はじめに
こちらの記事を参考にOCI(Oracle Cloud Infrastructure)でのRHELの利用方法を確認します。
RHELイメージの用意
RHELはオラクル提供のプラットフォームイメージとしては提供されていないため、RHELのOSイメージをビルドして、それをカスタムイメージとしてOCIで利用します。
OSイメージのビルド
こちらに沿って、OSイメージをビルドします。
こちらにログインします。
ログインしたら、左のメニューのRed Hat Insights
をクリック
Image Builder
をクリック
Create Image
をクリック
ここではRHEL9
を選択
また、OCIではVMDK形式は使えないようなので、QCOW2
形式を選択
ここはとりあえず Register later
を選択
パーティションを指定できるようですが、Automatic
を選択
任意のパッケージを追加できるようですが、追加せずに次へ
任意の名前を設定
設定内容を確認して、Create Image
をクリック
しばらく待って、Buildが終わったらイメージをダウンロードします。
6時間でExpireしてしまうようです。
Object Storageへのアップロード
ダウンロードしたRHELイメージをOCIのObject Storageにアップロードします。
インスタンスの作成
カスタムイメージの作成
アップロードしたRHELイメージから、カスタムイメージを作成します。
コンピュート
→カスタム・イメージ
→イメージのインポート
をクリック
ここでは、このように設定して、イメージのインポート
をクリック
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
名前 | (任意の名称) |
オペレーティング・システム | Linux |
オブジェクト・ストレージ・バケットからインポート | (選択) |
バケット | (イメージをアップロードしたバケットを選択) |
オブジェクト名 | (イメージ名を選択) |
イメージ・タイプ | QCOW2 |
起動モード | 準仮想化モード |
インポートが成功し、アイコンがグリーンに変われば完了です。
今回は10分ほどかかりました。
インスタンスの作成
インスタンスを作成します。
インスタンス作成時のイメージの変更でカスタム・イメージ
を選択して、作成したカスタムイメージを選択します。
そのほかは任意の設定でインスタンスを作成します。
ログイン
インスタンスが起動したら、パブリックIPアドレスを確認してSSHでログインします。
% ssh -i <ssh-key> cloud-user@129.xx.xx.xx
・・・
[cloud-user@rhel-20230201 ~]$ cat /etc/redhat-release
Red Hat Enterprise Linux release 9.1 (Plow)