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Active Directory 正常性試験スクリプト

Last updated at Posted at 2023-04-02

お疲れ様です。キムです。

前回投稿したADサーバ構築の続きで
今回の投稿はActive Directoryの正常性試験の方法を投稿します。

ADの正常性を確認する方法

<確認作業の流れ>

  1. AD データベースの複製状況の確認
  2. SYSVOL、NETLOGON 共有の確認
  3. ドメイン コントローラーの正常性の確認
  4. 各種イベント ログの確認

確認手順

①AD データベースの複製状況の確認

コマンド プロンプトにて repadmin /showrepl コマンドを実行し、
Active Directory データベースの複製にエラーが無いことを確認します。
また、グローバル カタログ サーバーの場合は "DSA OPTIONS: IS_GC" という項目があることを確認します。

> repadmin /showrepl

出力結果一部例)
※Default-First-Site-Name¥[Hostname]

②SYSVOL、NETLOGON 共有の確認

コマンド プロンプトにて net share コマンドを実行し、SYSVOL 及び NETLOGON が共有されているかを確認します。共有名に NETLOGON 及び SYSVOL が表示されていることで正常に共有できていると判断できます。

> net share

出力結果一部例)
※C:¥Windows¥SYSVOL¥[NetBIOS名]¥SCRPITS

・出力結果
image.png


③ドメイン コントローラーの正常性の確認

コマンド プロンプトにて「dcdiag /v」コマンドを実行し、各テストにエラーが無く、"合格しました" と表示されることを確認します。
Advertising に合格していることで、ドメイン コントローラー、及びグローバル カタログとして正常に機能していると判断できます。

・出力結果一部例)
image.png


正常性試験コマンド

上記テストを一つづつ実施するのは、面倒なので下記のスクリプトを実施してメモ帳で確認します。
コマンドの実施方法はbatファイルに保存して実施します。※文字コードは「ANSI」に変更してください。(UTF-8は文字化け)
image.png

rem ActiveDirectoryサーバ構築後の動作試験
set LOG_FILE=ActiveDirectory_%hostname%_%DATE:~0,4%%DATE:~5,2%%DATE:~8,2%.log
echo --- START : %DATE:~0,4%%DATE:~5,2%%DATE:~8,2%_%TIME:~0,2%:%TIME:~3,2% --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
echo --- ホスト名取得 --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
hostname >>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
echo --- IPアドレス取得 --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
ipconfig /all >>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
echo --- 共有フォルダ取得 --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
net share >>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
echo --- AD強制同期 --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
repadmin /syncall /e >>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
echo --- AD同期確認 --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
repadmin /showrepl >>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
echo --- FSMOサーバ確認 --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
netdom query fsmo >>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
echo --- AD正常性確認-A --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
dcdiag /a >>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
echo --- AD正常性確認-V --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
dcdiag /v >>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
echo --- AD正常性確認-E --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
dcdiag /e >>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
echo --- AD正常性確認-TEST-DNS --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
dcdiag /TEST:DNS /V /E >>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE% 
echo --- END   : %DATE:~0,4%%DATE:~5,2%%DATE:~8,2%_%TIME:~0,2%:%TIME:~3,2% --->>%USERPROFILE%\Desktop\%LOG_FILE%
rem 環境変数削除
set LOG_FILE=

実施したコマンド内容をメモ帳にエクスポートする簡単なコードです。取得されたログを確認しながら、テストに失敗したとかエラーが発生するところを確認し問題を解決します。
特に問題が無ければ全てのテストに合格しますので、これにて正常性試験は終了です。


まとめ

今回は構築したADの正常性試験を確認する方法を投稿しました。
忘れないように日記みたいな感じで投稿しています。でも、本語に翻訳して投稿するのは結構手間がかかりますね。

では、引き続きよろしくお願いいたします。

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