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転機となった一年の出来事を振り返るAdvent Calendar 2024

Day 9

後からテストを書くとこういう発見がある

Last updated at Posted at 2024-12-10

はじめに

皆さんはテストを書いていますでしょうか?

この記事では私が経験した、「仕様書なしで運用が始まったシステムに後からテストを書く」について、発見したことをかんたんにご紹介します。

コード通りのテストケースしか分からない

コードを読み解いてテストを書くわけですが、条件通りのケースしか書けません。
素直に全パターン書くのは可能ですが、テスト数が多いと全部通すのに時間がかかります。
可能であれば必要十分なケース数で済ませたいところですが、数を削る判断基準がありません...

例えば...

  • 他の箇所でテストしているから不要

  • 仕様上ありえないから不要

使っていないメソッドが発見される

テスト対象のメソッドの呼び出し元を辿っていき、処理の流れを把握するのですが、検索で引っかからないということもしばしば。

エラーハンドリングされていない

処理の途中で空配列になった際を考慮できていなかったり。

同じ名前で似た処理のメソッドが存在する

8割くらい同じで、2割は違う内容のメソッドがあったり。
複数人で開発していて、それぞれ似たような処理を実装した、というところでしょうか。

おわりに

色々な発見があって面白かったです。
他の人が書いたコードをもとにテストを書くので、「テストを書きやすいコード」の基準がだんだんと分かってきました。自分が書く際には気をつけようと思います。

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