Python仮想環境 #Python

TL;DR

Pythonでは、Dockerなどを用いることなく簡単に仮想環境を構築することができます。

わかりやすいように下の方に図解あり。

任意のディレクトリ（デスクトップとかお好きなところ）にフォルダを作ります。
pythonファイルなどを作っていく作業フォルダになります。

VSCodeで先ほど作成したフォルダを開きます。

次にターミナルを開きます

ターミナルで先ほど作成したフォルダのディレクトが表示されていればOKです。

プロジェクト作成時に行うこと。

$ python3 -m venv [フォルダ名]
$ python3 -m venv .venv

.venvというフォルダができたかと思います。

ここにライブラリをインストールしていくことになります。
プロジェクトで一度作れば次回からはこのコマンドは必要なし。

Windows
$ source .venv/Scripts/Activate
Mac
$ source .venv/bin/activate

シェルに(.venv)と表示されていれば仮想環境内に入っている状態です。
特殊な設定をしていない限りは、上の行か先頭に(.venv)が表示されます。

venvの表示がなければクリックしてvenvがついてるものを選択します。venvの表示があればそのままでOK！

venvがついてるものを選択
（項目のない場合はVSCodeを再起動するか少し待てば出てくることがあります。）
これで仮想環境に入れました。

$ pip install <ライブラリ>

インストールしたライブラリを書き込み

$ pip freeze > requirements.txt

requirements.txtのライブラリを一括インストール

$ pip install -r requirements.txt

仮想環境に入ってる状態でインストールしないとローカルに一括インストールされてしまう。
一括インストールするときは必ず仮想環境の中に入っていることを確認する。

仮想環境に入らずに通常時にpip installでライブラリをインストールしてしまうとPC自体にインストールされてしまう。
あまり無駄にPCを汚したくないですよね。

基本ライブラリはPython.exeがあるところにインストールされるので、仮想環境に入った場合は.venvのフォルダ内にラインプラリがインストールされていく形になります。

下記コマンドでrequirements.txtを作成します。
requirements.txtにはインストールされているライブラリの情報が書き込まれます。
今は仮想環境の中にいる体なので.venvフォルダ内にインストールされているライブラリの情報を書き出します。

$ pip freeze > requirements.txt

requirements.txtもgithubのリモートリポジトリに上げておきましょう。

プロジェクトがひと段落したらgitにもうすでに上げているのでローカルのファイルは捨てちゃいましょう。
これで余分なものを残さずに済みます。

githubからcloneしてプロジェクトファイルを持ってきます。

仮想環境ファイルはgitから除外されるので仮想環境を作ってその中に入ります。

$ python3 -m venv .venv
Windows
$ source .venv/Scripts/Activate
Mac
$ source .venv/bin/activate

前回requirements.txtを作成しているので、
下記のコマンドでrequirements.txtに記述されているライブラリを一括でインストールできます。

$ pip freeze > requirements.txt

これだけで、前回開発してた環境と同じ環境を作ることができました。

今はわかりづらいかもしれませんが、ライブラリを使い始めたときにもう一度読んでみると理解が深まると思います。