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useContext × useReducerを使ってタスク管理アプリをテストファーストで作る

Last updated at Posted at 2022-07-29

テストを書きながら状態管理に useContext と useReducer を使ってタスク管理アプリを作っていきます。

作るアプリの概要

よくあるタスク管理アプリです。
React の useContext と useReducer で状態管理をしています。
以下のイメージのようにタスク入力フォームと、タスクの数だけタスクの内容、done ボタン、削除ボタンを表示します。
done ボタンをクリックするとタスクの内容に取り消し線が引かれ、もう一度 done ボタンをクリックすると取り消し線が消えます。
削除ボタンをクリックするとタスクが削除されます。

 2022-08-07 17.09.42.png

テスト駆動開発の手法に乗っ取り、Red(失敗)、Green(成功)、Refactor(リファクタリング)のサイクルで開発していきます。
DB などの外部のリソースに保存しないので、サーバーを再起動したりブラウザをリロードしたりすると初期化されます。

使用ライブラリ・バージョン

  • typescript: 4.6.X
  • vite: 2.9.X
  • react: 18.0.X
  • react-dom: 18.0.X
  • jest: 28.1.X
  • ts-jest: 28.0.X
  • testing-library/jest-dom: 5.16.X
  • testing-library/react: 13.3.X
  • testing-library/user-event: 14.2.X

repository

要件・仕様

  • ユーザーから文字列の入力を受け取る入力フォームを持つ
    • 「タスクを入力してください」の文言のラベルテキストを持つ入力フォームを表示する
  • 作成ボタンを持つ
    • 入力フォームの内容が空の状態の場合、作成ボタンは非活性である
    • 入力フォームに何かしら入力してある状態の場合、作成ボタンは活性である
    • 作成ボタンをクリックすると入力フォームの内容が空になる
  • タスクが存在しない場合、「タスクが存在しません」という文言を表示する
  • タスクが存在する場合、タスクの数だけ以下を表示する
    • タスク内容
    • done ボタン
    • 削除ボタン
  • done 状態のタスクは取り消し線を表示する
  • タスク入力フォームにテキストを入力し、作成ボタンをクリックするとタスクリストに入力したテキストのタスクを表示する
    • 新しく作られたタスクに取り消し線が引かれていない
  • done ボタンをクリックすると取り消し線を表示する
  • 削除をクリックするとタスを削除する
  • タスクが削除され、0 件になった場合、「タスクが存在しません」という文言を表示する

これらをテストしていきます!

環境構築

vite の cli を使って React TypeScript のテンプレートを作ります
$ yarn create vite sample-app --template react-ts
$ cd sample-app
$ yarn install

これだけで React 環境が出来上がりました。試しに開発サーバーを立てて確認してみてください。

create-react-app と異なり、デフォルトで jest や@testing-library/react 等はインストールされていないので手動でインストールしていきます。

$ yarn add -D jest @types/jest ts-jest @testing-library/jest-dom @testing-library/react @testing-library/user-event jest-environment-jsdom

これらのライブラリをインストールした後、jest.config.js を作ります。

yarn ts-jest config:init

自動生成された jest.config.js の内容を変更します。

jest.config.js
/** @type {import('ts-jest/dist/types').InitialOptionsTsJest} */
module.exports = {
  preset: "ts-jest",
-  testEnvironment: "node",
+  testEnvironment: "jsdom",
};

testEnvironment に jsdom を使うことで React など本来ブラウザで実行されるコードをテストできるようにします。

reducerのロジックのテスト

今回 reducer が持つロジックは以下のとおりです。

  • タスクを追加する
  • 特定のタスクの持つ"完了"の状態を変更する
  • 特定のタスクを削除する

要件と仕様をテストコードに起こす

describe("reducer", () => {
  test("ADD_TASK: タスクを追加する", () => {
    const result = reducer([], {  // reducerの第一引数が初期値になる
      type: "ADD_TASK",
      payload: { id: 1, text: "sample", done: false },
    });

    expect(result).toEqual([{ id: 1, text: "sample", done: false }]);
  });

  test("CHANGE_DONE: タスクの持つdoneの状態を変更する", () => {
    const result = reducer([{ id: 1, text: "sample", done: false }], {
      type: "CHANGE_DONE",
      payload: 1,
    });

    expect(result).toEqual([{ id: 1, text: "sample", done: true }]);
  });

  test("DELETE_TASK: タスクを削除する", () => {
    const result = reducer([{ id: 1, text: "sample", done: false }], {
      type: "DELETE_TASK",
      payload: 1,
    });

    expect(result).toEqual([]);
  });
});

