人生の振り返りということで
タイトルの通り。
開発向け(プログラミング)なのでインフラエンジニアやネットワークエンジニアを目指す人は少し違うかもしれない。
あと、こちらの記事は転職ドラフト体験談投稿キャンペーンに参加しています。
ダイジェスト
- 防衛省 航空自衛隊 4 年間勤務 退職
- SES に未経験入社。年収 300 万スタート
- モダンな開発経験を積む → 単価を上げる → 昇給を繰り返す
- 自己学習は毎日
- (React などの需要の高そうなプログラミング言語を新たに学ぶ)
- アウトプットを続けた
- Qiita 記事投稿
- ポートフォリオづくりやプライベートでの共同開発, LT発表
- 2 年経って現場経験を積んだ段階で転職活動
- 転職。年収が上がり、自分の理想に近い職場で働けるようになった。
どんな人物か
- 某工業大学 卒業
- 自衛隊で根性が身についた
- 自転車で日本一周したり語学留学いったりワーホリしたりしてた
- 要は行動力のあるヲタク
転職活動前(1 回目)
2020年4月、当時のコロナ真っ只中という状況。当時の転職エージェントの意見と自分の考えと行動を以下に示す。
- 転職サイトに登録し、エージェントと自分のキャリアにあった戦略を相談する
- 侍エンジニアリングの無料カウンセリングを受ける
- 無料だが、丁寧に勉強の進め方についてかなり親身に相談に乗ってくれました
- 回し者ではない。笑
- Progate で HTML、CSS、Javascript、SQL などした
- 1周で良い。ざっくりと文法やプログラミングそのものの「流れ」に慣れることが大事
- 覚えてなければ調べる。暗記する必要はない。覚えておけば助かる程度でググる癖をつける。
- 数学と同じく公式を覚えるのではなく、なぜ公式が成り立つか、解き方を考えるようにする。
-
Paiza 転職 プログラミングスキルチェックをした
- Progate より課題文を見て実装するのでこちらが勉強になった
- 未経験のコーディングテストはたぶんこれだけで足りる
- Udemy、Youtube、ドットインストールなどの動画サイトで学習をすすめた
- 転職サイトで企業にエントリーしまくった(50 くらい)
もし就職を急いでいない、準備期間が十分にとれるという場合。
自己学習を行い、ポートフォリオを作り自社開発系の企業を狙っていく。
自力で難しい場合はスクールや Menta を通してポートフォリオを作成して自社開発の企業などを狙っていく。
ポートフォリオについては量産型の Twitter もどきなどではなく、オリジナリティのあるものの方が人事の興味をひくようだ。
どういった観点で作っていったのか説明できると良さそう。
前職の業務改善するマクロを作った、自己学習を管理するためのアラームアプリつくった、などと簡単なやつでもアピール力高いらしい。
資金力が乏しい、はやく就職したい方
とりあえず就職して精神を安定させたほうが良いと思う。笑
開発経験もなければ成果物がない状態で自社開発系の企業は難しい(その時のエージェントいわく)。
自社開発系の企業というのはある程度の即戦力感を求められてしまうので、中途入社で未経験採用となると SES が選択肢としては大きい。無論、自社開発でもポテンシャル採用をしているところは多いが、その時の市況や景気があるので一概には言えない。今後のことを見据えて、企業選びのポイントは成長環境が整ったところを選ぶ。
プログラミングスクールは検討するべきか?
