Cloud Text-to-Speech API V1(Java)を使用して、
長時間実行オペレーションを取得する方法についてご紹介します。

APIを利用する環境の準備から始める場合や、コードを実行する際は、
⧉[Google Cloud Text-to-Speech API(V1)] JavaでText-to-Speech APIを使ってみる
を参照ください。

No		目次
1		オペレーション一覧を取得
	1	スコープ
	2	実行
	3	レスポンスの内容
2		オペレーションを取得
	1	スコープ
	2	実行
	3	レスポンスの内容

1. オペレーション一覧を取得

長時間実行オペレーション一覧を取得します。

1.1. スコープ

OAuth2.0でこのAPIを実行するには、以下のスコープを指定してください。
サービスアカウントで実行する場合はスコープの指定は不要です。

https://www.googleapis.com/auth/cloud-platform

1.2. 実行

public static void main(String[] args) throws Exception{
    try(TextToSpeechLongAudioSynthesizeClient client = getTextToSpeechLongAudioSynthesizeClient();
        OperationsClient op = client.getOperationsClient()){
        
        ListOperationsRequest.Builder builder = ListOperationsRequest.newBuilder();
        builder.setName(String.format(
                    "projects/%s/locations/%s", 
                    "プロジェクトID","ロケーションID"));
        
        OperationsClient.ListOperationsPagedResponse response = op.listOperations(builder.build());
        for(Operation o : response.iterateAll()) {
            System.out.println(o);
        }
        System.out.println(response.getNextPageToken());
    }
}

1.2.1. HTTPリクエスト

GET:　https://texttospeech.googleapis.com/v1/projects/{プロジェクトID}/locations/{ロケーションID}/operations
が実行されます。

1.2.2. クエリパラメータ

ListOperationsRequest.Builderのsetメソッドにより、クエリパラメータを追加できます。
build()メソッドでListOperationsRequestインスタンスを取得し、
listOperations()に渡します。

メソッド	引数	説明
setName	String	【必須】リソース名形式："projects/{プロジェクトID}/locations/{ロケーションID}"
steFilter	String	リストフィルター
setPageSize	int	リストのページサイズ
setPageToken	String	ページトークン

1.3. レスポンスの内容

OperationsClient.ListOperationsPagedResponse

メソッド	戻り値	説明
iterateAll	Iterable<Operation>	操作のリスト
getNextPageToken	String	次ページのトークン

Operation

メソッド	戻り値	説明
getName	String	オペレーション名形式："projects/{プロジェクト　ID}/locations/{ロケーションID}/operations/{オペレーションID}"
getMetadata	Any	操作に関連付けられたサービス固有のメタデータ
getDone	boolean	操作が進行中か
getError	Status	失敗またはキャンセルされた場合の操作のエラー結果
getResponse	Any	操作の正常な正常な応答

Status

メソッド	戻り値	説明
getCode	int	ステータスコード
getMessage	String	開発者向けのエラーメッセージ
getDetailsList	List<Any>	エラーの詳細を伝えるメッセージのリスト

2. オペレーションを取得

長時間実行オペレーションを取得します。

2.1. スコープ

OAuth2.0でこのAPIを実行するには、以下のスコープを指定してください。
サービスアカウントで実行する場合はスコープの指定は不要です。

https://www.googleapis.com/auth/cloud-platform

2.2. 実行

オペレーション名は、OperationのgetName()で取得できる値を指定します。

public static void main(String[] args) throws Exception{
    try(TextToSpeechLongAudioSynthesizeClient client = getTextToSpeechLongAudioSynthesizeClient();
        OperationsClient op = client.getOperationsClient()){
    
        Operation response = op.getOperation("オペレーション名");
        System.out.println(response);
    }
}

2.2.1. HTTPリクエスト

GET:　https://texttospeech.googleapis.com/v1/projects/{プロジェクト　ID}/locations/{ロケーションID}/operations/{オペレーションID}
が実行されます。

2.2.2. クエリパラメータ

クエリパラメータはありません。

2.3. レスポンスの内容

Operation

1.2. レスポンスの内容(Operation)と同じです。

おしまい。。