この状態で test を実行するともちろんエラーになります。これが TDD の第一歩です!
次に、テストを成功させる為だけのコードを書いていきます。

実装(Green)

// 型定義
type Task = {
  id: number;
  text: string;
  done: boolean;
};
type AddTaskAction = {
  type: typeof "ADD_TASK";
  payload: Task;
};
type ChangeDoneAction = {
  type: typeof "CHANGE_DONE";
  payload: number;
};
type DeleteTaskAction = {
  type: typeof "DELETE_TASK";
  payload: number;
};
type Action = AddTaskAction | ChangeDoneAction | DeleteTaskAction;

export const reducer: Reducer<Task[], Action> = (state, action): Task[] => {
  switch (action.type) {
    case "ADD_TASK": {
      return [{ id: 1, text: "sample", done: false }];
    }
    case "CHANGE_DONE": {
      return [{ id: 1, text: "sample", done: true }];
    }
    case "DELETE_TASK": {
      return [];
    }
  }
};

テストコードの方に import 文を追加すれば test が通るようになります。これで Green(成功)になりました。
しかし、この状態だと実際にアプリケーションとして使うことはできませんので、リファクタリングして実用可能なコードにしていきます。

実装(リファクタリング)

export const reducer: Reducer<Task[], Action> = (state, action): Task[] => {
  switch (action.type) {
    case "ADD_TASK": {
      return [...state, { ...action.payload }];
    }
    case "CHANGE_DONE": {
      return state.map((item) =>
        item.id === action.payload ? { ...item, done: !item.done } : item
      );    }
    case "DELETE_TASK": {
      return state.filter(({ id }) => id !== action.payload);
    }
  }
};

useContextのテスト

useContext を使ってコンポーネントのどこからでもタスクの配列を参照・追加・値の変更・削除をできるようにします。そのために ReactContext を用いた hooks のテストをしていきます。

要件と仕様をテストに起こす

reducer のテストでロジックは検証したので、hooks を使ってタスクの配列を参照できることをテストします。

describe("useTasks", () => {
  let renderHookResult: RenderHookResult<{state: Task[]}, null>;

  test("初期値は空の配列である", () => {
    const { result } = renderHookResult;
    expect(result.current.state).toEqual([]);
  });
});

実装(Green)

通るテストを書いていきます。
まずは useContext を用いた Provider 関数を作っていきます。
この Provider 関数は React コンポーネントで、children をレンダーすると同時にタスクの状態を子コンポーネントで使えるようにします。

type TasksDispatch = {
  addTask: (task: Task) => void;
  changeDone: (id: number) => void;
  deleteTask: (id: number) => void;
};

const TasksStateContext = createContext<Task[]>([]);
const TasksDispatchContext = createContext<TasksDispatch>({
  addTask: () => void 0,
  changeDone: () => void 0,
  deleteTask: () => void 0,
});

type Props = {
  children: ReactNode;
};

export const TasksProvider: React.FC<Props> = ({ children }) => {
  const [state, dispatch] = useReducer(reducer, []);

  const addTask = useCallback(
    (task: Task) => dispatch({ type: ADD_TASK, payload: task }),
    []
  );
  const changeDone = useCallback(
    (id: number) => dispatch({ type: CHANGE_DONE, payload: id }),
    []
  );
  const deleteTask = useCallback(
    (id: number) => dispatch({ type: DELETE_TASK, payload: id }),
    []
  );

  return (
    <TasksStateContext.Provider value={state}>
      <TasksDispatchContext.Provider
        value={{ addTask, changeDone, deleteTask }}
      >
        {children}
      </TasksDispatchContext.Provider>
    </TasksStateContext.Provider>
  );
};

