目次
1. イベント参加の経緯
2. イベント内容
2-0. 序章
2-1. スポーツ業界でmicroCMSの導入が進んでいる話
2-2. 基礎自治体サイト(渋谷区)へのヘッドレスCMS導入で目指したこと
2-3. microCMSの開発組織
2-4. microCMS最新リリース情報
2-5. 懇親会
3. 所感
4. 参考資料など
イベント参加の経緯
新しい気づきや発見のきっかけになればと、この度イベントに参加しました。
7/11 (木)の平日開催でしたので参加者がそれほど多くないと予想していました。
しかし会場は満員御礼で、改めてmicroCMSというサービスの注目の高さを感じました。
オフライン参加者は全員に、ロゴ付きTシャツとシールがもらえるのは大変嬉しかったです!
オンライン参加だと抽選になっていたので、リアル参加ならではの良さがありました。
イベント内容
序章
2024年5月、ATEAMにJOIN。
ATEAMは初耳でしたが、Qiitaサービス運営と聞いて 「おお!」 となりました 笑
スポーツ業界でmicroCMSの導入が進んでいる話
導入が多いスポーツ例として、サッカー・バスケ・ラグビー・バレーボールなどがあった。
その理由は以下です。
- クラブスタッフの特性(非エンジニア故、PCに強くない)
- 外部データによる情報更新
- 高品質なビジュアルの使用(画像・動画)
- 膨大な過去データ
- 意思決定のステークホルダーが多い
microCMSがよかった所は、
- 日本語のわかりやすいUI
- 管理画面の標準機能が充実している
- 管理画面の保守を考えなくていい
- 豊富なドキュメント
- カスタマーサポートが充実
など紹介していました。
ロール別の権限設定があるおかげで、操作ミスを減らせたそうです。
基礎自治体サイト(渋谷区)へのヘッドレスCMS導入で目指したこと
渋谷区役所がありたい姿
誰も来ない庁舎
オンラインで手続きが完結する
庁舎に行く必要がなくなる
誰も来ない庁舎
基礎自治体サイトに求められるもの
-
UXの追求のしやすさ
年齢・居住域・言語・性別・心身の状態など多様であり、目的・シーンも様々
開発効率が高くないとUXに手が回りにくくなる -
アクセシビリティの用件をクリアしている
ピクトグラム
ボタンもフラットでスッキリ見やすい
影の部分を普段見えないようにケア -
他システム連携
同時期に並走していた他プロジェクト連携
ヘッドレスCMSならAPIによる連携が用意 -
日本語サポート
自治体のウェブサイトはもはやインフラ
microCMSとの日本語サポートが充実(Slackでやりとり)
DX活用について
- サイトについて
総ページ数 8k
サイト運用者数 63
年間PV 1M
単なるCMSの入れ替えではなく
DX、業務改善に繋げたい
- 問題点
個別管理による更新の手間と更新漏れ
=> ページ間の共通した情報を一括で管理できる高効率な情報設計が必要
取り組み
-
階層構造の整理
8000ページあると収集がつかない
全ページリストをExcelに書き出した
=> 誰が更新してもページ役割が一定で統制のとれたサイトにする -
ユーザー権限設定
部署や役職ごとそれぞれに権限を設定し、他部署への誤操作を防いだ
62 userauth x 111 category = 6882 pattern
導入エピソード
-
8000ページの移管作業
旧CMS DBからmicroCMSにする。
単純計算で、
5min x 3000 pages = 30days -
CMS自動投入プログラムの開発
Puppeterを使ってJSONのデータを元に、リッチテキストに文字装飾
移管時間を大幅に削減
30days => 1day
開発にひと月ほどかかったそうです。
導入意義
渋谷区は全国でも先進的な取り組みを数多く実施してきた。
見た目だけが新しくなればいいのか?
基礎自治体サイトへのヘッドレスCMS導入で目指したこと
それは、渋谷区の先進的な姿勢を体現すること
エンジニアである僕らだからこそ渋谷区のような事例をもっと生み出すことができる
microCMSの開発組織
アーキテクチャはAWS系が採用されていました。
個人開発で使用経験があるのでイメージがつきやすかった。
IaCでTerraformを使用していて、今後の学習の指針になりそう。
フロントエンドの部分で、
- Lint・Format
ES Lint,Prettier => Biome
に変更したとのこと。調べたところ、
- Prettierより高速(CI実行時も含む)
- 問題の訂正
- 一度に実行可能
があり、早速使おうと決めました!
CodeRabbitによるAIレビュー機能は、初学者には心強いなと感じました。
ClickUpはSlackやgoogle Calenderとの連携できるので、タスク管理が強化された印象です。
backlogより安価で使い勝手も悪くなさそうです。
microCMS 最新リリース情報
管理画面が使いやすくなったこと、コンテンツ上限の表示に対応など。
その他、API拡充やレビュー機能・レビュー差分機能がありました。
懇親会
リアル参加でしたので、発表後の懇親会に参加しました。
ご好意により、料理・お酒等が振る舞われました。
microCMSのエンジニアの方と談笑させていただきました。
これからエンジニアを目指す方のアドバイスとして、質の高いポートフォリオを作成することを勧められました。
今まさに道半ばでしたので、確信しました 笑
また社員著書の技術書販売があり、購入しました。
初学者でも簡単にモダンWebサイト制作ができる内容でとても見やすかったです。
著者の方々全員を伺い、サインも頂けました!
私もこの本を見ながらmicroCMSを使用したWebサイトを構築してみようと思います。
所感
実はmicroCMSについて今ひとつ理解が追いつかない中での参加でした。
その時このイベントを知ってTシャツに釣られて来てしまいました。
実際に内容に触れると、興味深い内容ばかりでとても良い刺激となりました。
社員の方への質問も快く回答してくださり、この会社の温かさを感じました。
ここで働くみなさんは日々成長を実感できる良い職場なんだろうなと推察します。
また次回も参加したいと思います。
参考資料など
- 書籍
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798183664 - microCMSの開発組織 - Deep dive into microCMS
https://speakerdeck.com/microcms/microcmsnokai-fa-zu-zhi-deep-dive-into-microcms - microCMS 最新リリース情報 - What’s New in microCMS
https://speakerdeck.com/microcms/whats-new-in-microcms-2024-microcms-meetup