書籍「成功するコミュニティの作り方」って?
Jagu’e’rのCCoE研究分科会でご一緒させて頂いている、黒須さんと酒井真弓さん、宮本佳歩さんの共著である書籍なのですが、コミュニティをテーマにしつつも、CCoE推進に関係するインスパイアを幾つも得られる良い本ですので散文ポエムってみたいと思います。
書籍の2章以降はノウハウが書かれているものなので、そのままのっけ、はしないので書籍を読んでくださいな。
Jagu’e’rのCCoE研究分科会ってなんぞ?ならこちらからご覧くださいな
でははじまりはじまり〜
※文によってですます調だったり、口語だったり、めちゃくちゃなのは散文感出すためのわざとです。ビートニクだぜ!太文字だけ読むでもOKw
ポジティブな爪痕
冒頭からとってもインパクトのある言葉が載ってる!!
コミュニティ活動って直接業績には反映されないから、自発的な活動になる事もあって、人と人とのナラティブな体験になるもの。社内外の人を繋ぐハブになる事が業界において成果を残す事であり、有名なジョブズさんのコネクティングドットもこれに含まれるかと。
CCoEドリブンで全社横断的にガバナンスを敷くのは必ずしも成功しないかもだけど、会社としては初の試みだったりしますよね。
本当にコミュニケーション品質は高いのか?
Slackをはじめとする様々なコミュニケーションツールで普段は繋がっているようで実はtimesみたいな気楽さは無いのではないでしょうか。
部門横断用のチャンネルがある。人はたくさんいるけど、答える人が一定だし、見てるの?みたいな状況も多い。コミュニティなら横断的に垣根を越えられる。CCoEが推進すべき点はここなのかも。越境力はCCoEとして武器になる。
コミュニティはDevOpsを越えると思う。真のオールカマーなコミュニティならCCoEも躍動するだろねぇ。
ホワイトコミュニティとブラックコミュニティ
コミュニティの皮を被ったブラックコミュニティが存在する。ブラックっていうのは強制的なもの。後述の勉強会も同じなんだけどさ。偉い人の一存で強制的に交流を図る場が設けられたもの。
そこでは交流の目的が単にコラボレーションによる、業務効率化・情報の活性化と掲げられているけど、自由な創発は行えない場だったりする。交流の場なのに「少し雑談をして宜しいでしょうか?」なんて言葉が出たり残念。
心理的安全性の高いコミュニティが作れればCCoEの推進も捗るはずだ
スターエンジニアの育成って考えてますか?
これはちょいCCoEの話から外れるけどインフルエンサーの影響力の強さはみなさんもご存知だと思います。
エンジニア界隈でもスターエンジニアの影響力は高い。注目している技術や書籍の紹介にとどまらない。採用にも影響している。ただ、社内の優秀なエンジニアの在野にしておくのは勿体無いから外部コミュニティに立たせて、社内の雄をさらに伸ばす。
伸びたら市場価値があがって転職しないか?いや、そこは評価してあげればいいのよ。評価しないから出ていくのであって。
コミュニティに関する質問は踏み絵である
これもちょいちょいCCoEの話からは外れるけどMeetUpやカジュアル面談とかでコミュニティ活動について聞いてみて?
その会社がどの程度課外的な活動に力を入れているのか判定できるから。勤務中にできないとか、そんな事をやってる人がいない、なら自由の利かない職場なのかもしれませんよ。
そうともなると、外圧効果の有効性もないので、新しい取り組み、技術を取り入れるような事もおっくうなのかも。
リスキリングにも効く
ブラックコミュニティにも通じるけど、強制的に昼飯の時間にぶっ込まれる勉強会には価値がないとおもう。学びは強制駆動では創発力が薄いからだ。
誰でも、それこそ社外の人もいるコミュニティだからこそ、業界横断的なものが生まれる。また、自由な連携でコミュニティからチームが生まれる。人事×エンジニアみたいなチームはコミュニティから生まれると思う。
CCoEは教育の側面も持っているジョブ。社内のリスキリングを任されたらこの点は考慮していきたいよね。
ベストプラクティスは外部コミュニティにある
CCoEってどうやって運営すれば良いの?みたいなプラクティスは欲しがるものの、どうやって入手すれば良いのかわからないって声をようよう効くけど。
社外コミュニティこそ、おしなべたプラクティスが手に入るもの。それは成功例や失敗例が多数あるから。コンサルや、有名企業の人を外部からお招きして多額の謝礼を払うならコミュニティに聞いた方が良いのでは?
ただだからじゃない、生々しい経験則こそ、コミュニティの血肉になってると思ってる。
結びとしての持論、「銀の弾丸は人に宿る」
これは持論だけど、「ツールは銀の弾丸にはならない」って言葉を良く聞く。
僕はそのアンサーとして銀の弾丸は人に宿ると思ってて、それはツールの活用方法を伝搬したり、サーバントにミニヘルプディスクになる人がいればツールの真価を発揮できると思っている。
そう、その人はコミュニティを起動させているのだ。CCoEとコミュニティの要件定義は実は深い関係にあるのかもしれませんね。
そういえば?
前記事でこんな事言ってなかったって?
実は書籍版の裏帯がこうなんよwww
お後がよろしーよーでーー