次に custom hooks を作成していきます。

export function useTasks(): { state: Task[] } {
  return {state: []};
}

テストコードの方も修正します。

describe("useTasks", () => {
  let renderHookResult: RenderHookResult<{state: Task[]}, null>;
+  beforeEach(() => {
+    renderHookResult = renderHook(() => useTasks(), {
+      wrapper: (props) => <TasksProvider>{props.children}</TasksProvider>,
+    });
+  });

  test("初期値は空の配列である", () => {
    const { result } = renderHookResult;
    expect(result.current.state).toEqual([]);
  });
});

TasksProvider で wrap することで本来 TasksProvider 内でしか使えないタスクの値を取得できるようになります。

実装(リファクタリング)

export function useTasks(): { state: Task[] } & TasksDispatch {
const state = useContext(TasksStateContext);
  const { addTask, changeDone, deleteTask } = useContext(TasksDispatchContext);
  return { state, addTask, changeDone, deleteTask };}

UIのテスト

UI のユニットテストにおいては、Web アプリケーションがどのようにユーザーに見えるか、操作されるかに注意しテストをしていきます。

今回は"タスク作成コンポーネント"と"タスクリストコンポーネント"にコンポーネントを分けて開発していきます。

要件と仕様をテストに起こす

"タスク作成コンポーネント"は以下の要件と仕様で構成します。

  • ユーザーから文字列の入力を受け取る入力フォームを持つ
    • 「タスクを入力してください」の文言のラベルテキストを持つ入力フォームを表示する
  • 作成ボタンを持つ
    • 入力フォームの内容が空の状態の場合、作成ボタンは非活性である
    • 入力フォームに何かしら入力してある状態の場合、作成ボタンは活性である
    • 作成ボタンをクリックすると入力フォームの内容が空になる

こちらの要件でテストコードを書いていきますが、これら全てをテストコードにしてしまうと実装が大変なため、1 つずつ Red → Green のサイクルで書いていきます。

「タスクを入力してください」の文言のラベルテキストを持つ入力フォームを表示する

describe("TaskForm", () => {
  beforeEach(() => {
    render(<TaskForm />);
  });

  test("「タスクを入力してください」の文言のラベルテキストを持つ入力フォームを表示する", () => {
    expect(screen.getByLabelText("タスクを入力してください")).toHaveValue("");
  });
});
export const TaskForm: React.FC = () => {
  return (
    <div>
      <label htmlFor="task">タスクを入力してください</label>
      <input type="text" id="task" />
    </div>
  );
};

作成ボタンを持つ

test("作成ボタンを表示する", () => {
  expect(screen.getByRole("button")).toHaveTextContent("作成");
});
export const TaskForm: React.FC = () => {
  return (
    <div>
      <label htmlFor="task">タスクを入力してください</label>
      <input type="text" id="task" />
      <button>作成</button>
    </div>
  );
};

入力フォームの内容が空の状態の場合、作成ボタンは非活性である

test("入力フォームの内容が空の状態の場合、作成ボタンは非活性である", () => {
  expect(screen.getByLabelText("タスクを入力してください")).toHaveValue("");
  expect(screen.getByRole("button")).not.toBeEnabled();
});
export const TaskForm: React.FC = () => {
  return (
    <div>
      <label htmlFor="task">タスクを入力してください</label>
      <input type="text" id="task" />
      <button disabled>作成</button>
    </div>
  );
};

入力フォームに何かしら入力してある状態の場合、作成ボタンは活性である

test("入力フォームに何か入力してある状態の場合、作成ボタンは活性である", async () => {
  await userEvent.type(
    screen.getByLabelText("タスクを入力してください"),
    "sample"
  );
  expect(screen.getByRole("button")).toBeEnabled();
});
export const TaskForm: React.FC = () => {
  const [text, setText] = useState("");

  return (
    <div>
      <label htmlFor="task">タスクを入力してください</label>
      <input
        type="text"
        id="task"
        value={text}
        onChange={(ev) => setText(ev.target.value)}
      />
      <button disabled={!text}>作成</button>
    </div>
  );
};

