#はじめに
Certified Kubernetes Administratorを受験して取得できましたので、私が勉強してきた記録を書きたいと思います。
既に色々な方が書かれていますが、これからCKAを受験される方の参考になれば幸いです。
#試験内容
こちらに書かれています。
私が受験した時のバージョンは1.19でした。また、昔は試験時間が3時間だったようですが、今は2時間に変わっています。
バージョンと試験時間は受験される前に確認した方がいいと思います。
マニュアルを見ながら受験できますが、1から調べてると時間が足りなくなりますので、マニュアルのどこに何が書いてあるかは把握しておく必要があります。
#事前準備
##学習
試験はコマンド操作が必要ですので、実際に手を動かさないと合格は難しいと思います。
以下の2冊を実際にKubernetesクラスタを作って操作して勉強しました。また、やりっぱなしだとすぐに忘れてしまうので、Qiitaに自分の言葉で検証結果をまとめました。
Kubernetes完全ガイドは、言わずと知れたバイブルですね。初版でずっと勉強してましたが、v1.18に対応した第二版も買いました。
Kubernetes実践ガイドは、タイトルの通りKubernetesそのものよりは、どう活用するかが多いので、試験対策としてはなくてもいいかも知れません。
本で一通り勉強した後、以下のUdemyのコースを2周くらいしました。
Certified Kubernetes Administrator (CKA) with Practice Tests
Kubernetesの基本から講義してくれるので、英語が得意だったらこのUdemyの講座から始めても良いかもしれません。私は英語が苦手なので、Kubernetesを一通り理解してからじゃないと難しいと思いました。
模擬試験もありますが、本番はこれよりも難しいと感じました。
##申し込み
Linux Foundationのサイトから申し込みます。申し込み方は忘れてしまいましたが、特に難しいことはなかったと思います。
ここに申し込み方法なども書かれています。申し込み方法だけでなく、試験環境なども書かれていますので、試験までに一通り目を通しておいた方がよいです。
Candidate Handbook
#試験当日
##会場準備
私は自宅の寝室に机がありますので、そこで受験しました。
基本的に机や壁、室内には何もない必要があります。
試験前にWebカメラで室内や机の上を映すように指示があります。机の上のデスクマットにシミがあったのですが、マットも外すように言われました。
##PC
試験はChromeのブラウザ上で実施します。開いていいタブは試験を操作するタブとマニュアルを開くタブの2つだけです。
自分のPCで試験を受けますので、ほかのページを開こうと思えば開けます。が、開いたら多分失格になると思いますので、間違えて開かないように気を付けました。
また、よく使うマニュアルのページはブックマークしておきました。
##受験
試験開始時間の15分前から試験会場?に行けます。私はCKA-JPで申し込んだので、試験官は日本語だと思ったのですが、英語でした。
パスポート見せたり、部屋や机のスキャンの指示が終わったら試験開始になります。試験は日本語でした。
受験してみて私が思った気を付けることは以下になります。
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自分がログインしているサーバを意識する
試験では、1つのターミナルで複数のサーバを操作します。今自分がどのサーバにログインしているのかわからなくなって、何度か手戻りがありました。 -
時間に気を付ける
試験時間が2時間ですので結構ギリギリでした。分からない問題も何題かありました。
わからない問題にこだわってると時間がなくなりますので、少し考えてわからない問題は飛ばして、できる問題を確実に終わらせるようにしました。
また、Podなどを作る際にyamlファイルを作ってると時間がなくなりますので、kubectl run
コマンドやkubectl create
コマンドなどでyamlファイルを作らずに各リソースを作れるように練習しました。 -
できる限りコピペする
コマンドやオプションはタイポしてもエラーになって分かりますが、指定されたパラメータ値などはタイポしてもエラーにはなりませんので、どんなに打ち慣れたワードでも基本的にコピペしました。
#結果
ダメかなと思ったのですが、何とか1回で合格できました。
私は試験の翌日に結果がメールできました。