1. TAB譜の見方・解説
TAB譜は「ギターのどの弦の何フレットを押さえるか」を数字で表した譜面です。
基本構造:
e|----------------| ← 1弦(細い弦)
B|--0--0--5--5----| ← 2弦(B弦)
G|----------------|
D|----------------|
A|----------------|
E|----------------| ← 6弦(太い弦)
- 各行はギターの弦を表し、下が太い弦(6弦)、上が細い弦(1弦)です。
- 数字は押さえるフレットを示します:
-
0
→ 開放弦(何も押さえない) -
5
→ 指板の5フレットを押さえる
-
- 横に並ぶ数字は、演奏する順番です。
具体例として、キラキラ星のTAB譜の意味
B|--0--0--5--5----|7--7--5---------|
- 2弦(B弦)の開放弦を2回 → 5フレットを2回 → 7フレットを2回 → 5フレット
- これは「Twinkle, twinkle, little star」の音階に対応しています。
2. TAB譜の作り方(手書き or ツール)
手書き(テキスト)
- テキストエディタで6行作り、弦名(e, B, G, D, A, E)を左に置きます。
- 演奏順に数字を入力し、休符は
--
やスペースで調整します。 - 歌詞と対応させるには、別行で歌詞を入れるのが良いです。
自動作成ツール
- TuxGuitar
- MuseScore
- Guitar Pro(有料)
3. TAB譜を再生する方法
方法1:TuxGuitar(おすすめ)
- 公式サイトからTuxGuitarをダウンロード
- 新規ファイル作成 → 楽器に「ギター(標準チューニング)」を選択
- 小節に音を打ち込む(フレット番号を入力)
- 再生ボタンで確認(MIDI音源)
形式の保存例:
-
.tg
:TuxGuitar形式 -
.gp5
:Guitar Pro形式にエクスポート可能 -
.mid
:MIDI形式で書き出し可能
方法2:MuseScore + TABモード
- MuseScoreをインストール(https://musescore.org/ja)
- 新規作成 → 楽器で「Guitar Tablature」を選択
- 音を入力 → 音声再生・PDF保存も可能