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HDDについて

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■HDDとは
外部記憶装置(Hard Disk Drive)

■HDDメーカ別の世界シェア(2014(7~9月))
・ウェスタン・デジタル(Western Digital) :44.0%
・シーゲート・テクノロジー(Seagate Technology) :40.5%
・東芝(TOSHIBA) :15.5%

■HDDメーカ別の故障率(2016年)
・東芝 :3.06%
・シーゲート・テクノロジー(Seagate Technology) :3.48%
・ウェスタン・デジタル(Western Digital) :6.55%

■インタフェース
現在は、Serial ATA(SATA)の2.6以降が主流。

IDE(パラレルATA)
・Ultra ATA/33 :(33MB/sの転送速度)
・Ultra ATA/66 :(66MB/sの転送速度)
・Ultra ATA/100 :(100MB/sの転送速度)
・Ultra ATA/133 :(133MB/sの転送速度)

SATA(Serial ATA)
・SATA1.0 :(150MB/sの転送速度)
・SATA2.6 :(300MB/sの転送速度)
・SATA3.0 :(600MB/sの転送速度)
・SATA Express :(1GB/sの転送速度)

M.2 :(1GB/sの転送速度)
 →SATA Expressの小型版で、論理的には上位互換。

■パーティションスタイル
・MBR(マスターブート レコード)
2TBを超えないHDDには推奨。コマンド情報の32bit制約から2.2TBまでの認識となる。(2Tib(約2.2TB)の壁を参照)
・GPT(GUIDパーティションテーブル)
2.2TB以上も可。Windows 2000やXPが読み書きを行えない。

■容量の壁
・127GiB(約137GB)の壁
ATA/ATAPI-5のコマンドは、HDDのデータ位置を示すLBA(Logical Block Addressing)のアドレス長が28bitであった。
28bit(=0xFFFFFFF)×512byte(1セクタあたりのバイト数)=127GiB(約137GB)であり、
28bit長のコマンドでは最大で127GiB(約137GB)までのデータしかアクセスができなかった。

ATA/ATAPI-6から48bit LBAに拡張され、48bit LBAに対応しているデバイスをBig Driveと呼ぶ。
48bit(0xFFFFFFFFFFFF)×512byte=128Pib(約144PB)までアクセス可能となった。

※2017年現在、Big Driveが標準となっている。
 2002年より古く発売されたHDDやOSを使用する場合のみ注意が必要。

・2Tib(約2.2TB)の壁
上記のBig Driveにより128Pib(約144PB)までアクセスできるようになったが、
HDDのMBRパーティションを使用すると1パーティションで管理できる総セクタ数は32bitであり、総容量は
32bit(0xFFFFFFFF)×512byte=2TiB(2.2TB)までとなる。

GUIDパーティションを使用すれば総セクタ数を64bitで管理するため、
64bit(0xFFFFFFFFFFFFFFFF)×512byte=8ZiB(9.44ZB)までアクセス可能となる。

また、WindowsのようにSCSI CDB(Command Descriptor Blick)に抽象化してコマンドを発行しているシステムでも、
10byteCDB(32bit LBA)を使用しており、総容量が2Tib超のドライブ(パーティションではない)を扱えない。
こちらは16バイトCDB(64bit LBA)に対応したシステムであれば、8ZiB(9.44ZB)までアクセス可能となる。

※2010年以降、総容量2Tib超のHDDが発売されている。
 2017年現在、最新の64bitOSであれば、GPTや16バイトCDBに対応している(はず)

■BigSector
・HDDの物理ディスクセクタサイズを512バイトから4KiBに拡張
HDD上の物理セクタの長さを、従来の512バイト構成より長くすることによって、フォーマット効率を向上させる規格。
エラー検出と訂正のアルゴリズムが拡張され、記録データの信頼性が向上するとともに、フォーマット効率が改善するため、
記録容量を拡大することができる。
・AFT(Advanced Format Technology)
4096バイトのセクタサイズを規定し、従来の512バイト論理セクタ用のアプリケーションや機器構成との互換性を維持するために、
512バイトのエミュレーション機能を備えたHDD。
エミュレーション機能とは、磁気ディスクにデータを書く際に、ホストシステムから送られてきた512バイト単位のデータを、
4096バイトである磁気ディスクの物理セクタサイズに対して論理的には512バイトであるかのようにエミュレートし、
適切に4096バイト単位に変換して書き込むもの。

■音
・カリカリ・ゴリゴリ
 ヘッドのシーク音。異常ではない。Automatic Acoustic Management (AAM:自動騒音管理)で調整可能。
・カシャカシャ・コトコト
 ヘッドを退避/復帰するリトラクト音。異常ではないが、頻発するなら要調査。
 WD社製のHDDの場合、IntelliPark機能が8秒ごとにヘッド退避することがあるらしい。
・ジージー
 オフラインスキャン音。暇なときにスキャンテストしている。
・カコン、カコン
 ヘッドが損傷している可能性があり要注意。読めない何かをリトライしているっぽい。

■SMART
こちらを参照

■IDENTIFY DEVICE
こちらを参照

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