自分は不要だったが、必要かどうかは個人による。
プログラミングスクールにの料金はかなり高額なので慎重に検討したほうがよい。
個人的な見解は、企業研修付きの未経験採用枠で勉強しながら給料をもらったほうが、コスパがよいかと思う。
転職活動1結果
リクナビ、マイナビ、Wantedly などで開発業務 未経験採用をしている企業に片っ端から 50 程度エントリーした。そのうち書類選考通過が十数社。最終的な内定数は3社となった。コロナ真っ只中ということもあって、かなり採用はどこも抑えめだった、らしい。
重視した項目は以下である。
- 人事から伝わる企業カルチャー感が自分とマッチしているか
- 給与制度などが明確か
- React など比較的モダンな Web 系の案件はあるか
- 意識の高さ。自己学習などがさかんに行われており成長できる環境か
- 会社の規模や、親会社の IR が良いか
主な観点は自分の成長ができそうか、勉強が継続できそうな環境か、努力を評価してくれる会社かどうかである。
入社後の転職まで業務経験など
- 研修の余った時間で React や Spring などフレームワークの学習
- React の現場へ開発要員として参画
- その後、Angular と Spring を使用した現場へ
- 最後は Next.js, GraphQL, Nest.js の今風の SaaS 開発に携わる
SES の昇給システムや業務構造ついて知った
昇給には以下の3点がとても大事だと思われる。満たすと簡単に昇給できました。
- 単価をあげること
- 経験年数や言語の希少性で上がったりする。あとはテックリードとかのポジションとかでも変わる。
- 増員につなげること
- 本人の努力・営業の手腕・時の運
単価を上げるには、未経験の場合は積極的に自分の成果物をアピールしていくことが肝。
本人の努力と結果がない状態で営業に主張したところで、単価を上げる交渉材料がないので営業は動きようがない。また努力をした場合でも、営業や上長にアピールできていないと単価交渉がされない。
増員とは自社から別の社員をあらに現場に参加させることをいう。現場の PM と仲良くなると「うちの会社いい人材いますよ(スリスリ」的な話になり増員になるケースがある。
戦略
気合。 呼吸をするかのようにプログラミングしていく気概をもつ。
そして良い現場ガチャを引くために学習の幅を狭める戦略をとった。
- エンジニアのフローチャートを参考にフロントを軸として最速最適でスキルを積む
- roadmapは海外のサイトだが非常にわかりやすくまとめられている。
- 現場作業は積極的にとっていく(経験値を稼ぐ)
- とにかく開発経験を積むことを重視
- 努力する方向を絞る(自分はフロントエンジニアとして)
- 技術選定(プログラミング言語、プロジェクト構成など)を絞る。
- その領域に特化したエンジニアを目指す。
未経験者が開発経験を積むために、なにか実力の証明が必要だった。それがポートフォリオなどの成果物となる。プログラミング言語は世に大量に存在するので、フローチャートによって軸をぶらさずに技術選定をしていくと効率的に単価と技術レベルを上げることができた。
以下のフローように学習した。
HTML5 & CSS3 -> JS -> React.js(JS) -> Next.js(TS)
転職活動前準備
来る転職に備え、仕事をしながらアピール材料となるアウトプットとインプットを継続することを意識していた。
個人評価制度(SES 会社の制度で自己学習とか企業内のグループでなにするとかの昇給に関わるやつ)に無理やりつなげる。昇給の査定もプラスに働き、転職準備も積み重なるので個人・企業間で Win-win となる。
- 転職エージェントに早めに登録して、情報収集をした
- 経験一年の段階でQiita Jobsや Green でカジュアル面談を受ける
- 良い企業の見分け方や、良い企業に入るためにはどのスキルが必要か分析
- 開発経験1年の段階で某フリーランスのエージェントとカウンセリング
- 「経験2年ないとすんごいポートフォリオとかないと厳しいですかね・・・」と渋めの反応だったのは印象的。笑
- オンラインコミュニティに参加。転職の相談やモチベーションを維持
- 自分が参加したのは1ヶ月無料の リベシティ
- 毎日コーディングや勉強する時間を作る
- 環境に飽きたらもくもく会などにも参加(connpassなどを利用)
- インプット・アウトプットを継続(世間に成果物を定期的にアピールしつつそれを上長や営業にも連携
- 第三者が分かる形で自己学習をするのが大事
- Qiita で記事を投稿したり(月に平均 1 度)、アプリを開発して発表するなど
- 現場の状況などを営業や上長などに月に一度程度 簡単に連携
- アウトプットの発表を半年に一回、社内の LT 会で成果物のプレゼンなどで行う
- 自分の望む技術スタックがある現場で開発経験を積む
- 外部の勉強会に参加する
- 自分がよく利用したのはconnpass
転職活動2
開発経験を2年積んだ段階で転職サイトに登録(現職のまま)。どこかのエージェントのことを真に受けている。笑
- Green に登録し、「企業からのきになる!」に何社かエントリー
- 転職ドラフトに登録
