ノーコードでアプリ開発
コロナの影響もあり、非接触のための取り組みや、密を避けるための施策がいろいろなところで進んでいます。
会社においてはリモートワークの実施、学校でもリモート授業などが進み、浸透してきています。
結果として「リモートワークのため」の業務体制の整備が求められ、
「リモート」化のためのツール導入などの需要が急増。
そして変化において何よりも重要なのは対応速度です。
ノーコードアプリは、そういった背景もあり、利用開始までのスピードはもちろん、コスト面でも注目が集まっています。
ノーコードとは
ノーコード(No code)
基本的にソフトウェアを開発する場合、PHPなどプログラミング言語を使ってソースコードを記述する必要がありますが、ノーコードはソースコード/プログラムを一切書かずにソフトウェアを開発できるサービスです。
ノーコードが向いているケース
先述の通り、ノーコードはプログラミング技術、知識を必要としません。
システム開発に必要なサーバーやDBなどインフラ面の予め用意されているので不要。
そのまま自分でアプリが作成できます。
また予めアプリが用意されていることが多いので、
ベースになるアプリをそのまま使えますしカスタマイズしての利用も簡単にできます。
当然スクラッチベースでのアプリ開発よりも低価格なのも魅力です。
-アプリを開発してみたいけど、プログラムの習得に時間をかけたくない
-コストをあまりかけられない
-既存のアプリは高額で多機能すぎて使いこなせない
上記のケースの場合、ノーコードを検討してみてはいかがでしょうか。
今回は、いくつかノーコードツールがある中、サスケWorksを利用してみましたので、ご紹介します。
サスケWorks利用に至った経緯
ファイルサーバーや業務管理ツール等は基本社内だけで使用できるイントラ上で運用を行っていました。
そこへリモートワーク化への対応が必要となり、社外や自宅からも利用できる必要がありました。
レガシーなシステムで動いているツールや、エクセルベースで管理している業務もあったのでツールの導入を検討。まずは利用頻度が多く、経理の人間が部分として重要な請求書管理での利用で進めることにしました。
そこでコストや工期をふまえてノーコードの利用を決定。
アプリをいれても、実際使うのはITやシステムに不慣れな人間なので、きちんと利用できるかというのも課題でしたが、無料トライアルが用意されていて、比較的すぐに利用ができるという点でサスケWorksを選定。
デモで試してみました。
実際に請求書アプリを利用
すでに請求書管理用のアプリが用意されていたので、そのまま利用してみました。
アプリを開くとこんな感じです
導入自体はアカウント作成してすぐ利用できるので非常にスムーズ。
・ユーザーの作成
・請求書の作成
この2つを試してみましたが、すんなりできました。
実際に使うスタッフ用にマニュアルも一応用意しましたが、
請求書作成として項目通りいれていくだけでできるので
マニュアル見なくても作成ができたという人がほとんどでした。
ユーザーの作成
まず利用するユーザーの作成を行いました。
スタンダードプランだと、
管理者はIDは1つまで、ユーザーは10人まで追加できるようです。
1.名前等の基本設定
グループという項目があるので、「経理」「営業」等でわけて設定
2.権限設定
利用を許可するアプリとあるので今回利用する請求書管理を設定
ストアにいくとアプリいっぱいあります
https://store.work-s.app/JP/
顧客管理・売上管理、名刺管理など、いろいろ使えそうなのもありますね
アプリの利用許可と、アプリそのものを作成/追加できるかどうかの設定を行いました。
ユーザーともにグループも登録完了
次に実際に請求書を作成してみます。
請求書の作成
レコード登録→個別登録へ
※一括登録というのが便利そうですね
1.請求書データ
PDFや画像等でファイルアップロード
営業サイドで作成した請求書PDFデータ等はここでアップロードできます。
状態管理がいいですね。
経理側としては受理したかどうかと、振り込んだかどうかのステータス管理が
必要だと思ってたのですが、予めあったのでよかったです。
状態の項目は、アプリの設定→レコード項目の設定から表示名を変えたり、追加もできるので便利ですね。
担当のほか、先程設定した担当部署も設定でき、
予定日や方法を指定します。
番号はなくてもいいかなと思うんですが、仮で設定。
発行日、税込み額と消費税とかわけていれられます
請求元が1つなら定形でもいいと思うのですが、
請求元が複数にわかれてるのでこの形のほうが私はよかったりします。
6.レコード設定
レコード設定ではユーザーに対してレコードの編集や閲覧権限の設定ができるようです。
必要項目は埋めたのでここは割愛し登録してみます
無事登録完了
登録した請求書を確認
コメントや承認機能もあるので、承認フロー必要な会社にはいいかもしれないです。
実際使ってみて
社内で何人かの人間にも触ってもらいましたが、1時間足らずで操作ができるようになっていました。
OCR機能もあるようなので、今後の利用の参考にさせてもらいます。
細かくカスタマイズもできそうなのと、請求書以外にもアプリも豊富なので
実際いろいろいじってみるともっと活用の幅が広がると思います。
支払い方法の項目の修正もカスタマイズ可能
エクセルでテンプレート登録→帳票の出力も可能
■サスケWorks
https://works.saaske.com/