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ゲーム開発で使えるオープンソースソフトウェア個人的まとめ

Last updated at Posted at 2022-10-22

ゲーム開発で使えるオープンソースソフトウェア個人的まとめ

はじめに

ゲーム開発をしている皆様こんにちは。
ゲーム開発には必要なものが多く、皆様は日々飛んでいく諭吉と時間に四苦八苦していることと思います。
そこで私が知りうる限りのゲーム開発に関わりそうなオープンソースソフトウェア(以下OSSとする)を紹介することで日々のゲーム開発に役立てて頂きたいと思い、この記事を錬成しようと考えた次第です。
というのは半分建前で、ぶっちゃけOSSって良いものが沢山あるのにも関わらず知られているものが少ないというのが現状じゃないですか。
なので、皆様にどんなOSSがあるのか知って使ってもらい、時には宣伝や開発等をしてOSSを盛り上げていきたいというのが本音です。
決して自由ソフトウェア運動をしているわけではない
特にクリエイティブな活動をLinuxでされている逸般人な方々には有用かと思われます。

この記事の対象はOSSです。公式バイナリが無料であるとは限らないのでご了承ください。
時間があれば無料のソフトウェアにフォーカスした記事も書くかもしれないです。

また、日本での知名度は少ないものも多いので、使い方を学習する際は英語が必要な場合が多いということは頭に入れておいた方が良いと思います。

あとライブラリは対象外です。

ゲームエンジン

上で申し上げた通りゲームエンジンという名のライブラリを対象にはしていませんのでご了承下さい。
ちなみに有名なUnityとUEは無料であって、OSSではありません。特にUEはソースコードを公開しているけれどもプロプラでありOSSではありません。(ややこしや)

Godot

公式サイト https://godotengine.org/
ソースコード https://github.com/godotengine/godot
ライセンス  MIT

恐らく最も有名なOSSのゲームエンジンです。
UnityやUE5の代替となるソフトウェアです。
Godot以外にもOSSのゲームエンジンはいくつかありますが、現状実用に耐えうるのは恐らくこのゲームエンジンくらいです。
3D,2D双方の開発ができ、多くのプラットフォーム向けに出力できる、UnityやUE5に引けをとらない出来のソフトウェアです。

特徴は以下の通りです。

  • OSSかつ無料である
    すばらしい。
  • ゲームエンジン自体がかなり軽い(2桁MBくらいしかない)
    その分起動もかなり早い。この手軽さはやっぱり便利。
  • 有名なゲームエンジンと比べ後発であるためUIが洗練されている
    例えばUnityではオブジェクトにコンポーネントを足していくという感じですが、Godotは全てがノードでありシンプルな設計です。
  • エディタが内蔵されている
    外部エディタは必要なく、全てGodot内で済ませられます。
  • 基本的にGDScriptというPythonライクな言語で開発を行う
    他にも多言語のバインディングがあるようなのですが、結局殆どの兄貴はGDScripを使っているようです。
  • 開発もかなり活発に行われている
    割と大事。
    デメリットは以下の通りです。
  • GDScriptを学ばなければならない
    それほど難しくはないので、この記事を見ている先輩方は心配しなくて大丈夫です。
  • コンソール向けにリリースするのが面倒
    OSSなので仕方ないですが、自分だけでコンソール向けにビルドすることは出来ないと思って下さい。
    しかし、Godotのプロジェクトをコンソール機器用にビルドしてくれるサービスが存在するので、いざとなればそちらに頼むことになります。
  • 日本語の情報があんまりない
    Unityが強い理由の1つとして、日本語情報の多さがあると思います。
    Godotの場合一部の先駆者兄貴が情報発信をされていますが、その数は限りあるものです。
    なので、必然的に英語と付き合う必要があります。
    公式のドキュメントは一部は日本語化されていますが、あくまで一部なので日本語での情報収集が出来ないと思っていたほうが良いと思います。
    だれか日本語訳やってくだちい

余談
ゲームエンジンって、ある程度学習コストが掛かりますよね。
なのでどのゲームエンジンが使われ廃れるのかも気になっている方がおられると思います。
が、個人的にUnity, UE, Godotに関しては共存していくのではないかと感じています。
というのもUnityは様々な用途に使える汎用シミュレータ、UEは美麗な3Dグラフィックス関係用途のエンジン、Godotは制限の無いアプリ作成用ミドルウェアと、ゲーム以外の用途が完全に別方向だからです。
ゲームでも、UnityはモバイルやXR、UEはハイエンド3Dゲーム、Godotは「OSSかつまともに動くゲームエンジン」と方向性が違います。
そのため、すぐにどれかが無くなるということは無いので、まずは安心して色々と触ってみることをオススメします。

Open 3d Editor

公式サイト https://www.o3de.org/
ソースコード https://github.com/o3de/o3de
ライセンス  Apache 2.0

