はじめに
一昔前までは大変だったOracle DBの構築も今やOracle Cloudのコンソール上で簡単にできるようになりました。その分、構築後にどうすればいいかわからなかったので、今更ではありますがOracle DBの基本を学んでいこうと思います。
Oracle Masterを取るとかではなく、必要最低限の操作を身につけることを目的にしています。
まずはOracle CloudのBase DBサービスのDBに接続する方法を確認します。
今回は以下の3つの方法で接続しました。
- OS(SQL*Plus)から接続する
- SQL Developerから接続する
- VS Codeから接続する
なお、Base DBはパブリックサブネットにプロビジョニング済みです。
OS(SQL*Plus)から接続する
SSHでOSにログインします。ログイン方法は通常のComputeインスタンスと同じです。
su
でrootユーザ、oracleユーザになります。
$ sudo su -
Last login: Sun Jul 16 10:55:53 JST 2023
There were 49 failed login attempts since the last successful login.
# su - oracle
Last login: Sun Jul 16 10:55:55 JST 2023
sqlplus
でsysdbaとしてDBに接続します。
$ sqlplus / as sysdba
SQL*Plus: Release 19.0.0.0.0 - Production on Sun Jul 16 11:17:41 2023
Version 19.19.0.0.0
Copyright (c) 1982, 2022, Oracle. All rights reserved.
Connected to:
Oracle Database 19c Standard Edition 2 Release 19.0.0.0.0 - Production
Version 19.19.0.0.0
SQL>
SQL> select banner from v$version;
BANNER
--------------------------------------------------------------------------------
Oracle Database 19c Standard Edition 2 Release 19.0.0.0.0 - Production
SQL Developerから接続する
SQL Developerの左上の+
アイコンをクリックします。
以下のように入力して、テスト
をクリックして何も表示されなければOKです。保存
をクリックして接続を保存します。
各設定値
- Name
- 任意の名称
- 認証タイプ
- デフォルト
- ユーザ名
- 接続するユーザ名
- ここでは
sys
で接続します。
- パスワード
- Base DB作成時に設定したパスワード
- ホスト名
- ノードのIPアドレス
- ポート
- 1521(デフォルト)
- 事前にセキュリティリストで1521のイングレスを許可しておきます。
- サービス名
- コンソールのDBの情報から
DB接続
をクリックし、以下の画面の簡易接続
の接続文字列をコピーします。 - 文字列のうち、
/
から後ろ(DB0714:DB名)をサービス名に設定します。
- コンソールのDBの情報から
接続
保存した接続をクリックすると接続画面が出てきますので、ユーザ名とパスワードを再度入力して接続します。
SQLを実行して、同じ結果になることを確認します。
VS Codeから接続する
拡張機能のインストール
VS CodeにOracle Developer Tools for VS Code
をインストールします。
DBへの接続
左メニューのディスク(シリンダー)のアイコンをクリックして、+
をクリックします。
以下のように入力します。
入力値はSQL Developerと基本的に同じです。
成功すると、このように表示されます。
これをクリックすると、パスワードの入力画面になり、パスワードを入力すると以下のようにDBに接続します。
SQLの実行
DB接続を右クリックからOpen New SQL File
をクリックします。
同様に以下のSQLを入力して実行します。
このように表示されます。