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Chapter3 サービスとビューコンポーザ(3-5)

Last updated at Posted at 2022-06-17

サービスとビューコンポーザ

ビューコンポーザーとは

コントローラから呼び出されたビューテンプレートをレンダリングする際に、
自動的に実行される処理を用意するための部品。

サービスとサービスプロバイダ

サービス:機能強化のための仕組み。
サービスコンテナ:DIと呼ばれる機能を使ったシステムでLarabelの仕組み。

DI(Dependency Injection):依存性注入

サービスプロバイダ
サービスを登録するために用意されている部品で、
必要に応じて特定のサービスを組み込んで使えるようにするためのもの。

サービスプロバイダの基本形

サービスプロバイダはServiceProviderというクラスを継承して作成されます。

ServiceProvider.php
<?php

namespace App\Providers;

use Illuminate\Support\ServiceProvider;

class HelloServiceProvider extends ServiceProvider
{
    public function register()
    {
        //
    }

    public function boot()
    {
        //
    }
}

サービスプロバイダは「ServiceProvider」というクラスを継承して作成される。
サービスプロバイダは2つのメソッドが用意されている。

  • register :サービスプロバイダの登録処理を行う。
  • boot   :サービスアプリケーションへのブートサトラップ処理を行う。
         (設定したビューをレンダリングする際に自動的にコンポーザを呼び出される。)

サービスプロバイダを生成する

サービスプロバイダは「app」>「Providers」に格納されています。
直接作成することもできますが、
php artisanコマンドで簡単にサービスプロバイダを生成できるので、
今回はコマンドを使います。

php artisanコマンドの基本形

php artisan make:provider *サービスプロバイダ名*

php artisanコマンドを使って「HelloServiceProvider」を作成します。

% php artisan make:provider HelloServiceProvider
Provider created successfully.

これで簡単にサービスプロバイダを生成することができます。

ビューコンポーザを用意する

ビューコンポーザを用意すには2つの方法があります。

  • ビューコンポーザのクラスの定義し、bootで登録する
  • boot内に無名クラスでビューコンポーザの処理に組み込む

クロージャー(無名関数)でコンポーザ処理を作る

View::composerについて

View::composerはサービスプロバイダに
ビューコンポーザを設定するためのメソッドになります。

View::composerは以下の構文で記述します。

ServiceProvider.php
View::composer(*ビューの指定*, *関数又はクラス*);
ServiceProvider.php
public function boot()
    {
        View::composer(
            'hello.index', function($view){
                $view->with('view_message', 'composer message!') ;
            }
        );
    }

上記の記述はサービスプロバイダにブートストラップ処理を登録するために、
指定のテンプレートをレンダリングした際に、
自動的に処理されるビューコンポーザを用意します。

記述内のwith('view_message', 'composer message!')は、
ビュークラスのインスタンスです。

withの構文

sample.php
$view->with(*変数名*, **) ;

サービスプロバイダの登録

サービスプロバイダ(HelloServiceProvider)は完成しましたが、
今度は作成したサービスプロバイダをアプリケーションに登録する必要があります。

アプリケーションは「config」フォルダにある「app.php」に記述していくことになります。

app.php
'providers' => [

        /*
         * Laravel Framework Service Providers...
         */
        Illuminate\Auth\AuthServiceProvider::class,
        Illuminate\Broadcasting\BroadcastServiceProvider::class,
        Illuminate\Bus\BusServiceProvider::class,
        **ここに追記する**

上記の場所に下記の記述を追記することで、
アプリケーションに作成したサービスプロバイダを登録できる。

app.php
Illuminate\View\HelloServiceProvider::class,

ビューコンポーザを利用する

ビューコンポーザを利用するために、「index.blade.php」を修正します。

index.php
@section('content')

    <p>ここが本文のコンテンツです</p>
    <p>
        Controller value<br>
        'message' = {{$message}}
    </p>
    <p>
        ViewComposer value<br>
        'view_message' = {{$view_message}}
    </p>

@endsection

ここで記述した際に、下記のエラー発生。

Class 'App\Providers\View' not found

下の記事を参考に「HelloServiceProvider.php」に
VIEWの使用宣言をしたら解決した。

HelloServiceProvider.php
use Illuminate\Support\Facades\View;

ビューコンポーザクラスの作成

$viewはViewクラスのインスタンスで、
composerでwithメソッドを使ってviewに変数を渡すように、定義をする。

HelloComposer.php
<?php
namespace App\Http\Composers;

use Illuminate\View\View;

class HelloComposer
{

    public function compose(View $view) {

        $view->with('view_message', 'this view is"' .$view->getName() . '"!!' );

    }

}

サービスプロバイダをビューコンポーザを呼び出すように修正する。

HelloServiceProvider.php
<?php

namespace App\Providers;

use Illuminate\Support\ServiceProvider;
use Illuminate\Support\Facades\View;

class HelloServiceProvider extends ServiceProvider
{

    public function boot()
    {
        View::composer(
            'hello.index', 'App\Http\Composers\HelloComposer'
        );
    }

}

<注意事項>

ビューコンポーザからの処理はコントローラから見えないので、
コントローラで処理する必要があるものはビューコンポーザに用意するべきではない。

  • 指定のビューでは常に該当の処理を行うか
  • 他のビューで使用しない処理か

という2つの観点で、

  1. コントローラに必要に応じて処理をさせるのか
  2. ビューコンポーザに自動的に処理させるのか

を慎重に判断する必要がある。

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