生成AIと広告
「GPT-4o」が発表されました。これまでのモデルを凌駕する性能を持ち、驚くべき進化を遂げました、とのことで、驚嘆です。
「GPT-4o」についての解説:
一方で、ChatGPTなどの生成AIが出力する際に「広告を混ぜよう」という発想はすぐに思い付きそうなことですが、生成文に自然に広告が混ざっていたら、見分けがつくのか怖いなと思いました。
これだけ正確に文脈を把握して適切な回答となるように、自然に言語が生成できるので、すごいマッチした広告を自然に刷り込ませて生成…できないはずがありません。
生成AIとのチャットの中で、回答の中にたくみに広告を刷り込ませる…。
生成AIの回答自体が広告になり得る、気付かないぐらい自然に誘導できる…。
想像すると、怖さを感じました。
今現在は、まだ黎明期で、生成AIの利用者がそれほど多くないので、広告を出しても一部の限られた人しかターゲットに出来ず、あまり強い働きかけは無いのかと思いますが、
やがて、ごく普通の一般の多くの人が生成AIを使うようになった時に、生成AIの広告は、また、一大ビジネスになりそうで…、生成AIに広告が付いたら嫌だなあ…と。
YouTubeがそうであったように。
更に一歩進んで、普段の生活の中に生成AIが溶け込むように入ってくるようになったら、溶け込むようにマッチした広告を出すことが出来て…、これは本格的な洗脳になりそうで、恐ろしさを感じます。チャット家電が普段の会話も聞いていて、生成AIで解析して、生成AIで溶け込むようにマッチした広告を出して来たら、すごい未来になりそうです。
そう考えると、生成AIは、色々な企業・団体が別々に、多くの種類の生成AIを提供していて、不適と感じたら、すぐに他の生成AIに乗り換えが出来るような状態になっているのが好ましいだろうと思いました。
YouTubeやTwitterのように、ほとんど一強のようになってしまうと、一強になってから途中で方針を変えられて、酷く不利益を被るけれども、使い続けざるを得ない…ことに成り兼ねません。
参考: OpenAI: Introducing GPT-4o and more tools to ChatGPT free users
翻訳:
GPT-4oの展開は、まずChatGPT PlusおよびTeamユーザーから開始され、Enterpriseユーザーへの提供も間もなく予定されています。また、本日より使用制限付きでChatGPT Freeへの展開も開始しています。Plusユーザーは無料ユーザーの最大5倍のメッセージ制限があり、TeamおよびEnterpriseユーザーはさらに高い制限が適用されます。
より高度な知能とツールを無料で提供
私たちの使命は、より多くの人々に高度なAIツールを提供することです。毎週、1億人以上の人々がChatGPTを利用しています。今後数週間にわたり、ChatGPT Freeユーザーにもより高度な知能と先進的なツールを順次提供開始していく予定です。