
「終わったら結果教えて!」
の 必要なデータ の部分が引数です。
関数に渡す値などのことを引数といいます。引数は複数でも構いませんし、なくても構いません。
##2-3.戻り値(もどりち)
「必要なデータ渡すので、あとよろしく!」
「終わったら結果教えて!」
の 結果 の部分が戻り値です。
戻り値はなくもてかいません。
##2-4.関数の基本形(戻り値あり)
#関数---------------
def 関数名(引数,引数,・・・・・):
return 戻り値
#-------------------
#関数を呼び出す-------
変数=関数名(引数,引数,・・・・・)
#-------------------
##2-5.関数の基本形(戻り値なし)
#関数---------------
def 関数名(引数,引数,・・・・・):
・・・・・
・・・・・
#-------------------
#関数を呼び出す-------
関数名(引数,引数,・・・・・)
#-------------------
#Work
1-4の「関数を使う場合」のプログラムをコピペして、関数の中をいろいろ変えてみましょう。