はじめに
この記事は🎄GMOペパボ エンジニア Advent Calendar 2024の7日目の記事です。
先日個人で開発しているiOSアプリのサブスク加入ユーザーが100人を超えました。
個人開発を細々と続けていますが、なかなか嬉しい1つの節目だったので記事にしておこうと思います。何か参考になることがあるかどうかは、分かりませんが良ければ読んでいってください!
もしこの記事を読んで、「個人開発やってみるか!」とか「久々再開してみるか!」と思ってくれる人がいたらとても嬉しいです。
そしてそして、思っただけでなく実際に行動までしてくれる人がいたらベリーハッピーでございます。
個人開発については以下の記事も書いているのでよければ!
アプリの特徴
ツール系のアプリです。使用頻度としては、毎日使うような類のものではなく月1使うかなくらいのアプリです。
中には月に何回も使ってくれてるユーザーもいるかもしれませんが、僕の想定は月1くらいです。
数字感としては、大体月に2,000くらいダウンロードされます。DAUは多い時で500人くらい、少ない時は数十人とかのときもあります。
サブスク100人達成するためには大体1年ちょいくらいかかりました。
ちなみに自分はこのアプリを全く使いません。
サブスクユーザー100人までにやったこと
思い込みを捨てる
僕の中で良くない思い込みだったなという印象的なものが2つあります。
「このアプリでサブスクは売れない」という思い込み
サブスクを導入するか悩んでいたとき、「このアプリでサブスクは売れない」と思い込んでいました。
なぜなら、月1回程度しか使わないアプリのサブスクにはわざわざ入らないだろうと思っていたから。
さらに初期のサブスクの構想では広告削除機能しかなかったので尚更売れるはずがないと思って導入を足踏みしていました。
でも結果、広告削除のみの機能の状態でも何人かサブスクに加入してくれました。
そして、機能も少しずつ追加した今では100人もの人がサブスクに加入してくれています。
つまり、自分が売れないと思ったものが本当に売れないかどうかなんてやってみないとわからないということです。だからとりあえずサブスクは導入してみれば良いと思います。
そもそも売れなかったとしてサブスクを導入したことのデメリットが何かあるのかと言われればないです。
売れないかも?とか考えてる間に導入してしまえば良いんです。
「ユーザーは知っているはず」という思い込み
僕のアプリはタブが3つの構成になっています。
そして、一番右のメニューのタブがリストになっていてそこにサブスク加入ページへの導線がありました。
そんなに奇をてらったようなUIではありません。当然ユーザーはこのサブスクの項目を見ていて、知っているものだとばかり思っていました。しかし、実際は違いました。
あるときアプリのレビューに「課金しても良いから、広告を消したい」という要望がありました。
このレビューをもらったとき、自分が思ってる以上にユーザーはアプリのことなんて見ていないんだということを改めて実感しました。
後述しますが、ユーザーは知らないという前提で、「どう知ってもらうか」「どう使ってもらうか」を考えると良いと思います。
仕組みが動く仕掛けを意識する
アプリ開発者は自分で作ってるので、アプリ内のどこに何があるのか、どんな機能があるのか、どんな使い方ができるかということをよく知っています。
個人で開発しているアプリなら尚更です。全部知っています。
でも僕のアプリのレビューから分かるように、ユーザーは思った以上にアプリのことを知りません。だから、その仕組みを知ってもらう仕掛けが必要です。
僕が、サブスクの存在に気づいてもらうためにやったことは非常にシンプルでした。
アプリの機能を使ったら必ず到達する画面にサブスクの内容と機能の概要を載せたバナーを表示しました。加えて、メニュータブにもサブスク加入ステータスを表示したりしました。たったこれだけ、ただサブスクがあることの露出をちょっと増やしただけですが、サブスクの新規加入者率はざっくりな計算で20%くらいは上がりました。
今後やっていきたいこと
一応今後やろうと思ってることも書いておきます。
数字を見てあれこれ
今あまり数字からこの機能を入れてみようとか、見せ方を変えてみようとかいうことはやっていません。
しかし、アプリをもっと拡大していくためにはどこかで必要な能力だと思うのでこの辺もやっていきたいと思います。
アプリ自体への流入を増やす
ASOはある程度意識して調整をしました。
今後もっとアプリを大きくしようと思うとやっぱりシンプルにアプリに入ってくる人の量を増やすというのは1つの手になります。
広告費を大胆に使うみたいなことはなかなかできないなぁと思うので、SNSの活用をうまくしていきたいなと思っています。
サブスク100を達成してみて思ったこと
まず自分のアプリから収入があるというのが嬉しいです。
ただお金という面だけでなく、自分の生み出したものをたくさんの人が使ってくれているというのもまたすごく嬉しいです。
自分が企画し、慣れないながらUIを考えて実際にコードを書いて形にし、どうやったらもっと良くなるのかを考えて改善をしてきました。
そのアプリに対してお金を払い続けても良いと思ってくれる人がこの世の中に100人もいるってすごいなと思います。
このアプリを世に解き放ててよかったです。もっと良い感じにしていきたいです
番外編
僕はアプリ内で課金されるたびにSlackに通知が飛ぶようにしています。
これ結構おすすめです。テンション上がります。
さいごに
いろいろ書いてきましたが、この記事で僕が伝えたかったのは主に2つです。
「思い込み捨てよ!」「仕掛け考えよ!」
ということです。いや、違いました...
「いいから、個人開発やろうぜぇぇえええ!楽しいからっっっ!!」
でした。本当に伝えたかったのは。
いつでも個人開発談義できる人募集してます。
Xで仲良くしてください。では!!