次に有名なのは近年出たOpen 3d Editor(o3de)だと思います。
Amazonが開発していたゲームエンジンのAmazon Lumberyardがオープンソース化、クロスプラットフォーム化されたものです。
UnityというよりUEの代替になりそうな感じです。
現状まだ実用に耐えられるものでは無いように思いますが、着実に開発が進んでいるようなので今後に期待が高まるソフトです。

他にもOSSのゲームエンジンは数多くあるようなのですが、開発が止まっていたりするものが多いので、選択肢にはならないように思います。

2Dグラフィック

Krita

公式サイト https://krita.org/jp/
ソースコード https://github.com/KDE/krita
ライセンス GPLv3

いわゆるお絵描きソフトです。
Clip Studio Paintの代替になるソフトです。イラスト作成に特化しており、多くの筆やアニメーション機能などの機能が搭載されています。
私も推しているのですが、日本での使用者は少なく、日本語での情報はあまり多くはありません。
また、一応Android版も開発されていますが、まだ使える状態ではありませんでした。

本当にどうでも良いことなんですが、Clip Studio Paintがサブスク化の発表をした際にTwitterでKrita公式がここぞとばかりに宣伝していましたね。

Gimp

公式サイト https://www.gimp.org/
ソースコード https://www.gimp.org/source/
ライセンス GPLv3

Kritaと同じくラスター編集用のソフトウェアです。
こちらの方が歴史も長く知名度が高いので知っている方も多いと思います。
もちろんイラストも描けるのですが、どちらかと言うとPhotoshopの代替となるようなソフトウェアでレタッチに使われることの多いソフトウェアです。
Kritaと比べどちらかが優れているということは無いので、イラストを書くならKrita、レタッチならGimpと使い分けをするのが良いと思います。
こちらは日本語の情報は多いですが、古い情報も結構残っている印象です。
比較対象となるPhotoshopは新たな技術や機能がどんどん投入されていってるので、開発が緩やかなGimpとの差が開きつつあるのが懸念点ではあります。
現在GTK2を使って作られていて、そろそろGTK3に書き直したのが来そうという感じですが、そもそも今のGTKの最新バージョンは4なんですよね。果たして追いつくのでしょうか。

Inkscape

公式サイト https://inkscape.org/ja/
ソースコード https://gitlab.com/inkscape/inkscape
ライセンス  GPL

Adobe Illustratorの代替となるソフトウェアです。
ロゴとかポスターとかを作るのに使うやつです。
OSSでベクターイラストといったらInkscape一択です。
それだけあって、情報も多くインターネット上にあります。
Illustratorの形式であるAIファイルとの互換もあります。
ベクターイラストはあまり最新の技術を必要としているわけではなかったりするので、今後も長く使っていけそうです。
(ただ商用利用しようと思っても、Adobeのフォーマットがデファクトスタンダードなのでつらい)
後はアニメーション機能があればなぁと個人的には思っています。

OpenToonz

公式サイト https://opentoonz.github.io/
ソースコード https://github.com/opentoonz/opentoonz
ライセンス  modified BSD

2Dアニメーション制作に特化したソフトウェアです。
ジブリ作品の制作に使われていたものを基に制作されているようです。
ドワンゴさんがプロジェクトを主導しています。

Storyboarder

公式サイト https://wonderunit.com/storyboarder/
ソースコード https://github.com/wonderunit/storyboarder
ライセンス  MIT +α

2Dアニメーション制作に特化したソフトウェアです。
ソフトウェアの機能のシンプルさやStoryboarderという名の通り、本格的なアニメーションと言うよりは絵コンテ制作用という感じです。
ある程度開発が落ち着いているのか更新頻度はそれほど高くないようです。

Inochi Creator

公式サイト https://inochi2d.com/
ソースコード https://github.com/Inochi2D/inochi-creator
ライセンス  BSDv2

Live2Dの代替となる、2Dモデルリギングソフトウェアです。
まだ開発途上で実務での利用は推奨されていないようですが、現状でも結構使えそうな感じはします。

3DCG

Blender

公式サイト https://www.blender.org/
ソースコード https://github.com/blender/blender
ライセンス  GPLv3

はい、言うまでもないです。
統合型の3DCGソフトウェアです。
皆さんも知っている、というか皆さんの方が詳しいと思うので何も言いません。
ただ一点だけ、Twitterで #blender初心者 だけは見んといてください。
BlenderでPython使うのは楽しいですよね。

Material Maker

公式サイト https://www.materialmaker.org/
ソースコード https://github.com/RodZill4/material-maker
ライセンス  MIT

Substance Designerの代替となるソフトです。
ノードを組み合わせてテクスチャを生成します。
そしてなんとこちらはGodotを用いて作られています。
どゆこと?となりますが、Godotを用いて作った制作物はなんの制限もないのでこういうことができるのです。