そこから段階的にLAPRASやミイダスに登録するつもりだったが・・・転職ドラフトで良さげな企業にトントン拍子に内定をいただいて終了。
転職活動結果2
内定までのながれ
転職ドラフトに参加 → 指名をもらう → カジュアル面談 → 一次面接 →二次面接(CEO と面談 → ロールプレイング)→ 内定
転職活動そのものは新卒の就活ほど頑張っていない。孫氏にもある通り、勝つために戦の前準備のほうが重要。
一次面接においては自分のこれまでの経験を聞かれるので淡々と応えるだけで通過。CEO との面談では主にパーソナリティ的なところをみる質問が多かった。ロールプレイングだが、実際に画面共有しながらバグをどのようにみつけていくのかなどをしていった。
細かい問答については反響があれば書く。
転職ドラフトの感想
メリット
- ドラフトという企業側からお声がけをいただく形式なため、探す負担が減る
- SaaS や自社開発の企業様が自分の場合は多かった(自身のプロフィールにそのように書いていたというのもあるが)
- 自身の市場価値を具体的な年収で把握することができる
- 自分は5社指名、提示額 520 万〜600 万ほどだった
- 書類選考を行うことはそもそもルール違反
- 大量にエントリーして書類選考で落とされる・・という無駄な過程を省けやすい
- 先方から興味をもってくれているので話の展開が楽
- 提示額より高く内定をいただくこともある(自分がそれだった)
- レジュメ(スキルシート)のレビューを審査担当が無料でしてくれる
- ドラフト指名の企業から指名理由が書いてある
- 自身の市場で評価されたポイントを知ることができる
- 転職市場で評価されるポイントは SES 企業においても評価されるポイントでもある
- カジュアル面談はフラットに会話できるで、受けるだけでもかなり面白い
- 友達紹介や内定祝いキャンペーンをやっており、それらが意外と良い
- Amazon ギフト券 3000 円分がお互いにもらえる、とのこの。笑
- 紹介コード:
RPYQ
デメリット
- 本当に自分が行きたい企業がある人には向いていない
- 大企業にしか興味がない人には向いていないかもしれない
- 提示額が前回のドラフトより下がったりする
もともとは自分の技術力だと年収はどれぐらいが適正か、その診断をするために登録するつもりだったので、良い意味で期待を裏切る結果となった。想定以上に自分とマッチした企業に出会えたことで就職を決意した。
ふりかえると自分の転職活動スタイルにマッチしていたと思う。
メガベンしか興味がないとか、このジャンルのプロダクトに携わりたいというのはなかった。業種は SaaS で 言語が React、技術力がフロントを軸にさらに高められれば良いという活動方針なので特に問題はなかった。無料にも関わらずレジュメを見てもらえるだけでも価値がある。自分のキャリアの見返すというエンジニアの健康診断的な使い方でもよいと思う。
評価されたポイント
指名理由には以下のようなものがあったので、他のエンジニアも参考になるかもしれない。
- 積極的に新しい技術をキャッチアップされている点
- TypeScript や React などモダンな開発経験
- 自己学習とアウトプットも励んでいる
- ポートフォリオの技術選定などがわかりやすく解説されている
- こだわりをもって積極的に改善に取り組んでいる
- プロジェクトにて any 型を徹底的に排除することを目標に開発している
- バックエンド開発からすぐにコードレビューを任されている
要は定期的にアウトプットをしていたことが評価されて、数社からオファーもいただく結果となった。圧倒的感謝。逆にアウトプットがないと転職ドラフト経由での転職内定は難しいのかもしれない。
今後の展望
持ち前の根性でこれからもやったります!!
- 次の企業で評価されるよう、さらにレベルアップをする
- コードレビューやテックリードできるようになること。CI/CD 周りの改善も手をかけたい。
- ひとつのプロジェクトに対し精通し理解する
- バックエンドもインフラ周りも触る
- 分かりやすい文章かけるようになりたい
- 呼吸をするかのようにインプット・アウトプットを繰り返す
- 情報収集はつねに行う
- なんかポートフォリオつくる
- 仕事頑張るのと楽しむ
この記事がいいと思ったら
最後まで読んでいただきありがとうございました。
もしよかったら、LGTM を押していただいたり、転職ドラフトに登録してオライリーの本や Amazon ギフト券をお互いにゲットしましょう。笑
転職ドラフトの回し者ではない。笑
プレゼント条件は会員登録後、マイページに紹介コード【RPYQ
】を入力し、審査に通過をしていただく必要があります。
世話になったサイト
メンターになれるしメンターを雇えるサイト。
有名すぎるプログラミングの入門サイト。環境構築不要。
コーディングの練習に最適。自分の好きな言語で挑戦できる。
プログラミング学習のロードマップ。学習フローみたいな記事が散見されるが、たぶんこれが原点。
転職で市場価値がわかり、ここのサイト経由で内定を承諾
スカウトが届く転職。転職ドラフトと併用して使うと良さそう。
アウトプットを収集し最新プロフィールを作成してくれるサイト。