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OCIのモニタリングサービスでインスタンスの死活監視を設定する

Last updated at Posted at 2022-03-16

はじめに

OCIのインスタンスの死活監視をモニタリングサービスを利用して設定します。

参考情報

インスタンスのモニタリング有効化

モニタリングサービスで監視するためには、対象インスタンスのモニタリングを有効にする必要があります。

監視対象のインスタンスの「Oracle Cloudエージェント」→「コンピュート・インスタンスのモニタリング」が有効になっていることを確認します。
デフォルト設定は有効です。

インスタンス  Oracle Cloud Infrastructure - Google Chrome_2022-3-16_14-41-52vv.png

アラーム定義

OCIコンソール左上のハンバーガーメニューから「監視および管理」→「アラーム定義」を選択します。

ホーム  Oracle Cloud Infrastructure - Google Chrome_2022-3-15_10-4-18vv.png

コンパートメントを確認、選択して「アラームの作成」をクリックします。

アラーム定義  Oracle Cloud Infrastructure - Google Chrome_2022-3-15_10-4-35vv.png

アラームの設定

一例として以下のように設定します。
今回の死活監視ではアラームのベストプラクティスに則って、CPUのメトリクスが5分間なければ、インスタンスが落ちていると判断します。

アラーム定義  Oracle Cloud Infrastructure - Google Chrome_2022-3-16_13-11-47vv.png

アラーム定義  Oracle Cloud Infrastructure - Google Chrome_2022-3-16_13-14-12vv.png

各設定項目は以下のように設定しました。

設定項目 設定内容
アラーム名 任意の名前を設定
アラームの重要度 ここではインスタンスの死活監視なので、「クリティカル」を選択
アラーム本体 任意のメッセージを設定
タグ(オプション) 任意に設定
コンパートメント コンパートメントを選択
メトリック・ネームスペース oci_computeagentを選択
メトリック名 CpuUtilizationを選択
間隔 5mを選択
統計 任意
今回はCPUメトリクスがある/ないを判断しますので、この設定は関係ありません
ディメンション名 resourceDisplayNameを選択
ディメンション値 作成済みの監視対象インスタンスを選択
演算子 「なし」を選択
トリガー遅延分数 トリガーを検知してからアラームを発するまでの遅延時間を設定
宛先サービス Notification Serviceを選択
トピック 設定済みのトピックを選択
ない場合は、右上の「トピックの作成」をクリック
メッセージの書式 好みに応じて選択
通知の繰返し 同じ通知を繰り返したい場合、選択
通知の抑制 メンテナンスなどで通知を抑制したい場合は選択し、時間を設定
アラームの保存 クリック

設定が完了すると以下のような画面になります。

アラーム定義  Oracle Cloud Infrastructure - Google Chrome_2022-3-16_13-34-6vv.png

動作確認

監視対象のインスタンスを停止して、アラームが発動するか確認します。
インスタンス停止後しばらくすると、以下のようにアイコンが炎上しているようになります。

アラーム定義  Oracle Cloud Infrastructure - Google Chrome_2022-3-16_13-46-5vv.png

Notificationでメール送信を設定しておくと、以下のようなメールが送信されます。
Notification.png

インスタンスを起動すると、モニタリングの炎上アイコンがグリーンのOKアイコンに戻って、メールでも通知されます。

補足事項

(補足1)トピックの作成

作成済みのトピックがない場合、アラームの作成で作成できます。
「トピックの作成」をクリックすると、以下のような設定項目が表示されます。

アラーム定義  Oracle Cloud Infrastructure - Google Chrome_2022-3-15_10-23-2vv.png

設定項目 設定内容
トピック名 任意の名称を設定
トピックの説明 任意の説明を設定
Subscription protocol ここでは「電子メール」を選択
サブスクリプション電子メール 通知メールアドレスを設定

各項目を設定し、「トピックとサブスクリプションの作成」をクリックすると、以下のようなメールが届きます。

Oracle Cloud Infrastructure Notifications Service Subscription Confirmation - メッセージ (HTML 形式) _2022-3-15_10-24-3vv.png

メールの「Confirm subscription」をクリックします。
クリックすると、以下のような画面が表示されて、トピックがサブスクライブ(有効)されます。

httpscell1notificationap-tokyo-1oraclecloudcom20181201subscriptionsocid1onssubscriptionoc1ap-tokyo-1_2022-3-15_10-24-26vv.png

(補足2)プライベートサブネット上のインスタンスの監視

プライベートサブネット上のインスタンスを監視するためには、メトリックをモニタリングサービスに送信するために、サービスゲートウェイが必要になります。

日本語のマニュアルだと翻訳がわかりにくいのですが、サービスゲートウェイの作成でALL リージョン Services in Oracle Services Networkを選択します。

仮想クラウド・ネットワーク  Oracle Cloud Infrastructure - Google Chrome_2022-3-22_9-35-59vv.png

作成したサービスゲートウェイをプライベートサブネットのルートテーブルのルートルールに追加します。

仮想クラウド・ネットワーク  Oracle Cloud Infrastructure - Google Chrome_2022-3-22_9-42-0vv.png

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