起きている現象
2024年の3月辺りから、Manjaro(おそらくArchLinuxも)でAndroid emulatorが起動しない問題が発生しました。
IntelliJやAndroidStudioから起動しようとするも起動しません。
ターミナルから起動して起動時のログを確認すると、Segmentation fault (コアダンプ)となりました。
原因
Manjaro Forumに同じ現象について書かれていました。
https://forum.manjaro.org/t/segmentation-fault-on-android-emulator-because-of-latest-qemu-update/157548
どうやらqeumの最新バージョンによるバグとのこと。
Vukanがうまく動いてくれないようです。
解決方法
2つあります、どちらの方法でも解決しました。
通常であれば2つ目の方法、設定汚したくない時やグラフィックが重いものを動かす場合は1つ目の方法を使うとよいかと思います。
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ハードウェアレンダリングからソフトウェアレンダリングに変更(AVDの設定)
AVDの設定で、Emulated PerformanceのGraphicが「Automatic」になっているのを「Software-GLES2.0」に変更する。
ただし、端末の選択画面においてPlayStoreが同梱されている端末はその項目が変更できないので、PlayStoreが無いものを選んでください。 -
VulkanではなくOpenGLを使わせる(設定ファイルの作成)
$HOME/.android 以下にadvancedFeature.iniを作成し、以下を書きこむ
Vulkan = off
GLDirectMem = on