作成ボタンをクリックすると入力フォームの内容が空になる

test("作成ボタンをクリックすると入力フォームの内容が空になる", async () => {
  await userEvent.type(
    screen.getByLabelText("タスクを入力してください"),
    "sample"
  );
  await userEvent.click(screen.getByRole("button"));
  expect(screen.getByLabelText("タスクを入力してください")).toHaveValue("");
});
export const TaskForm: React.FC = () => {
  const [text, setText] = useState("");

  return (
    <div>
      <label htmlFor="task">タスクを入力してください</label>
      <input
        type="text"
        id="task"
        value={text}
        onChange={(ev) => setText(ev.target.value)}
      />
      <button onClick={() => setText("")} disabled={!text}>
        作成
      </button>
    </div>
  );
};

これでこのコンポーネントのテストは一通り OK です。

続いて"タスクリストコンポーネント"にうつります。

要件と仕様をテストに起こす

  • タスクが存在しない場合、「タスクが存在しません」という文言を表示する
  • タスクの数だけ以下を表示する
    • タスク内容
    • done ボタン
    • 削除ボタン
  • done 状態のタスクは取り消し線を表示する

こちらも"タスク作成コンポーネント"同様、1 つずつテストと実装を書いていきます。

タスクが存在しない場合、「タスクが存在しません。」という文言を表示する

describe("TaskList", () => {
  test("タスクが存在しない場合、「タスクが存在しません。」という文言を表示する", () => {
    render(<TaskList />);
    expect(screen.getByText("タスクが存在しません。")).toBeInTheDocument();
  });
});
export const TaskList: React.FC = () => {
  return <p>タスクが存在しません。</p>;
};

タスクの数だけ以下を表示する

  • タスク内容
  • done ボタン
  • 削除ボタン

タスクが 0 件の場合のテストを成り立たせたままテストを書くことになるのでひと工夫が必要そうです。
今回は説明の都合上、コンポーネントから書いていきます。
props 引数か custom hooks を使って task 配列を受け取れば良さそうです。せっかく useTasks を作ったのでそちらを使っていきます。

export const TaskList: React.FC = () => {
const { state } = useTasks();

// タスクが0件の場合「タスクが存在しません。」を表示する
if (!state.length) {
  return <p>タスクが存在しません。</p>;
}
return (
  <ul>
    {state.map((task) => (
      <li key={task.id}>
        <p data-testid={`task:${task.id}`}>{task.text}</p>
        <button>done</button>
        <button>削除</button>
      </li>
    ))}
  </ul>
);
};

テストを書いていきます。useContext を用いて作った custom hooks を使っているので以下のようにして useContext の ContextProvider で wrap して使います。

test("タスクの数だけ[タスク内容], doneボタン, 削除ボタン表示する", () => {
  render(
    <TasksStateContext.Provider
      value={[
        {
          id: 1,
          text: "sample1",
          done: false,
        },
        {
          id: 2,
          text: "sample2",
          done: false,
        },
        {
          id: 3,
          text: "sample3",
          done: false,
        },
      ]}
    >
      <TaskList />
    </TasksStateContext.Provider>
  );
  expect(screen.getAllByTestId(/task:/)).toHaveLength(3);
  expect(screen.getAllByRole("button", { name: "done" })).toHaveLength(3);
  expect(screen.getAllByRole("button", { name: "削除" })).toHaveLength(3);
});

以前作成した TasksStateContext の value に初期値としてテストで使う値を代入してテストすることでコンポーネントの変化が簡単に再現できます。

done状態のタスクは取り消し線を表示する

同様にテストを書いていきます。

test("done状態のタスクは取り消し線を表示する", () => {
  render(
    <TasksStateContext.Provider
      value={[{ id: 1, text: "sample", done: true }]}
    >
      <TaskList />
    </TasksStateContext.Provider>
  );
  expect(screen.getByText("sample")).toHaveStyle({
    textDecoration: "line-through",
  });
});
export const TaskList: React.FC = () => {
  const { state } = useTasks();

  if (!state.length) {
    return <p>タスクが存在しません。</p>;
  }
  return (
    <ul>
      {state.map((task) => (
        <li key={task.id}>
          <p
            data-testid={`task:${task.id}`}
+            style={{ textDecoration: task.done ? "line-through" : "none" }}
          >
            {task.text}
          </p>
          <button>done</button>
          <button>削除</button>
        </li>
      ))}
    </ul>
  );
};

