PythonでiOS/Androidアプリが書けると知り、早速環境整備しようとするも、以外と手間取ったのでメモ。公式ドキュメントはこちら。

必要なパッケージインストール

各種ライブラリ

Kivyがpygameに依存しており、さらにそのpygameが依存しているSDLライブラリ群を事前にインストールする必要があり、さらにsdl_ttfが依存しているfreetypeをインストールする際に起きるエラーを回避するため、libpngを--universal付きでインストールする必要がある。ややこしい…。

brew reinstall libpng --universal
brew install sdl sdl_image sdl_mixer sdl_ttf portmidi

ソースからインストール

普通にリポジトリをcloneしてからインストールする方法

ソースをゲットする。

git clone --depth 1 -b 1.9.0 --single-branch  https://github.com/kivy/kivy.git
git clone --depth 1 -b 0.21.2 --single-branch https://github.com/cython/cython.git

まずはCythonをビルドしてインストールする。

cd cython
python3 ./setup.py build
sudo python3 setup.py install

同様にKivyもビルドしてインストールする。

python3 setup.py build_ext --inplace -f
sudo python3 setup.py install

インストールできていることを確認。

pip3 list | grep -e Cython -e Kivy
Cython (0.21.2)
Kivy (1.9.0)

pipにリポジトリを直接指定する方法

下記のようにすれば、いちいちgit cloneせず、直接リポジトリを指定してインストールできる。

sudo pip3 install git+https://github.com/kivy/kivy.git@1.9.0
sudo pip3 install git+https://github.com/cython/cython.git@0.21.2

サンプルコード実行

Kivy公式サイトのサンプルコードを実行してみると、OSXのUIが表示された。これでやっとスタートラインに立つことができた。

#!/usr/bin/env python3
# -*- coding:utf-8 -*-

from kivy.app import App
from kivy.uix.widget import Widget

class PongGame(Widget):
    pass

class PongApp(App):
    def build(self):
        return PongGame()

if __name__ == "__main__":
    PongApp().run()

Kivy + Python3 on OSX 環境整備