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iOSプッシュ通知証明書の更新でp12ファイルが書き出せなかった凡ミスの話

Last updated at Posted at 2020-09-18

OneSignalのiOSプッシュ通知証明書が期限切れになったので、更新を試みました。
折角なので備忘録としてp12証明書の作成方法を順を追って説明していきます。

キーチェーンアクセスからCSRファイルを作成

macのキーチェーンアクセスを起動して、CSRファイルを作成します。

  1. 左上のキーチェーンアクセスから
    証明書アシスタント -> 認証局に証明書を要求を選択
    スクリーンショット 2020-09-18 12.17.42(2).png

  2. 以下のポップアップが開くので画像のように内容を埋めていきます。
    [メールでCAに送信]はチェックしなくてOKです。
    [CAのメールアドレス]も同様に空欄でOKです。
    スクリーンショット 2020-09-18 12.22.43.png

  3. CSRファイルの保存を要求されるので任意の場所にダウンロードします。
    CSRファイルは画像のようなタキシード姿のファイルとして出力されます。
    スクリーンショット 2020-09-18 12.15.47.png

AppDeveloperからcerファイルを作成

AppDeveloperからプッシュ通知用のCertificateを作成してCSRファイルアップロードすることでcerファイルがダウンロードできるようになります。
AppDeveloper : Certificates, Identifiers & Profiles

  1. Certificates, Identifiers & ProfileのCertificatesから+を押して新しいCertificateを作成します。
    スクリーンショット 2020-09-18 12.46.49.png

  2. SoftwareやServicesの一覧が出てきます。
    今回は**[Apple Push Notification service SSL (sandbox&Production)]**を選びます。
    スクリーンショット 2020-09-18 12.47.21.png

  3. プッシュ通知をしたいアプリのAppIDを選択して次に進みます。
    AppIDがない場合はまずAppIDの作成を先に行ってください。
    スクリーンショット 2020-09-18 12.47.51.png

  4. ここでCSRファイルを要求されるので、先ほど作成したCSRファイルを選択して次に進みます。
    スクリーンショット 2020-09-18 12.48.13.png

5.Certificateの作成が完了しました。
ここでは作成したCertificateが紐づいているAppIDや証明書の期限が書かれています。
Downloadを押して証明書ファイル(cer)をダウンロードします。
スクリーンショット 2020-09-18 12.48.35.png

cerファイルはこんなやつ
スクリーンショット 2020-09-18 13.07.37.png

6.ダウンロードしたcerファイルをダブルクリックすると、キーチェーンアクセスに追加されます。
追加された証明書を右クリックして書き出すことでp12ファイルを作成することができます。

p12ファイルが書き出せない...?

ここまで順調だったのにいざp12ファイルを書き出そうとしたらp12ファイルが選択ができませんでした。
手順を間違えたのかと何度繰り返しても同じだったので不思議だなと頭を捻っていました。
スクリーンショット 2020-09-18 13.10.46.png

ただの凡ミス

理由は単純。
キーチェーンアクセスの左下にある[分類]を**[自分の証明書]**にするだけでした。
スクリーンショット 2020-09-18 13.14.56.png

自分で作成したCSRファイルからしかp12ファイルを作成することはできないようです。
他人のCSRファイルで作成したCertificateからcerファイルをダウンロードしても当然p12ファイルは書き出すことはできません。

これで無事にp12ファイルを書き出すことができました。
OneSignalの更新も問題なく終わったのでよかったです。

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