#はじめに
2019年になりました。あけましておめでとうございます。
この時期は世界中で新年を祝うとともに、今年どんな技術がはやるのか?!みたいなブログや動画がたくさん出てきます。年が変わったからといって、世の中が劇的に変わるものでもありませんが、節目ということでそういった記事をチェックしてみて世の中を振り返るのもよいかもしれません。
英語ですが、このQiitaの記事を、Google翻訳にまるっとかけてからリンクを飛べば日本語で見ることもできます。
Frontend for Web & Mobile
- Web Development Trends for 2019: What’s In Demand?
- Web Development Trends 2019
- Top 13 Trends To Influence Web Development Domain In 2018 & 2019
- Top 6 Web Development Trends that will Dominate 2019
- WEB DEVELOPMENT TRENDS TO GET YOUR WEBSITE READY FOR 2019
- Web Development Trends in 2019: What's in Demand?
- Web Development Trends 2019
- Web Development Trends that will Dominate in 2019
- Web Development Trends and the Latest Web Technology Stacks in 2019
- 2019 Web Design Trends
- #AgencyGrowth: 8 Web Development Trends Every CTO Should Expect in 2019
- Web Developer Trends for 2019 (Youtube)
- Mobile App Development Trends 2019
- 12 Mobile App Development Trends to Watch Out for in 2019
- MOBILE APP DEVELOPMENT: TRENDS AND PREDICTIONS FOR 2019
- Top 8 Mobile App Development Trends To Watch Out In 2019
- THE TRENDS AND PREDICTIONS FOR MOBILE APP DEVELOPMENT FOR 2019
##フロントエンド系の要約・サマリ
Webアプリ、モバイルアプリはどこの業界にも必須機能になっていて、より便利にするために、高速で高機能なものが求められています。特に、アプリストアに依存しないためのWebアプリだけの通知機能や、Progressiveアプリは重要。また、フラットデザインの次世代であるGoogleが提唱するAML
あとは、アニメ、モーションUIを取り上げているところが多いです。普段ユーザーの視点でも、動画があると「お?」と思ってつい滞留してしまうので、モーションUIはオモシロイかもしれません
##新しい技術というより、技術の組み合わせ方の変化
新しい技術というわけではないのですが、技術の使われ方の変化としては、5Gへの期待、モバイルペイメント、ビーコンによるユーザー行動と連携したアプリ体験の普及、という影響はありそうです。それとGoogleは、Appleに比べて、Game以外のアプリ課金が盛り上がっていないので、どうやら質より量の戦略?!に出ているような気がします。Android Instant Apps がはやる・・・みたいな記事もありましたが、個人的には懐疑的です。この仕組みは開発者は限定的ですし、ユーザーとしてはなんとなく気持ち悪い仕組みな気がしますし、数年前のシェアが全く取れなかったWindows Phoneは、Windows Storeアプリの数で劣勢だったために、Androidアプリや、Webサイトのブリッジ機構をつくりましたが不発でした。なんとなくこの発想に似ている気がしていますが。。
WebAssembly については、まだ実用に至るまでには、開発者数、エコシステム、技術の進化などいろいろあるのだと思いますが、これが実現していけば、アプリストアに依存しない自由な世の中に戻るかもしれませんということで、引き続き注目されています。でも実用ではトレンドといえるところまではいかない気がします。
C#のBlazor というプロジェクトがあり、いろいろ期待できそうな感じです。
C# で Single Page Web Application が書ける Blazor が凄かった件
C#の実験的なBlazor(WebAssembly+Razor)とSignalRでチャットを作ってみた1準備編
この Blazor によって何がうれしいかっていうと、開発者体験、とくにコーディング体験がはるかに向上する、ってことです。
自分はサーバー側もフロントエンド側もいずれも実装を担当してまして、で、サーバー側は C# + ASP.NET MVC で実装してるんですが、その ASP.NET MVC 開発の経験をとおして慣れた、サーバー側ビュー記述言語の Razor 構文でそのままに、クライアント側ビューを記述できる、っていうのが凄くうれしい。
しかも Blazor では、ちゃんとクライアント側実装におけるコンポーネントとして機能するように調整されているのです。