はじめに
モブプログラミングを始めて数か月後にメンバーから勉強会を開こうと提案がありました。
当時モブプロを実施しているチームは社内で私達しかいなく、モブの良さをチーム外にも広めたいというということでした。
特に経験の浅い私にとってモブはとても有難く、モブの良さを知ってもらうため勉強会を行うことに賛同しました。
この記事ではモブプロについて教えた際に経験したことや気づいたことを簡単にまとめています。
勉強会概要
- 勉強会は1時間(前半30分でメンバーがモブプロについて説明、後半30分でモブ体験)
- 参加者4,5名からなるチームに対してメンバー1人が担当して教える(参加チームは5つでした)
- 各チームは簡単なプログラミング課題を制限時間(30分)以内にモブで解く
- タイピスト交代時間は5分(かなり短いですが、時間内に全員がタイピストを経験できるようにするため)
- 担当者はモブプロが上手く進行するように支援したり質問に対応する
良かった点
- モブプロを教える経験ができた
- これまではモブプロを実施しているだけでしたが、今後教えることを見通して事前に経験を積めたのは良かったです。
- モブプロの良さを知ってもらうことができた
- 参加者からのフィードバックでは新人やチームの教育に良いと思ったのでこれからモブを導入していきたいという意見をもらうことができました。実際にいくつかのチームではモブプロが導入されました。
気づいた点
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初学者にとって5分でタイピスト交代は早かった
勉強会実施前の想像を超えて早かったです。今回は簡単な課題だったため何とか全員タイピストを経験して解き終わることができましたが、10分交代くらいの時間が丁度良さそうでした。 -
開発経験が浅い人はタイピストを優先的にやった方が良いと思いがち…?
勉強会中に参加者から質問がありました。「タイピストは経験の浅い人が優先的にやった方が良いですか?」
これは経験の浅い人はモブの役目である「タイピストに指示を出すこと」が難しいからだと思っての質問でした。
モブプロは開発経験がある/ないに関わらず、全員がタイピストとモブを繰り返しやっていきます。始めは指示を出すことが難しいかもしれませんが、「○○をしたいので○○のファイルを開いてください」「○○の原因を知りたいので○○してください」といった簡単な内容でも指示なので難しく考えずにトライしてみると良いと思います。困ったら経験のあるメンバーがサポートしてくれるはずです!
おわりに
エンジニア初心者に転生してから初めて人に教えた経験でした。また、自分が普段取り組んでいるモブプロに対する理解度や教え方について意識するようになった良い機会になりました。また、プログラミングに関わらず新しいことを大人数に教える際にもモブプロの考えは利用できると感じました。