はじめに
ターミナルでよく打つコマンド、「なげぇなぁ...」と思ったことはないでしょうか?
僕は普段iOSをメインに触っているので、pod install
とかもちょっと長いなとか思っていました。
他にも、よく開くファイル、いちいちGUIでコチコチ開くのもめんどくさい、かといってターミナルから開くのもコマンドが長い。そんなときに、便利なaliasを紹介します。
要するに特定のコマンドに別名をつけられる
みたいなものです。
ではやっていきましょう。
できるようになること
例) pod install
というコマンドをpi
というコマンドを打つことで発動できる
この記事で説明すること
- zshを使用したaliasの作成方法
説明しないこと
- bashを使用したaliasの作成方法
- bashからzshに切り替える方法
環境
- MacBook Air M2
- macOS Sonoma 14.1
手順
①使ってるシェルの種類を確かめる
ターミナルで以下のコマンドを実行
$ echo $SHELL
以下のように表示されれば、zsh
を使用しているのでこのまま手順②へと進んでください。
もし/bin/bash
と表示されたらbash
を使用しているので、zshの切り替えを行うかbash
のalias設定をしてください。これについてはこの記事では説明していません。
②設定ファイルの有無を確認
ターミナルで以下のコマンドを実行
- ルートディレクトリへの移動
$ cd
- 隠しファイルを含めて表示
$ ls -a
以下のファイルがあるかを確認してください
.zshrc
すでにあれば手順③に進んでください。
該当ファイルがない場合は以下のコマンドを実行
- .zshrcファイルの作成
$ touch .zshrc
もう一度ls -a
コマンドを実行すると、.zshrc
ファイルが作成されていることを確認できると思います。
③aliasの設定
.zshrc
ファイルを開く
$ open .zshrc
aliasの設定をする
以下のように書くことでpod install
というコマンドをpi
で実行できるようになります。自身の用途に合わせてアレンジしてください。
alias pi='pod install'
例えばデスクトップにある特定のファイルを開くコマンドは以下のようにaliasを設定することができます。
{ユーザー名}と{ファイル名}のところは自身の環境に合わせて設定してもらえればOKです
ようはopen { 開きたいファイルの絶対パス }
を設定するってことですね。
alias test='open /Users/{ユーザー名}/Desktop/{ファイル名}
④ aliasの設定を読み込む
最後にターミナルで以下のコマンドを実行し、書き込んだaliasの設定を読み込むことで設定したaliasのコマンドを使用することができるようになります。何かの設定を.zshrc
ファイルに書き込んだ後はこのコマンドを実行します。
$ source ~/.zshrc
⑤alias設定したコマンドを使用する
あとはaliasで設定したコマンドをターミナルで実行すれば終わり。
おわりに
このコマンドよく打つのに「なげぇな」ってやつにはぜひaliasを設定してみてください
ではでは!