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Cortex-M7@600MHzで$20の超弩級Arduino互換ボード Teensy 4.0

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Arduino互換ボードにしてはヤバすぎるシロモノが登場しました。

Teensy 4.0

Teensy 4.0

何より驚くのはこのサイズ。
よく詰め込んだな...

ちなみに Teensy 3.2 とピン互換性があります。

ベンチマーク

Teensy 4.0 Benchmark

  • Score: 2314 pts
  • CoreMark/MHz: 3.86 pts

CoreMark(Arduino版) でのベンチマーク結果です。
ESP32(1Core) の 6.6 倍、エグすぎる。

これが $19.95 で買えるんですよ、凄くないですか。
下手すると純正の Arduino UNO より安いのでわ...

基本性能

  • MCU: Freescale i.MX RT1062
  • Arch: ARM Cortex-M7
  • Clock: 600 MHz
  • RAM: 1024 KB
  • Flash: 2048 KB
  • DMA: 32 Channels
  • PWM: 31 Ports
  • DigitalPin: 40 Ports (All Interrupt Capable)
  • SDIO: 1 Ports (4 Bit Native)
  • Serial: 7 Ports (All 4 Byte FIFO)
  • SPI: 3 Ports (All 16 Word FIFO)
  • I2C: 3 Ports (All 4 Byte FIFO)
  • USB: 2 Ports (480 Mbps)
  • I2S: 2 Ports
  • SPDIF: 1 Ports

この i.MX RT1062 は「クロスオーバープロセッサ」と言う位置付けらしく、マイクロコンピュータとマイクロコントローラの中間を担う存在としてリリースされたそうです。
(RaspberryPi と Arduino の中間、みたいな)

特徴

動的クロックスケーリング

このプロセッサは一般的なマイクロコントローラより消費電流が大きく、最大で 100 mA も消費するため、負荷に応じてクロック周波数を変動できる「動的クロックスケーリング機能」が搭載されています。

従来のマイクロコントローラは、クロック周波数が変動するとタイマーやバスなどのタイミングに依存する各種機能へ影響が及ぶため固定されていますが、このプロセッサはクロック周波数が変動しても他の機能に影響が無いよう設計されています。

なお、定格の 600 MHz より遥かに高いクロック周波数へのオーバークロックが可能、とのことです。

(ココが一番気になる...買ったら限界クロックでベンチマーク走らせます)

##密結合メモリ
1024 KB あるメインメモリのうち半分の 512 KB は「密結合」となっており、シングルサイクルアクセスが可能な超高速の専用バスで CPU と結ばれています。

「密結合では無い」もう半分の 512 KB は DMA に最適化されており、CPU とのブロッキングが起きにくい、とても効率的なIO性能となっています。

なお、これらのメモリ最適化は Teensyduino でコンパイル時に行ってくれます。

倍精度FPU

Freescale Kinetis や Atmel SAMD51 などの Cortex-M4F にも FPU は搭載されていますが、いずれも「単精度」のみの実装となっています。

このプロセッサは「単精度」と「倍精度」両方の FPU が実装されているため、全ての小数点演算をハードウェアで実行可能です。

その他

2019/08/10 現在、取扱のあるショップについて PJRC 公式サイト、もしくは Adafruit の2店は確認できました。

特に何する訳でも無いけど 欲しい!

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