Armor Paint

公式サイト https://armorpaint.org/
ソースコード https://github.com/armory3d/armorpaint
ライセンス zlib/libpng

Subtance Painterの代替となるソフトです。
3Dモデルの表面にお絵描きをする、PBRテクスチャペイントソフトですね。
公式バイナリは有料なので、無料で使いたいなら自分でビルドして使いましょう。
(一応、ソースコードを公開しているのは開発の支援を得るためらしいです)
有料ですがスマホアプリ版もあります。

Goxel

公式サイト https://goxel.xyz/
ソースコード https://github.com/guillaumechereau/goxel
ライセンス  GPLv3

ボクセルでオブジェクトを作ることができるソフトウェアです。
必要な機能は一通り揃っています。
ちなみにピクセルアートならKritaで済みます。

Meshroom

公式サイト https://alicevision.org/
ソースコード https://github.com/alicevision/Meshroom
ライセンス  MPLv2

フォトグラメトリ用のソフトウェアです。
画像を大量に撮って、そこから3Dモデルを生成するやつです。
CUDAを使用するようで、機能を使うためにはNvidia GPUが必要なのが惜しいところ。
他の方もそう思っているようでCUDA依存の脱却の議論がされています。

サウンド

サウンドのOSSを紹介する前に恐縮ですが、正直作曲などをOSSでやろうというのは現実的では無いです。

作曲する際にはDAWだけでなく、多くの外部音源やプラグインを用います。
それらの音源やプラグインは現状プロプラの牙城なわけです。
なので大人しくWindowsなりでプロプラソフトで曲をいじくりまわすことをオススメします。
どうしてOSSのサウンドミドルウェアが無いんですかね

Zrythm

公式サイト https://www.zrythm.org/ja/index.html
ソースコード  https://github.com/zrythm/zrythm 
ライセンス AGPL

近年登場したOSSのDAWです。
公式バイナリをインストールするには有料ですが、自分でビルドする分には問題ありません。
ちなみにMesonとNinjaでビルドできます。
Studio Oneに似たUIをしており、後述するDAWと比べ現代的で操作も直感的な印象を受けます。

追記
コメントで情報を頂きました。
現在では公式バイナリの無料版の制限が緩和されており、制限はトラック数の数のみのようです。
かなり敷居が下がった(誤用)ようなので、ビルドが億劫だった方にも一度使ってみて欲しいです。

Ardour

公式サイト https://ardour.org/
ソースコード https://github.com/Ardour/ardour
ライセンス  GPLv2

「あるどーる」と読むようです。OSSのDAWで一番有名なのはこれ。
ある程度歴史もあるので、情報量や機能や安定さを考えると現状これを使うことになるでしょう。
Zrythmと同様に公式バイナリを利用するにはお金が必要です。
なので無料で使いたい場合は自分でビルドしましょう。(WindowsとMacは大変らしいですが)
一応公式バイナリは最低1ドルでダウンロードできるので、そちらの方が楽だと思います。
無料のデモバージョンもありますが、Zrythmと比べて制限がキツイです(時間制限)。
Linuxディストロなら大抵は公式リポジトリに入っておるので、Linux勢は安心して使えます。

LMMS

公式サイト https://lmms.io/
ソースコード https://github.com/LMMS/lmms
ライセンス  GPLv2

Ardourの次に有名なOSSのDAWです。
EDM系の曲を作るのに特化されている感じです。
英語圏はEDMの本場だったりするので、そちらではArdourよりも有名だったりしそうです。
こちらは無料で公式バイナリを落とせます。

Openutau

公式サイト http://www.openutau.com/
ソースコード https://github.com/stakira/OpenUtau
ライセンス  MIT

Utauの音源が使える、UtauのOSS版です。
代替となるのはボーカロイドでしょう。

Musescore

公式サイト https://musescore.org/ja
ソースコード  https://github.com/musescore/MuseScore
ライセンス GPLv2

楽譜を作るソフトウェアで、Finale等の代替となります。
ピアノのような一般的な楽譜から、ドラム譜、歌詞付き、オーケストラの譜面までほぼどんな楽譜でも作れます。
Midiファイルでのデータのやり取りも可能ですし、内蔵音源も豊富、バージョン4になってからVSTプラグインも使えるようになったようです。

Audacity

公式サイト https://www.audacityteam.org/
ソースコード  https://github.com/audacity/audacity 
ライセンス GPLv3

