#1.ライブラリ(モジュール、パッケージ)
##1-1.ライブラリ(モジュール、パッケージ)とは
ライブラリとは、よく使う機能や便利な機能を簡単に使えるようにした、便利ツールです。
モジュールと言ったり、パッケージと言ったりもしますが、「プログラムを簡単にするための便利ツール」と思ってください。
下記のプログラムは、50から100の間の乱数を整数で発生させる例です。
randomというライブラリのrandintという命令文を使っています。
import random
a = random.randint(50, 100)
print(a)
##1-2.標準ライブラリと外部ライブラリ
標準ライブラリ:Pythonにもともと入っているライブラリ
外部ライブラリ:世界中の開発者が他の人も使えるように公開しているライブラリ
##1-3.標準ライブラリの使い方
乱数の例のようにimportして使います。
##1-4.外部ライブラリの使い方
外部ライブラリはimportする前にインストールしなければいけません。
Macはターミナル、Winはコマンドプロンプトで
pip install ライブラリ名
というコマンドでインストールします。
AppleSiliconなどでpipでうまくインストールできない場合は、下記のようにcondaでためしてみるといいと思います。
conda install ライブラリ名
ライブラリ名のところは、ライブラリ名でない場合もあるので
pipの場合はPyPi.org
condaの場合はConda.org
で検索して、インストールしてください。
#2.実例で理解
##2-1.シチュエーション
A君はwebを検索していたらpython上でWikipedeiaの内容を表示できることを知りました。そこでwebに書いてあった下記のプログラムを自分のパソコンにコピーしてみました。
import wikipedia
# キーワードを設定
keyword = "犬"
# キーワードで検索
wikipedia.set_lang("ja")
result = wikipedia.search(keyword)
print("検索結果",result)
print("最初の検索結果を表示")
page_data = wikipedia.page(result[0])
print(page_data.content)
##2-2.エラー発生
web上のプログラムをコピペすると、wikipediaライブラリのimportのところが赤波線が入ってしまいした。
これはwikipediaライブラリがインストールされていないということを意味しています。
##2-3.外部ライブラリをインストール
1-4でも紹介した
動画:こんな感じの流れ
でwikipediaライブラリをインストールします。
すると、エラーが消えます。