社内SEと聞いてどんなイメージを持つでしょうか?
SESや受託開発などと比べて仕事が楽だというイメージを持つ方も多いかもしれません。
僕はSESから社内SEに転職するまで、社内SEがどんなものなのか具体的にイメージすることができませんでした。
ですが今は社内SEに転職して半年が経って、社内SEとしての仕事にもずいぶん慣れてきました。
そこで今回は、SESと社内SEの両方を経験した立場から、「社内SEは本当に楽なのか」を基準に比べてみたいと思います。
なお、社内SEと言っても会社によって違うこともあると思うので、あくまで僕の環境をもとに比較します。
システムを納める相手
社内SEがSESや自社開発などと大きく違うのは、システム納める相手が顧客ではなく自分の会社になることです。
社内SEの場合、SESのように契約で納期が決まっているわけではないので、そういう意味では精神的な部分で楽とも言えるかもしれません。
ですが、だからと言ってダラダラ開発していいわけではありません。一つ一つの開発に時間がかかってしまえば、一人の社員としての評価は下がってしまいます。
自分自身の裁量で仕事を進めるということは、それだけの責任も負うということになります。
勤怠管理
社内SEになって一番楽だなと感じるのはこの点です。
SESのときは自社と客先の両方に勤務時間の報告をする必要がありましたが、社内SEはとうぜん自社への報告だけです。
また、SESでは客先での作業内容も定期的に自社に報告していましたが、今はその必要もありません。
担当業務
SESの場合、参画したプロジェクト内で決められた工程を担当するというパターンが多いです。
社内SEの場合は大まかな担当を持つこともありますが、業務アプリの開発もインフラもセキュリティも全て担当することになります。
僕はまだ開発ベンダーへの発注というのは経験していませんが、社内SEはそういった業務も行う必要があります。
まとめ
簡単な比較になりましたが、僕がSESと社内SEをどちらも経験してみて感じるのは「精神的な部分では楽」ということです。
SESの頃を振り返ってみると、本来なら受けなくてもいいはずのストレスを感じていました。
社内SEになってからは、適度な緊張感の中で自分の仕事に集中できているのを実感しています。
まだ半年なのでこれからどうなっていくかは分かりませんが、少なくとも労働環境が良くなったのは確実です。
最後に、僕の転職中の体験談や、今の会社に入社した経緯はブログに書いたので、もし社内SEへの転職に興味が沸いたら、覗いてみてください。
→[ドモナのブログ][1]
[1]:https://domona.info/can-change-jobs/