音声データの編集ができるソフトウェアです。
簡単にエフェクトを掛けたり、波形の編集をすることが出来ます。
ただし、正直DAWで作曲している人類からすれば使いづらいです。
というのも作曲をする際にはエフェクトを定量的に掛けたり、エフェクト毎に編集ができますが、それが出来ません。
とりあえず波形にエフェクトを加えることができますよ的な感じなので、DAW使っている方はメインはそちらで編集した方が良いと思います。

rFXgen

公式サイト
ソースコード https://github.com/raysan5/rfxgen
ライセンス zlib

パラメータをいじって音を作るソフトです。
手軽にファミコン風の効果音を作ることができ、結構使ったりします。
反面リアルな音作りは全くできないので、使いどころの見極めは必要です。

Mixxx

公式サイト https://mixxx.org/
ソースコード https://github.com/mixxxdj/mixxx
ライセンス GPL

オープンソースのDJソフトウェアです。(ぶっちゃけゲーム関係無いです)
SeratoやTraktor、Rekordboxの代替となります。
商用のDJソフトウェアと機能の面では遜色なく、安心して使うことができます。
日本語の解説記事等は皆無なので、他の無料の商業DJソフトウェアで慣れた後で触ってみるのがおすすめです。

動画編集

ゲームに動画を使うかどうかが議論の余地があると思いますが、PVを作成したりする際に使いそうなので紹介しておきます。

Shotcut

公式サイト https://shotcut.org/
ソースコード https://github.com/mltframework/shotcut
ライセンス  GPLv3

OSSの動画編集ソフトと言ったらShotcutです。
Adobe Premiereの代替となるソフトです。
堅実な作りをしており、多くの機能がありながら安定して動作します。
ちなみに同じ動画編集ソフトウェアであるOpenShotというものもありますが、別物ですのでお間違いの無いよう。

Kdenlive

公式サイト https://kdenlive.org/en/
ソースコード https://github.com/KDE/kdenlive
ライセンス GPLv3

Shotcutと双璧をなすOSSの動画編集ソフトウェアです。
Shotcutが安定性を求めているとすれば、こちらは新たな機能をどんどん追加していくというような感じです。(KDE Project自体がそのような傾向あるような気がします)
その分安定性は二の次だったりするのですが、ShotcutかKdenliveかは完全に好みで決めてもらえればと思います。

Natron

公式サイト https://natrongithub.github.io/
ソースコード https://github.com/NatronGitHub/Natron
ライセンス GPLv2

コンポジットソフトというもので、After Effectの代替となるようなソフトウェアです。
Nukeという不自由なソフトウェアに似せて作られているようですね。

その他

voicevox

公式サイト https://voicevox.hiroshiba.jp/
ソースコード https://github.com/VOICEVOX/voicevox
ライセンス  LGPLv3

テキスト読み上げソフトウェアです。
ゆっくりやVOICEROIDの代替となるものです。
ずんだもんとかで有名ですね。
正直、OSSなのはフロントとエンジン部分であり、実際に色々なキャラクタの音声が使えるのは製品版と言いOSSでは無いので紹介するかどうか迷いましたが、一応書いておきました。(色々なキャラクタを扱う点でOSSに出来ないのはそれはそう)
これの派生としてSHAREVOXがあります。

penpot

公式サイト https://penpot.app/
ソースコード https://github.com/penpot/penpot
ライセンス  MPLv2

FigmaやAdobe XDの代替となる、Webデザインのプロトタイピングに使うことのできるソフトウェアです。
Figmaが買収された後、大量にこちらに乗り換える人が増えたようです。

Scribus

公式サイト https://wiki.scribus.net/canvas/Scribus
ソースコード https://github.com/scribusproject/scribus
ライセンス  LGPL 2.1, MIT License, 3-clause BSD, パブリックドメイン

Adobe InDesignの代替となるDTPソフトウェアです。
皆さんはLatexやマークアップ言語を何かに変換したりすることで文書を作成されていると思いますが、細かいデザインや調節をしたい時に使えるのがこのDTPソフトウェアです。
縦書きや右とじ、ルビ等日本固有の書き方にまだ対応していないのが玉に瑕ですが、そこを除けば十分に高機能です。(Latexとかも使えます)

最後に

いかがでしたか?

商用ソフトウェアに変わるOSSがご覧頂いた通り、かなりあります。
使って応援するのも良いですが、寄付や翻訳、開発と様々な方向から開発をサポートすることができます。
今回紹介したものの中には開発者が少ないといった問題を抱えているプロジェクトもあるようです。
私ももっと技術を身に着けたらマルチメディア系のOSSの開発に携わりたいなと思っています。

もし他にもゲーム開発に使えそうなOSSがあったら教えて下さい。
新たな情報を得たら記事を更新しようと思っています。

というか、ゲームって多くのマルチメディア系のソフトを使うからではあるのですが、この記事を書いてて思ったのがAdobeが強すぎますね。
OSSでゲームを作っていこうと思った時に、いかにAdobeから脱却するかというのが問われそうな気がします。

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