Zennにも筆者本人が転載済
環境
Ubuntu18をVirtualbox/Vagrantの仮想環境で動かしている。
$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="18.04.3 LTS (Bionic Beaver)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.3 LTS"
VERSION_ID="18.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=bionic
UBUNTU_CODENAME=bionic
設定方法(5つ)
(1)/etc/localtimeを変更
$ cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
上記だけで他のユーザーも同様のタイムゾーンに設定される。
(2)環境変数TZを設定
$ export TZ="Asia/Tokyo"
上記の設定は現在のユーザーにしか適用されない。
(試しに現在のユーザーで上記の環境変数を設定した後にrootになってからuptimeコマンドを打ってみればわかる。)
(3)tzselectコマンドから設定すべきタイムゾーンを知る
tzselect自体はタイムゾーンの値を確認するための対話コマンド。
上記のように質問が来るので数字を入力してEnterすることで選択を進めていく。
上記の
TZ='Asia/Tokyo'; export TZ
を~/.bash_profileに於けばそのホームディレクトリのユーザーのタイムゾーンは変更される。
もしくは/etc/timezoneに
Asia/Tokyo
を記入する。(これで全ユーザーに適用される)
(4)tzconfig(もしくはdpkg-reconfigure tzdata)で設定
$ tzconfig
WARNING: the tzconfig command is deprecated, please use:
dpkg-reconfigure tzdata
tzconfigは最近のLinuxディストリビューションでは使えないみたい。。。なのでお勧めされている『dpkg-reconfigure tzdata』を使ってみよう。
-- rootユーザーに切り替えてからやるかsudoでやるように
$ sudo dpkg-reconfigure tzdata
下記のようにカラフルな選択画面が出てくる。
上記で選択をしていけば、どのユーザーでもタイムゾーンは統一される。
(5)timedatectlで設定
$ timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
$ cat /etc/timezone
Asia/Tokyo
問題なく全ユーザーのタイムゾーン設定が出来ている。
ちなみに余談だがtimedatectlコマンドを用いれば下記でタイムゾーン表記の確認も出来る。
$ timedatectl list-timezones | grep -i tokyo
Asia/Tokyo
※『grep -i』は大文字小文字を区別せずに文字検索する
本日は以上です。