Laravel Tinkerの使い方
Laravel Tinker
は、Laravelでインタラクティブにアプリケーションを操作できるREPL(対話型シェル)だ。データベースにアクセスしたり、Eloquentモデルを操作したり、特定のメソッドを試したりするのに便利。
Tinkerを起動する
まずは、ターミナル(コマンドライン)を開いて、プロジェクトのディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行する。
php artisan tinker
これで、Tinkerが起動し、Laravelアプリケーションの環境にアクセスできるようになる。
基本的な使い方
1. Eloquentモデルの使用例
データベースからレコードを取得したり、作成したりする際に便利だ。
// すべてのユーザーを取得
App\Models\User::all();
// IDが1のユーザーを取得
$user = App\Models\User::find(1);
2. 特定のメソッドを実行する
Eloquentモデルやカスタムクラスのメソッドを試したい場合は、インスタンスを作成してメソッドを呼び出すことができる。
// メソッドを実行する例
$user = App\Models\User::find(1);
$user->someMethod(); // someMethodを実行
3. 静的メソッドの実行
// 静的メソッドを実行する例
App\Services\SomeService::someStaticMethod();
ファサードを使用する
LaravelのファサードもTinker内で使用可能だ。
// キャッシュをクリア
Cache::flush();
Tinkerを終了する
Tinker
を終了するには、exit
またはquit
と入力するか、Ctrl + D
を押す。
exit
よくある使い方
- デバッグ: モデルやメソッドの動作確認に便利。
- クエリのテスト: クエリの結果をリアルタイムで確認できる。
- 開発中のサービスの実行: 新しく作成したクラスやメソッドをすぐに試すことができる。