これでそれぞれのコンポーネントのテストは完了です。
続いて、コンポーネントを結合した時のテスト・実装をしていきます。
これらをテストします。

  • タスク入力フォームにテキストを入力し、作成ボタンをクリックするとタスクリストに入力したテキストのタスクを表示する
    • 新しく作られたタスクに取り消し線が引かれていない
  • done ボタンをクリックすると取り消し線を表示する
  • 削除をクリックするとタスを削除する
  • タスクが削除され、0 件になった場合、「タスクが存在しません」という文言を表示する

これらのテストを 1 つのストーリーとして、通してテストしていきます。

  • 本来 test()にそれぞれのテストを書いていくべきなのですが、前のテストで DOM を変更した結果を保持したまま次のテストを行う方法がわからないのでこのように書いています。ご存知の方いらっしゃいましたらコメント頂けるとありがたいです。!
describe("TodoList", () => {
  render(
    <TasksProvider>
      <TaskForm />
      <TaskList />
    </TasksProvider>
  );

  test("タスクを作成して削除できること", async () => {
    // タスク入力フォームにテキストを入力する
    await userEvent.type(
      screen.getByLabelText("タスクを入力してください"),
      "sample"
    );

    // 作成ボタンをクリックする
    await userEvent.click(screen.getByRole("button", { name: "作成" }));

    // タスクリストに入力したテキストのタスクを表示する
    expect(screen.getByRole("listitem")).toHaveTextContent("sample");

    // 取り消し線が引かれていないこと
    expect(screen.getByText("sample")).not.toHaveStyle({
      textDecoration: "line-through",
    });

    // doneボタンをクリックすると取り消し線を表示する
    await userEvent.click(screen.getByRole("button", { name: "done" }));
    expect(screen.getByText("sample")).toHaveStyle({
      textDecoration: "line-through",
    });

    // 削除をクリックするとタスを削除する
    await userEvent.click(screen.getByRole("button", { name: "削除" }));
    expect(screen.queryByText("sample")).not.toBeInTheDocument();

    // "タスクが存在しません。"という文字列を表示する
    expect(screen.getByText("タスクが存在しません。")).toBeInTheDocument();
  });
});

今のままのコンポーネントだと、コンポーネントからコンポーネントへの state の受け渡しができないのでコンポーネントにそれらの機能を作っていきます。

export const TaskForm: React.FC = () => {
  const [text, setText] = useState("");
+  const { addTask } = useTasks();

+  const handleChange = useCallback(
+    (ev: React.ChangeEvent<HTMLInputElement>) => {
+      setText(ev.target.value);
+    },
+    []
+  );

+  const handleClick = useCallback(() => {
+    // idはひとまずDate().getTime()から取得することにする
+    const id = new Date().getTime();
+    addTask({ id, text, done: false });
+    setText("");
+  }, [addTask, text]);

  return (
    <div>
      <label htmlFor="task">タスクを入力してください</label>
      <input type="text" id="task" value={text} 
-       onChange={(ev) => setText(ev.target.value)}
+       onChange={handleChange}
      />
      <button 
-       onClick={() => setText("")}
+       onClick={handleClick}
        disabled={!text}>
        作成
      </button>
    </div>
  );
};
export const TaskList: React.FC = () => {
-   const { state } = useTasks();
+   const { state, changeDone, deleteTask } = useTasks();

  if (!state.length) {
    return <p>タスクが存在しません。</p>;
  }
  return (
    <ul>
      {state.map((task) => (
        <li key={task.id}>
          <p
            data-testid={`task:${task.id}`}
            style={{ textDecoration: task.done ? "line-through" : "none" }}
          >
            {task.text}
          </p>
-         <button>done</button>
+         <button onClick={() => changeDone(task.id)}>done</button>
-         <button>削除</button>
+         <button onClick={() => deleteTask(task.id)}>削除</button>
        </li>
      ))}
    </ul>
  );
};

これで全てのテストが通り要件通りのものが出来上がりました。

最後に

プログラミングを勉強し始め React に触れ、テスト?なにそれという状態で開発をしていましたが、改めてテストを学び、デバッグしやすくデグレしずらく、堅牢にできてそれでいて保守性も上がるというとても良いものだとわかりました。これからもテストを書いて快適な開発ライフを送っていきたいです!

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