目次
1. このプロジェクトの概要
a.このプロジェクトでできること
2. Scaniverseのかんたんな使い方
a. Scaniverseについてと操作方法
b. Scaniverseでスキャンしたデータのエクスポート
3. Zapparの使い方
a. Zapparについてとアカウント作成
b. プロジェクトの作成と操作方法、公開まで
c. Scaniverseからのデータのインポート
4. DOORの使い方
a. DOORについてとアカウント作成
b. プロジェクトの作成と操作方法
c. 各種データのインポート
d. 360度カメラ「Theta」の活用
e. 公開
f. Meta Quest2を使ったVRワールドへの入り方
2. Scaniverseのかんたんな使い方
a. Scaniverseについてと操作方法
Scaniverse画像インサート
ScaniverseはiPhone, iPadでかんたんに3Dスキャンが行えるアプリです。
下の動画は空間を実際にiPadでスキャンしている様子です。
下記リンクよりダウンロードすることができます。
https://apps.apple.com/jp/app/scaniverse-3d-scanner/id1541433223
このように、Scaniverseは普段使っているデバイスでの3Dスキャンを可能にします。
b. Scaniverseでスキャンしたデータのエクスポート
次に、スキャンしたデータの書き出し (= エクスポート) をしていきます。
エクスポートの流れは下記の通りです。
- スキャンを完了する
- 処理モードを選ぶ
- 処理完了後、エクスポートを選択する
- エクスポートするときのファイル形式を選ぶ
- 保存
- エクスポート完了
上から順に説明していきます。
1.スキャンを完了する。
スキャンを終了する際は画面右側の ■ を押します。

2.処理モードを選ぶ
スキャンを完了すると下のような画面になります。

この画面では 「スキャンしたデータをどの程度の精度で書き出すか」 を決めます。
処理モードを選択します。
処理モードには3つのモードがあります。

Speed, Area, Detail の3つです。
特徴は下記の通りです。
--- | Speed | Area | Detail |
---|---|---|---|
向いてるもの | 形状がシンプルなもの | 部屋などの空間 | ある程度細かいもの |
処理速度 | 早い | ふつう | 遅い |
精度 | 粗い | ふつう | 良い |
スキャン難易度 | ふつう | かんたん | やや難 |
処理方法によって出力されるデータの精度が変わってきます。
空間のデータが欲しいのか、複雑な形状のデータが欲しいのか、
それぞれの用途に合った処理モードでエクスポートをしてください。
3.処理完了後、エクスポートを選択する
処理が完了すると下のような画面になります。

実際に書き出されるモデルが表示されています。
スキャンデータのエクスポートをしていきます。
下にアイコンが並んでいるのがわかります。
一番右の 『SHARE』 を選びます。

『SHARE』を選ぶと、メニューが出てきます。
このメニューの一番下の 『Export Model』 を選択します。
するとこのように様々なファイル形式が表示されます。
この中の GLB を選択してください。
すると .glb
の形式でデータがエクスポートされます。
最後に保存場所を決めます。

『 "ファイルに保存" 』 選び、適切な場所に保存してください。
これにてScaniverseでのエクスポート作業は完了です。
おつかれさまでした。
ここでエクスポートした3DデータはARやVRで活用することが可能です。
以上