はじめに
GPD WINという神機があります。
このデバイスを使うには固定キー機能を使うのが便利なのですが、固定キー機能には唯一欠点があってFnキーに対応していません。
つまりF1
を押す場合は依然としてあの小さいキーボードでFn
と1
を同時押ししなければならないのです。
F6
~F12
あたりのキーボードの右側の方のキーならば両手で押せるのですが、F1
~F4
あたりになるとGPD WINを落としそうになります。
なので、AutoHotkeyを使用してFn
キーのちょうど反対側についてる使用用途のよくわからないキーアプリケーション
キーをFn
代わりにしてしまいましょう!ついでに固定キー機能もつけてしまいましょう!更についでに半角/全角キーの代わりも適当につけてしまいましょう!
機能
-
アプリケーション
キーと1
~0
,-
,=
キーを同時に押すと、F1
~F12
が押されたことになります。 -
アプリケーション
キーを単独で1回押すとFn
キーが固定化されます。この状態で1
~0
,-
,=
キーを押すと、F1
~F12
が押されたことになります。-
アプリケーション
キーが固定中は、画面左上にツールチップで"Fn"と表示されます。 -
アプリケーション
キーを固定中にEsc
キーを押すと固定化が解除されます。
-
-
アプリケーション
キー単独を素早く2度押しすると、アプリケーションキーが押されたことになります。 -
アプリケーション
キーとスペースキーを押すと、半角/全角
キーが押されたことになります。
スクリプト
CoordMode, ToolTip, SCREEN
DOUBLE_TAP_INTERVAL := 200
fnlock := 0
; AppキーをFnキー代わりにする
APPSKEY::
if(0 <= A_TimeSincePriorHotkey && A_TimeSincePriorHotkey < DOUBLE_TAP_INTERVAL)
{
GoSub, FnLockOff
Send, {APPSKEY}
}
else
{
GoSub, FnLockOn
KeyWait, APPSKEY
}
Return
FnLockOn:
fnlock := 1
ToolTip, Fn, 0, 0
; SoundBeep
Return
FnLockOff:
fnlock := 0
ToolTip
; SoundBeep
Return
# If fnlock
ESC::GoSub, FnLockOff
1::
Send, {F1}
GoSub, FnLockOff
Return
2::
Send, {F2}
GoSub, FnLockOff
Return
3::
Send, {F3}
GoSub, FnLockOff
Return
4::
Send, {F4}
GoSub, FnLockOff
Return
5::
Send, {F5}
GoSub, FnLockOff
Return
6::
Send, {F6}
GoSub, FnLockOff
Return
7::
Send, {F7}
GoSub, FnLockOff
Return
8::
Send, {F8}
GoSub, FnLockOff
Return
9::
Send, {F9}
GoSub, FnLockOff
Return
0::
Send, {F10}
GoSub, FnLockOff
Return
-::
Send, {F11}
GoSub, FnLockOff
Return
=::
Send, {F12}
GoSub, FnLockOff
Return
; ついでにApp+Spaceで半角/全角
SPACE::
Send, {vkF3sc029}
GoSub, FnLockOff
Return
# If
おわりに
本当はキーボードについてるFnキーがAutoHotkeyで拾えれば一番いいのですが、Fnキーについては拾えるキーボードと拾えないキーボードがあり、残念ながらGPD WINのは拾えませんでした。拾う方法があれば教えてください。
GPD WINとAutoHotkeyの親和性はかなり高く、今回紹介したようなスクリプトの他にも、パッドをポインティングデバイスにするスクリプト、BluetoothテザリングをON/OFFするスクリプト、画面輝度を変更するスクリプトなんかも作れるので、必須ソフトウェアと言っても過言ではありません。
それでは皆様も良いGPD WINライフを!